「さあ、行こう」未知の世界である2.5次元舞台。その舞台への第一歩を踏み出す―。中学時代、野球で挫折し腐っていた主人公の飛鳥はたまたま観た映画のワンシーンに救われ、映画の世界にどっぷりとハマっていく。高校二年の冬、進路を迷う飛鳥は姉からの後押しで俳優オーディションを受けることに。順調に進み、準グランプリになるも現実は想像していた華やかなものではなく五年経った現在、端役ばかりで名前も覚えてもらえない『脇役』となってしまっていた。そんなある日、マネージャーから『2.5次元』の舞台のオーディションを勧められる。印象は良くなかったが、選べる立場ではないと会場に向かったが―。