精神科医であるDr.大田は、アメリカにいる友人・ジェイムズに呼ばれ、彼が面倒を見ながら治療を行っている少女・エリザベートとの対面を果たす。一見いたいけない普通の少女のように見えるエリザベートであったが、彼女は難病と言われる「解離性アイデンティティー障害」つまり、多重人格者であった。大田の患者を治そうと考えず、本人が気持ちのいいようにしたいという性質を感じとったエリザベートは、早い段階から大田に心を開きはじめるが、そんな中、エリザベートの中にある人格の中でも、超越した存在のマドンナが姿を現す――…。