あらすじ私には6歳の時に亡くなった双子の兄がいた。遊びに出かけ、帰りの遅い私を捜しに行った際に車にはねられたのだ。嘆き、悲しみにくれていた時、どこからか兄さんの声が聞こえる。「おまえの手足は僕のもの、その心臓は僕のかわりに脈を打つ、もしも誰かがおまえを横どりするのなら…」兄の亡霊に束縛された妹の恐怖心霊体験を描いた「万華迷宮」他、全3編を収録した月森雅子のホラー短編集!