舞台は現代・東京。全身の血を吸われた死体がいくつも発見される事件が発生し、ちまたでは吸血鬼が出現したと騒がれていた。吸血鬼の有力候補として挙げられていたのは、都内にドイツのノイシュバンシュタイン城そっくりの建物を持つドイツ人老科学者・ゲルハルト・シュミット。この男にインタビューをするため、編集者・宮川と記者・瞳子(とうこ)、同僚・卓が城へ向かう。しかし、城のまわりには行く手を阻む迷宮庭園が作られていた!3人は迷宮を抜けられるのか、事件の犯人は……。(華麗なる恐怖シリーズ第2巻)【収録作品】・負の結晶・青龍沼異聞・迷宮城・隠ヶ島(おぬがしま)・花嫁のためいき・笑う道化師