あらすじイーディスは魔族を払う力に目覚め、聖女として一歩ずつ成長するも、歴代の聖女たちの成した偉業や実績に比べ、自分がいかに何も成しえていないか悩む日々を送っていた。 そんな中、神官のエドワードからの依頼で、魔族に憑依された貴族を見つけるため、王都の夜会にウォルターと共に参加することになった。 ところが夜会のために訪れた王都のピルスナー家で、天井裏に隠れていた密偵に襲われかけ、不思議な忠告を聞いた。もしかすると魔族絡みなのかもしれないと考えたイーディスとウォルターは手がかりを探すため、イーディスが育った孤児院へ向かった。 孤児院の焼け跡で偶然再会した昔馴染みから話を聞くが、ますます謎は深まるばかりだ。疑問を抱えたまま、イーディスはウォルターと夜会に参加することになるのだが……。 信頼という形でゆっくりと心の距離を縮めていくイーディスとウォルター。番外編にはイーディスを気にかけるウォルターの密かな日課の様子を収録。