窮地を救ってくれた麗しき執事は、正体を隠した億万長者。なぜ私に優しくするの――?
アシュリーは夫の死後、女手一つで幼い息子を育てている。これまで必死にがんばってきたけれど、今日は運の悪いことに、悪質な客が居座ってアシュリーを怒鳴りつけ、暴力沙汰を起こそうとしていた。困ったわ、どうしよう……。「お客様を玄関までお送りしましょうか、マダム?」絶妙のタイミングで颯爽と、執事の佇まいの紳士が現れたのだ。いったい誰? 謎のハンサムな紳士ハリーの目の輝きに励まされ、アシュリーの心は瞬時に沸き立った。「ええ、お願い」その日からハリーは彼女の執事となった──その正体を隠したまま。
*本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。