｢青楼オペラ｣のレビュー・感想

お武家の娘・茜がとある事件をきっかけに、吉原の遊郭へ身売りされ表向きは花魁を目指しつつ、事件の真相を追うストーリー。
茜が遊女としてどんどん成長して行くんですが、展開がホントに面白くて気持ちイイ！ 神展開ってこういうことですよと声を大にして言いたい！
脇を固める朝明野花魁と紫の同性でもドキドキしちゃうムンムンぶりと、近江屋惣右助のイケメンぶりに共にハアハアしようじゃありませんか！

お武家の娘・茜が家の取り壊しにより遊郭へ身売りという、設定だけで暗いストーリーを想像しそうですが、なんのなんの、主人公は強くたくましく生きています！
しかも、近江屋惣右助というイケメンが登場して、恋の行方が気になって仕方ありません。
両者ともに相手を振り回してばかりのシーンは、むずむずしてしまうこと間違いなし。
私個人としては、茜を追って同じお店で働くことにした元使用人・利一が一押しです！

ラブストーリーだけではない面白さ！
時代は江戸時代、吉原を舞台に巻き起こるラブ×ミステリー。主人公の茜は両親を暗殺した犯人を追うために吉原に潜入する。そこで出会った惣右介と恋に落ちるが自身の立場などへの葛藤、疑念などに悩む日々。
惣右介のいい男ぶりも素敵！だけど、このマンガの面白いところはミステリーを中心に進んでいくところ。どんな展開が待っているのか、そして２人の関係からも目が離せません！

家族を殺した犯人捜しのため吉原遊郭の遊女になった武家の娘・朱音と、真相解明に協力してくれる高利貸しの若旦那・近江屋惣右助との恋。
遊郭が舞台でありながら、過激な描写は一切なく、純愛かつミステリー要素の強いのが魅力。色男で強引な惣右助がウブな朱音に迫るも、壊さないようしっかり包み込むラブシーンに萌え萌え！
当時の吉原文化もよく分かり、歴史が苦手な女子にもオススメ。