「あなたに伝えなければいけないことがあります」売れっ子小説家の相楽樹月は、担当編集の佐谷真琴のことが出会ってからずっと苦手だったが、共に執筆活動をしていく中で少しずつ関係を深めていた。ある日、佐谷の卒業アルバムを見た相楽は、10年前に自分が小説家を強く目指すきっかけをくれた高校生が佐谷であったと知る。「彼に想いを伝えたい」そう思いながらもなかなか踏み出せない相楽は、佐谷の愛読書を糸口にしようと本屋へ誘うのだが――。《収録内容》◆『この感情にタイトルをつけるならば』9~13話◆描き下ろし15P◆電子限定描き下ろし漫画