♪あかいたてがみ、かっこいい。つよい、マーさま、おとおりだ♪ 大きな声で歌いながらやってきたのは、赤いたてがみが自慢のライオンのマー。いつも草原をいばりながら歩くので、動物たちは困っていました。嵐の日、動物たちは家に逃げました。それを見たマーは、みんなを弱虫よばわりして、嵐に向かって「こんなのなんともない!」といばりました。すると、急に強い風が吹いて、マーの自慢のたてがみは空高く舞い上がりました。必死に追いかけましたが、見失ってしまい、どんなに探しても見つかりません。たてがみのないマー。緑の葉っぱをたてがみがわりにしたマー。でも、ちっとも強そうではありません。動物たちは笑いました。すると、マーはそれから家から出てこなくなりました。はじめは静かでいいと思った動物たちも、マーが心配になり、みんなでたてがみを探しました。でも見つかったたてがみはボロボロ。そこで、動物たちはそのたてがみを・・・・・・。