あらすじ生温い風が吹く日は、得体の知れない何かが海からやって来る――病で床につく祖母の家を7年ぶりに訪れた晴代。彼女はそこで、生温い風が吹くのを感じていた。すると、街では時代遅れの着物を着た子供の姿を見かけるようになり……。おばあちゃんの言っていた“何か”とはなんなのか。晴代は無事に帰れるのか。【収録作品】・魔の風が吹く・夜の底からやってくる