【読むと鬱になる】闇落ち寸前マンガランキング

怖い。怖いよう。映画が面白かったからマンガも読んでみたんやけど、映像以上のエグさに吐き気がしました。人間の汚い部分や醜い部分がこれでもかと描写されているので、精神が弱っている人は読まない方がいいと思う。
めっちゃ怖いんやけど、中毒性があるというか、この刺激が癖になって、どんどん読み進めちゃう、そんな麻薬のようなマンガです。

「怪しい新興宗教にハマるなんてありえない」と思っている人でも、十年に一度くらいは、どん底で誰でもいいから助けてほしいと思う瞬間があるのでは？
そんなときに自分を救ってくれる人が現れたらあなたはＮＯと言えるだろうか。本作は、新興宗教のカリスマ教祖にまつわる闇を描いてます。
ラスト、人間の弱い心につけ込んでいた教祖自身の心の闇の深さを見せつけられ、背筋が凍りました。最後まで目が離せない一作。

自分の意志に反して、身体を売らされ、そうしないと生きていけなかった女性たちが、日本にもその昔いたらしい。
本作では、遊郭に身売りされた女性たちの生きざまが描かれているねんけど、ギリギリの精神状態でもがき苦しみながら、地獄の中で希望を見つけようとする姿が痛々しく、思わず涙してしまいます。悲惨な描写がこれでもかと続くので、心してご覧ください。

子供は無邪気だ、というイメージがあるけど、無邪気さゆえに恐ろしいことを平気でしてしまうという側面もあるよね。
本作では、「最強のロボットを作って世界を征服しよう」と考えた少年が、独裁者として徐々に狂っていくさまが描かれています。自分が世界の中心かのようにふるまう少年たちから目が離せず、彼らの繁栄と破滅を見届けたくなるのです。

電車の中で読むのはおススメしません。
なぜなら、結構エロいシーン多めやからです。「クラスメイトで殺し合いをする」という過激な設定の本作は、エロい&グロイシーンのオンパレード。
初めて本作を読んだときは、夢で女子高生の殺人鬼に追いかけられる夢を見たほどです。アドレナリンが出まくって野蛮な気持ちになるから、刺激が欲しいという人にはかなりお勧めできる一作。