あらすじ人間が突然かき消すようにいなくなる。たびたびおこるそういう事件を昔の人は「神隠し」とよんだ。子供の頃、私は人の心を見ることができた。しかし、その力のせいで両親にも友達にも気味悪がられた。だけど、その力はいつしか消えていった。そして16歳のある日…友人である「としえ」が片足を失い、恐怖に怯えながら私に助けを求めている夢を見る。その後、としえが行方不明だという報告を聞くのだが……!?表題作「神かくし」を含む全3編を収録したホラー作家・月森雅子の珠玉の短編作品集!