花嫁は醜いあひるの子

既刊(1巻)

花嫁は醜いあひるの子

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600
無垢な乙女はただ知りたかった。愛される喜びを……一度でいいから。 きっと失敗する。花婿は立ち去り、家族は路頭に迷ってしまう。なぜなら、私は“デュカス家の醜いあひるの子”だから。雄々しいギリシアの海運王ダーメンが待つ祭壇まで歩く間、姉の身代わりとなったカッシアは花嫁のベールの奥で震えていた。ところが、ダーメンは政略結婚を中止にはせず、彼女はそのやさしさにほっとするが、次の瞬間こう言われる。「僕がほしいのは君ではない」そしてなぜか、新婦の唇を奪った。キスは罰のようだったのに、カッシアの体には甘い震えが走った。愛のない結婚で夫に惹かれるほど、つらいことはないのに……。 ■家業のためにどうしても結婚を成立させたい父によって、億万長者の妻となったヒロイン。でも面識があったにもかかわらず、ヒーローは彼女の名前さえ覚えていないありさまで……。冷たい夫に何度拒絶されても、愛を求めるヒロインがけなげな一作です!
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あらすじ

無垢な乙女はただ知りたかった。愛される喜びを……一度でいいから。 きっと失敗する。花婿は立ち去り、家族は路頭に迷ってしまう。なぜなら、私は“デュカス家の醜いあひるの子”だから。雄々しいギリシアの海運王ダーメンが待つ祭壇まで歩く間、姉の身代わりとなったカッシアは花嫁のベールの奥で震えていた。ところが、ダーメンは政略結婚を中止にはせず、彼女はそのやさしさにほっとするが、次の瞬間こう言われる。「僕がほしいのは君ではない」そしてなぜか、新婦の唇を奪った。キスは罰のようだったのに、カッシアの体には甘い震えが走った。愛のない結婚で夫に惹かれるほど、つらいことはないのに……。 ■家業のためにどうしても結婚を成立させたい父によって、億万長者の妻となったヒロイン。でも面識があったにもかかわらず、ヒーローは彼女の名前さえ覚えていないありさまで……。冷たい夫に何度拒絶されても、愛を求めるヒロインがけなげな一作です!

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