あらすじ北海道・北星学園余市高等学校、傷を抱え、居場所を求めてやってきた生徒たちの最後の砦――。社会科教諭として教鞭をとる義家弘介、彼もかつて学校や家庭から弾き出され北星余市に辿り着いたひとりの生徒であった。北海道で初めて感じた、手を差し伸べてくれる大人たちの真摯なあたたかさ――。この物語は、ある事件により廃校を余儀なくされそうになった母校・北星余市を守るため、彼が決意をもって講壇にたち、メディアにでるまでのたたかいの記録である――。