水は海に向かって流れる(2)

全巻(1-3巻 完結)

水は海に向かって流れる(2)

4.6
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690
「俺がいなければ、この人の肩が濡れることはなかったのに」 高校への進学を機に、おじさんの家に居候することになった直達。 だが最寄の駅に迎えにきたのは見知らぬ大人の女性の榊さん。 案内された家の住人は26歳OLの榊さんと なぜかマンガ家になっていたおじさんの他にも 女装の占い師、メガネの大学教授と いずれも曲者揃いの様子。 ここに高校1年生の直達を加えた男女5人での 一つ屋根の下、奇妙な共同生活が始まったのだが、 直達と榊さんとの間には思いもよらぬ因縁が……。 久しぶりに始動した田島列島が自然体で描くのは 家族のもとを離れて始まる、家族の物語。 「この人がいちばん怒っているのは自分自身になのかもしれない」 10年前、父が榊さんの母とW不倫の関係にあった。事実を知った直達はどうすべきか悩むが、一方の榊さんは余計な波風が立つことを嫌い何もなかったことにしたいと望む。事情を知るのは同級生の泉谷さんと同居人の教授、ニゲミチ先生、そして直達の父。静かな緊張感の中で共同生活を送る直達と榊さんの二人は次第に10年前の事件、そして今の自分に向き合い始める。
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あらすじ

「俺がいなければ、この人の肩が濡れることはなかったのに」 高校への進学を機に、おじさんの家に居候することになった直達。 だが最寄の駅に迎えにきたのは見知らぬ大人の女性の榊さん。 案内された家の住人は26歳OLの榊さんと なぜかマンガ家になっていたおじさんの他にも 女装の占い師、メガネの大学教授と いずれも曲者揃いの様子。 ここに高校1年生の直達を加えた男女5人での 一つ屋根の下、奇妙な共同生活が始まったのだが、 直達と榊さんとの間には思いもよらぬ因縁が……。 久しぶりに始動した田島列島が自然体で描くのは 家族のもとを離れて始まる、家族の物語。 「この人がいちばん怒っているのは自分自身になのかもしれない」 10年前、父が榊さんの母とW不倫の関係にあった。事実を知った直達はどうすべきか悩むが、一方の榊さんは余計な波風が立つことを嫌い何もなかったことにしたいと望む。事情を知るのは同級生の泉谷さんと同居人の教授、ニゲミチ先生、そして直達の父。静かな緊張感の中で共同生活を送る直達と榊さんの二人は次第に10年前の事件、そして今の自分に向き合い始める。

水は海に向かって流れるのレビュー

  • ルル
    5.0

    マンガなのに小説読んでる気になる

    前作同様セリフのチョイスがいちいち好きです
    2024/02/19
  • オリーブさん
    5.0

    普通の話だな、と思った

    どこかのコミュニティでこの話を凄く良いよって推す人がいくらかいて読んでみた。
    凄く…いい…?話…とは…?
    しっくり来る話だなと思った。
    誰もが双方向に叫び合い物語展開して行くわけではないがお話ではそっちに行きがちだよね
    漫画の表現と物語展開の多様さだな…と。
    元気だしても出さなくても、怒りの対象を打破しようが放って置こうが生きてれば人生の時間は進んでいってしまう
    2023/11/29
  • dosanko
    5.0

    読後感がやばい

    全3巻 あっという間に読み終わってしまいます。すこし短いようですが読後感は最高です。こんな青春を送ってみたかったような、さすがに怖いような。この物語の登場人物全員と作者さんに幸せを!
    2023/06/03
  • リンゴさん
    3.0
    私はこの作品読むのしんどかったから、この評価です。
    2023/06/03
  • あみ@放浪中
    5.0

    これがリアルかも

    重々しいテーマだけど
    登場人物其々が少々のモヤモヤを抱えながらも比較的淡々(何故か天然が多数w)と生きていて
    妙なリアルさと切なさとの優しい日常がとても面白くて読み応えがあった
    非現実的で過剰演出なドロドロの面白さと対極にある
    「いや、実際こんなもんじゃない?」的リアルそうな面白さ

    恨み怒り続ける気力体力のない私にはストンときた
    2023/01/30