帝国軍をのけ、本当に北域に王国を作ってしまった晴凛たち。犂山の強い勧めもあって、晴凛は 「北域王」 を名乗ることになるのであった。本人すら思いもよらぬ、引きこもりの放蕩息子が玉座につくという、まさかの展開である。 伏龍の宣伝工作もあり、「北域の独眼竜」 の触れ込みの晴凛の許に続々と人が集まり始める。まずは国作りということで内政にいそしむ反乱軍の面々。ミーネとシャールがまた女の誇りを賭けて勝負するという、平和だが騒がしい日々を過ごす一方で──。南域でも北に呼応するかのように、怪しい動きが出始めるのであった。 帝国はついに激動の時代に突入し!? 大人気シリーズ、第7弾!