“女の子はみんな美しいお姫様になれる”笑って泣ける『海月姫』に夢中!登場人物の魅力や見所を編集部が紹介!

“女の子はみんな美しいお姫様になれる”笑って泣ける『海月姫』に夢中!登場人物の魅力や見所を編集部が紹介!

『東京タラレバ娘』『ママはテンパリスト』など数々のヒット作を送り出してきた東村アキコ先生が“自分が自分の力で変わるとは何か—”を描いたネオ少女漫画『海月姫』。 第34回講談社漫画賞少女部門賞を受賞し、アニメ化・映画化・ドラマ化もされている本作の一番の見所、「困難にぶつかりながらも成長する主人公」のクラゲ大好き女の子・倉下月海と、男子禁制・オタク女子オンリーの天水館の住人の魅力を中心に紹介します。

目次

  1. 1
    『海月姫』とは
  2. 2
    あらすじ
  3. 3
    個性的すぎる登場人物たち
    主人公:倉下月海(くらした・つきみ)
    天水館の住人『尼〜ず』
    尼〜ず(1) 千絵子さん
    尼〜ず(2) まやや
    尼〜ず(3) ばんばさん
    尼〜ず(4) ジジ様
    尼〜ず(5) 目白先生
  4. 4
    本作の見どころ
    (1)正体不明の美女
    (2)正体不明の美女。実は男だった…
    (3)蔵之介の魔法
    (4)中年童貞☆蔵之介の兄「シュウシュウ」の存在
    (5)「天水館」取り壊しの危機!?
  5. 5
    メディア情報
    TVアニメ
    映画
    テレビドラマ
    スピンオフ
  6. 6
    まとめ
  7. 7
    東村アキコの他作品
  • 『海月姫』とは

    この作品は「おしゃれ」に縁のなかったいわゆる地味女子・月海と、美しすぎる女装男子・蔵之介が繰り広げるドタバタシュールラブコメディ。 月海が暮らす共同アパート内の個性溢れるオタク女子たちのテンポの良いダメっぷりに思わず吹き出してしまうこと間違いなし。大人買い推奨の作品です。 「影野だって青春したい」「ハニーレモンソーダ」など、影のうすい女の子が新しい世界に一歩踏み出すシンデレラストーリーが好きな方にオススメです。

    あらすじ

    史上初(?)の「本格オタク女子漫画」! クラゲ大好きの女の子・倉下月海(くらした・つきみ)が暮らすアパートは男子禁制・オタク女子オンリーの天水館(あまみずかん)。ある日、月海が溺愛するクラゲ・クララのピンチを救ってくれたおしゃれ女子を部屋に泊めたら……!?

    個性的すぎる登場人物たち

    主人公:倉下月海(くらした・つきみ)

    18歳。クラゲオタク。イラストレーターを目指して鹿児島から上京。 幼い頃、母と一緒にお姫様のドレスのようなクラゲを見て以来クラゲの虜になる。 そばかすがあり、メガネ・黒髪・三つ編みが定番。服装もグレー系、茶色系、モノトーンを好み、スエット上下という冴えない格好が基本スタイル。

    天水館の住人『尼〜ず』

    風呂・トイレ共同、男子禁制の昭和レトロな外観のアパート「天水館(あまみずかん)」。 住人は全員腐った女の子で、全員が実家からの仕送りのみで生計を立てるニート集団。 「オシャレ人間は天敵」「人生に男を必要としない」などというモットーを立て、自分達を“尼〜ず”と称し、外部との接触を避けてまったりぬるま湯に浸かって暮らしている。

    尼〜ず(1) 千絵子さん

    尼〜ずの中ではしっかり者。社交性もある常識人。着物好きで、常に和服を着用している。 自分で着物を仕立てるため、和裁が得意だが、実はミシン操作も万能で手元を見ずに超高速運針ができる凄腕の持ち主。 趣味で市松人形を収集しており、それぞれ全てに名前を付けて我が娘として可愛がっている。

    尼〜ず(2) まやや

    三国志オタク。目覚まし時計の音が「董卓討つべし!」であり、漢王朝の復興を願っている。170cmの長身で、常に両手を前に出し、足先や指先を伸ばすなどの奇妙な動きをしている。 自らの切れ長の目と男性のような体型を嫌い、その目を髪で隠していたが、実はエキゾチックな顔立ちと美しいモデル体型である事が発覚。小中学生の頃のあだ名は殺し屋、高校は竹ぼうき。

    尼〜ず(3) ばんばさん

    鉄道マニア。天然パーマで、アフロヘアのような髪型が特徴。背は低め。太いシマシマ模様のトレーナーを着ている。口数が少ないが、鉄道と食べ物の話になると興奮する。 うるう年の2月29日生まれ。自称「4年に1回の誕生日だからまだ8歳」。

    尼〜ず(4) ジジ様

    枯れ専(油っ気の抜けた枯れた中高年男性を好む嗜好) 黒髪ボブカットでメガネ着用。執事カフェや、枯れた男性ウォッチングのため名曲純喫茶に入り浸る。個性の強い尼〜ずの中ではかなり地味だが、PC操作に長けているので後に重要な即戦力になる。

    尼〜ず(5) 目白先生

    天水館の謎の住人で、売れっ子BL漫画家。部屋に引きこもっているため、天水館の住人とも直接会うことはなく、ドアの隙間からメモをやりとりしている。対応に困る問題が発生した時、指示を仰ぐことも多い。原稿の締切が近づくと、天水館の住人をアシスタントとして雇うこともある。

    本作の見どころ

    (1)正体不明の美女

    ある日、月海は行きつけのペットショップで、誤った飼育方法で死にかけているお気に入りのクラゲを救出すべく、店員に交渉を試みるも持ち前の人見知りを発揮してしまい、うまく説明できずに相手にしてもらえなかった。そこに偶然通りかかった美女が、月海に代わってクラゲを助けてくれた。 月海と美女は死にかけていたクラゲを引き取り、天水館へ持ち帰った。

    (2)正体不明の美女。実は男だった…

    コミュ障の月海の石化(※おしゃれ人間や男性に対面すると石になる)なんてお構いなく、コミュ力全開の美女は眠いからとそのまま月海の部屋に泊まることに。月海は朝起きて、足元にカツラがあることに気づき、興味本位で被ったその瞬間…さっきまで隣で寝ていた美女が半裸で起き上がった。その正体が実は近所に邸宅を構える政治家一族の次男であり『蔵之介』という名のれっきとした男性だった。

    (3)蔵之介の魔法

    蔵之介は天水館の内装や雰囲気、そして月海をすっかり気に入ってしまい、男子禁制であることで気が気でない月海の不安をよそに、一応男性であることを隠しながら天水館に頻繁に出入りするようになった。 そのうちに、おしゃれに無縁な月海と尼〜ずのメンバーを美しく変身させる“原石磨き”の楽しみを知ってしまった。

    (4)中年童貞☆蔵之介の兄「シュウシュウ」の存在

    蔵之介にされるがままにおしゃれを施され、まるで別人の様な自分のめざましい変貌に戸惑うばかりの月海だったが、蔵之助の兄であるシュウシュウに初めての恋心を抱き、今まで感じたことのない感情や、胸の痛みに自分で自分がわからなくなってしまう。 ー「恋」をすると女の子はキレイになる。ー キレイにならなきゃいけないの? 「恋」とは認めたくない、でもこの気持ちが何かわからない。 揺れる乙女心。 “だって 私 べつに キレイになりたく なんか ないんです 本当に” そしてシュウシュウはおしゃれを施された月海に見事に一目惚れしてしまうが、すっぴんメガネ&おさげスウェットモードの月海と同一人物という認識ができておらず、それぞれの想いが交錯する。

    (5)「天水館」取り壊しの危機!?

    ぬるま湯生活の住人たちに、土地の再開発による天水館取り壊しの危機が訪れる。 大切な場所を失うかも…でも他に行く当てもない。それでも自分たちでどうにかできるなんて考えることなく他力本願で天水館を守ろうとしない尼〜ずに蔵之介は「泣き寝入りかよ!」と一喝。現状の尼~ずでは太刀打ちできない、まずは「鎧を身に纏え!!!!」と。 地上げ屋の女狐の稲荷に対し「立ち退く気はない、我々が天水館を買い取ってオーナーになる」と宣言し、対立するようになる。 蔵之介は、月海がデザインした「クラゲをモチーフにしたドレス」を作り、その売上で天水館を買い取ろうと動きだすが、蔵之介と月海、尼~ずのみんなに次々と困難が立ちはだかる。 月海と共に様々な障害を乗り越えていくうちに、ふとした瞬間の純真無垢な月海の表情が蔵之介の頭から離れなくなり、 “このまま月海の側にいてもいいのかな 男として?それとも女として? どうしたら一緒にいれる?” そんな想いが蔵之介の中に芽生えはじめる。 生まれた時から美しかったこの俺が、こんな地味な女に…!?自分の気持ちを受け入れられない蔵之介。 交際してないのにいきなり求婚しようとしている中年童貞☆シュウシュウ。 まだ恋を知らないクラゲオタクの少女。 3人の想いの結末はいかに・・・!?

    メディア情報

    TVアニメ

    2010年から同年12月まで、フジテレビのアニメーション枠「ノイタミナ」にて、全11回で放送された。監督に『夏目友人帳』や『デュラララ!!』などのヒット作を手がけた大盛貴弘、主役の月海役に人気声優の花澤香菜を起用している。

    映画

    2014年12月に実写映画が公開。主役の月海役に、テレビドラマ『あまちゃん』で大ブレイクした人気女優・能年玲奈を起用して話題となった。ほかのキャストでは、蔵之介役を菅田将輝、ばんば役を池脇千鶴、ジジ役を篠原ともえが演じている。また、作者の東村アキコ先生も、ファッションショーに招待されたVIP役でカメオ出演している。

    テレビドラマ

    2018年1月からフジテレビにてテレビドラマ放送開始。主役の月海役を芳根京子、蔵之介役に瀬戸康史を起用

    スピンオフ

    2009年より、本編に登場するキャラクターにスポットをあてた4~8ページの短編『海月姫 英雄列伝☆』が「Kiss PLUS」(講談社刊)誌上にて連載開始。連載後半になると、千絵子の母である千代子の韓流ドラマ追っかけ紀行が中心となる。そして千代子のエピソード部分を単行本化した際に、タイトルが『海月姫外伝 BARAKURA~薔薇のある暮らし~』(講談社刊、全2巻)に改題された。なお、それ以前の作品は、『海月姫』の単行本の巻末に収録されている(単行本第15巻で其の十一まで)。

    まとめ

    他力本願の尼〜ずが成長していく過程を見ていると、自分も頑張ろう!そう思える漫画だと思います。『海月姫』は17巻完結作品になります。1度手に取るとやめられない中毒性がある漫画なので一気読みを推奨します!

  • 東村アキコの他作品

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