あらすじ辻村深月が選び抜いた巨匠の妖しい美の結晶大乱歩没後50年を記念する傑作選第3弾は、猟奇の美に焦点を当てる。恋する美女に嘲笑された孤独な男の妄執を綿密に描く「蟲」。四肢を失って帰還した軍人と妻の関係を描いた名作「芋虫」。さらに「盲獣」「鏡地獄」「押絵と旅する男」など全9編を収録。【目次】「白昼夢」「鏡地獄」「芋虫」「人でなしの恋」「蟲」「押絵と旅する男」「防空壕」「目羅博士の不思議な犯罪」「盲獣」随筆「残虐への郷愁」随想「レンズ嗜好症」随筆「妖蟲」監修・新保博久