三浦光世・綾子夫妻が<家庭とは何か><夫婦とは何か>を掘り下げて語りあっ
た、現代人も心動かされる対談集。
1959年に結婚した三浦光世・綾子夫妻はひとつの机に向かって仕事も私生活もずっと共にしていた。
そのふたりが<家庭とは何か><夫婦とは何か>を深く掘り下げて語りあった、現代人も心動かされる対談集。
「一人の男と一人の女が一つ屋根の下に住むということは、要するに住んでみなければわからないことなのだ。<中略>だから、《わたしだから》こういう家庭をつくれたとか、《あの人だから》ああいう家庭しかつくれないとは、いえない問題であろう。要するに二人の関係においてつくり出されるのが、家庭ということであろう」と綾子は前書きで綴っている。夫婦が、または一組の男女が真に幸せになる為には何が一番必要なのか、考えさせられる一冊である。