【千万の詩より、雄弁な口づけ。】郎千秋(ラン・チエンチウ)、そして四大害・戚容(チーロン)との複雑な関係が明らかになった謝憐(シエ・リェン)。その過去に天界は騒然として、三度目の追放を願い出た謝憐は君吾(ジュンウー)から禁足を命じられる。だが、そんな彼を天界から攫い、「あなたは間違っていない」――そう言って千々に乱れた心を受け止めてくれたのは、他でもない花城(ホワチョン)だった。菩薺観へ戻り、戚容や子供たちと奇妙な共同生活を送る謝憐は、依頼を受けてとある異象の調査へ。霊との攻防の中で湖へ飛び込むと、突然水中で誰かに口づけられる!瞠目しながら謝憐が感じたのは、柔らかな唇、力強く腰を抱く腕、そして眩い赤色で――。※本作品には挿絵はございません