◆フランセスカが秘書として仕える社長オリバー・ケンプは、
恵まれない環境から一代で地位と財産を築いた野心家だった。
そのせいか、横柄で威圧的で……でもぞくっとするほどハンサム。
フランセスカの裕福な父親に見込まれて頭角を現した彼は、
いつもフランセスカを甘やかされた子ども扱いしたけれど、
彼女はいつしかオリバーを愛していた。
ある夜、一度だけ情熱が交差する。
だがそのあとに待っていたのは、冷たい男の拒絶だった。
“ぼくはなんの約束もできない、これは体だけの関係だ”と。
そんな情事の代償は、思いがけない妊娠だった。■追い打ちをかけるように、オリバーの元婚約者の身代わりに抱かれ
たと知って、フランセスカは絶望の淵へつき落とされてしまいます。
伝えられない想いが切ない、C・ウィリアムズのめくるめく愛の迷宮。