あらすじ「あんたも誰かのお迎え待ってるの?」――私は今日も「わかれよう」の5文字も送れない―…。家に滅多に帰ってこない同棲中の彼を待ち続けている、椎野知子。連絡も一方的で、長い間会えない日々。ある日、ふと立ち寄ったペットショップで置き去りにされた犬に、知子は自分を重ねてしまう。甲斐甲斐しく通う知子を見ていた店長・奥谷亨は、そんな彼女の心を見透かしていて――…。触れ合うほどに、罪。戸惑いと誘惑の物語。
バナナさん通報5.0次の恋をしたから、ラクで楽しくて幸せというわけではなくやっぱり色んな不安はついてくる。笑えるオチの短編も好きだけど、長編でじっくり描かれるはるこさんの恋愛、好きです。どうしようもなく好きな時つきまとう不安とか、丁寧に描かれてる。2020/01/20いいね(1)
ブドウさん通報5.0つかみどころのない彼が、徐々に自分の世界を見せてくれるんだけど…それはそれで切なくて、なかなか大変な相手で犬のお世話よりも、めんどくさい。2020/01/20いいね
モモさん通報5.0元カレは、悪い人ではないんだよね。心配事は負担をかけたくなくて1人で抱え込み、家賃・光熱費はきっちりシェアする常識人 笑。すれ違わなければ結婚して、それなりの安定があったのかもしれない。でも、タイミングが悪かっただけでなく、絶対にこの人でないとっていう決め手もないまま距離ができて弱ってる時に、強烈な個性を放つ別の人と知り合ってしまった。ヒロインの自分へのつっこみが、いちいちせつないです。オトナは、ほろ苦い。2020/01/20いいね(1)