あらすじ東京は丸の内に本社ビルを構える、資本金五百億円・傘下系列会社八十四社の巨大企業、明和重工は、日本を代表するビッグビジネスとして日本重工業界に君臨していた。しかし、工場の廃液が原因の水質汚染公害をいかに穏当に補償し、事なきように収めて企業のイメージを回復するか、という喫緊の課題があった。巨大企業が金の力で自らの悪を封じ込めようとする時、闇夜に“怨”が立ち上り、人の姿になって復讐の刃を研ぐ。呪われし血を流すため、現れたのは“猟奇夫人”であった!