あらすじイヴリル公国の悪鬼と恐れられる、北方将軍ヴァン・ラングレン―― 大の男も裸足で逃げ出す顔面凶器の凶眼男が結婚することになった。 お相手は、隣国の『恋多き』侯爵令嬢ベルニア。人の夫を平気で寝取り、幾多の恋人の仲を破壊し、散財で実家を破産寸前にまで追い込む勝手気ままな我が侭娘との、半ば押し付けられた結婚にヴァンは怒り心頭。けれど、その花嫁の正体は――身代わりに立てられた処女(おとめ)、ローゼだった。 可憐な花嫁と強面将軍が紡ぐ、年の差すれ違いラブストーリー。