胸キュン漫画のおすすめはやっぱりラブコメ。スマホで読める漫画3選

『となりの怪物くん』は、冷血女子と超問題児の出会いから始まる、青春ラブコメディです。 本編は2008～13年まで、漫画雑誌『デザート』で連載されました。その後、番外編が13～14年まで連載され、単行本の累計発行部数は、610万部を突破しています。

本作は、2018年に青春ラブコメとして映画化されて話題になりました。 吉田春は『怪物くん』と恐れられ、高校入学早々に停学となった超問題児です。そんな彼に特に興味も無かった水谷雫ですが、欠席中の春にプリントを届けたことがきっかけで、2人は急接近します。冷静で淡泊な性格の雫と友達が欲しい春は次第に絆を深め、2人の間には友情、やがては恋愛感情が芽生えていくのでした。 春や雫の孤独、葛藤に胸が痛くなるシーンもあるのですが、くすっと笑えるほのぼのシーンも満載です。特に春の突拍子もない行動と雫の反応はラブコメらしく、楽しい気分にさせてくれます。 ちなみに映画では、問題児の春を菅田将暉が、冷たい雰囲気の雫を土屋太鳳が演じました。

『となりの怪物くん』は13巻で完結していますが、本編は12巻までです。 13巻は登場人物たちの『その後』が描かれており、大人になった彼らに出会えます。 主人公の春と雫以外にも、彼らの友人の夏目あさ子と佐々原宗平、雫の弟の水谷隆也と大島千づるなど、気になる面々のその後が明らかになります。

『ハレ婚。』は、一夫多妻制が認められた町を舞台にしています。男性にとっては複数の女性を妻にできるため、『ハーレムのような結婚』、略して『ハレ婚』というわけです。 1人の男性を取り巻く女性たちの、かしましいやりとりを見ていると『ドタバタラブコメディ』という言葉がふさわしいかもしれません。 2014年から『週間ヤングマガジン』にて連載が始まりました。

ハレ婚。の舞台は、少子化対策特区として『一夫多妻制』が認められた日本のとある地方都市です。 男性からの裏切りに傷心して地元へ帰った前園小春は、家族に多額の借金があることを知らされます。 途方にくれる小春でしたが、突然現れたイケメン・伊達竜之介が借金の肩代わりを申し出ます。ただしそれには条件があり、小春が3番目の妻として彼に嫁がねばならないというのです。 迷った末に小春はその申し出を承諾し、すでに2人の妻を持つ竜之介のもとに嫁ぐことを決意します。こうして一つ屋根の下、夫1人と妻3人という奇妙な生活が始まったのです。

意表をつくストーリー展開に加え、魅力的に描かれたキャラクターと卓越した画力もこの漫画の人気の秘密です。 小春や、3人の妻を持つ竜之介をはじめ、登場する女性たちもそれぞれ美しく、完成度の高い絵を見るだけでも楽しめます。

『恋と嘘』は、自由恋愛が許されない世界で必死にもがく少年少女を描いたラブコメです。 2014年の『次にくるマンガ大賞』の『本にして欲しいWebマンガ部門』で、第3位にランクインしました。

物語の舞台は、少子化が進んだ近未来の日本です。国民は満16歳になると政府が『最良』と判断した相手が通知され、生涯をともにしなければなりません。個人の恋愛が認められていない世界で、主人公『根島由佳吏』は恋人の『高崎美咲』と、政府の定めた伴侶『真田莉々奈』の間で気持ちを揺らしてしまうのでした。 登場人物がティーンエイジャーとあって、全編通してピュアな恋愛模様が展開されます。加えて由佳吏の親友『仁坂悠介』も由佳吏に恋心を抱いているため、恋の糸はますます複雑です。 彼らのひたむきな恋愛にくすっと笑いながらも、その甘酸っぱさに胸が締め付けられる人も多いでしょう。

恋と嘘は、DeNAのマンガアプリ『マンガボックス』にて連載中のWeb漫画です。2019年5月時点では200話以上がアップされています。また、人気はWeb上のみに留まらず、15年には単行本化、17年にはアニメ化・映画化も実現しました。

一口にラブコメといっても、テイストや世界観はさまざまです。まずは無料お試しなどを利用して気軽にいくつか読んで、お気に入りを見つけてみてはいかがでしょうか。