中学生の時から憧れだった秀から、ついに念願のプロポーズを受けた陽奈。ところが結婚式の衣装合わせに現れた秀は、妊娠した浮気相手を腕に抱き陽奈に言い放った。「子供デキたから、結婚はキャンセルな」これまでも何度も浮気に悩まされていたが、とうとう幸せになれると思った矢先の出来事に、立ち直れないでいた陽奈だが、従兄弟の励ましもあり忘れようと心に決める。だが事故で記憶を失ったという秀が陽奈の前に現れ、陽奈だけだと言ってすがる秀。信じてはいけないと思いながらも、決定的に突き放すこともできない陽奈は、「奴隷としてなら飼ってあげる」と持ちかける──。