【ネタバレ注意】『君が僕らを悪魔と呼んだ頃』記憶喪失サスペンス漫画が今アツい!編集部が登場人物と見どころをご紹介

【ネタバレ注意】『君が僕らを悪魔と呼んだ頃』記憶喪失サスペンス漫画が今アツい!編集部が登場人物と見どころをご紹介

1997年から2010年まで連載していた「イケてる2人」を描いたさの隆先生により、2017年10月より講談社のアプリにて連載が開始された『君が僕らを悪魔と呼んだ頃』。初めて、この漫画を読んだとき、ワクワクが止まりませんでした。 やばい漫画をみつけてしまった!と。今回は、登場人物をはじめ、本作の見どころを一挙ご紹介します。

目次

  1. 1
    『君が僕らを悪魔と呼んだ頃』とは
  2. 2
    あらすじ
  3. 3
    登場人物
    斎藤 悠介(さいとう ゆうすけ)
    環(たまき)
    会澤 陽二郎(あいざわ ようじろう)
    一ノ瀬 明里(いちのせ あかり)
  4. 4
    見どころ
    (1) 段々と分かっていく悠介の過去
  5. 5
    (2) 悠介への復讐
    (3) 悠介の行方不明の真相
    (4) タイトルに隠された意味
  6. 6
    編集部レビュー
  7. 7
    まとめ
  • 君が僕らを悪魔と呼んだ頃(1)

    少年・青年マンガ
    4.5
    500

    『君が僕らを悪魔と呼んだ頃』とは

    ※掌に穴が空いていたり、過激な暴力シーンなどグロテスクな描写が多々あるので、苦手な方は注意して下さい。 記憶をなくしてしまった高校生が主人公という、わりと有り触れた設定かと思いきや、本作は想像以上のドキドキが待っています。もっとも大きな特徴は、記憶を無くす前の主人公が残虐非道な悪人であったこと。 同級生へのいじめ、窃盗、挙句の果てには殺人まで犯していたという非道さです。 そんな記憶をなくした主人公が自分の過去と向き合うのが、最大の魅力でもあり、見応えもたっぷりです! 彼の非道な過去が徐々に明らかになっていく展開は、私も夢中になりページをめくる手が止まらなくなりました。 「漂流ネットカフェ」、「監禁嬢」といった現実世界の中で巻き起こる、非日常なドラマを楽しみたい方にオススメです!

    あらすじ

    ーーーーーかつて、僕は悪魔だった。 半年間の失踪を経て、それ以前の記憶の全てを失ってしまった斎藤悠介。 実感のない自分と折り合いをつけながら日々を過ごしていた彼の前に、膨大な過去の罪が立ちはだかる。知らされていた“自分”は、歪な嘘。 仮面の下にあったのは、あまりに醜悪な“悪魔”の姿。 奪われた記憶と、拭えない罪。 平穏は脆く、儚く、崩れ去る。 ――さて。俺が殺したのは、どこの誰だ?

    登場人物

    斎藤 悠介(さいとう ゆうすけ)

    本作の主人公。 高校に入学した直後に失踪。その半年後に発見されるものの、目覚めた悠介には15年間の記憶がなかった。失踪していた半年間何をしてたのか?なぜ失踪しそのような発見をされたのか?が物語の鍵となります。 「文武両道」で、「リーダー的存在」であったと、記憶をなくした後に、母親から聞く。 しかし、中学生時代の同級生からは「リンチ」「拷問」「強姦」と何でもやり、クラス全員を支配するような悪魔のような人物だったと聞かされる。 過去の自分が「悪魔」と「優等生」の裏と表の顔を使い分け、多くの人間に「復讐」される立場であることを悟るのです。 また、唯一の記憶であり、白昼夢だと思っていた人を刺殺した感触…。 教えてもらった過去の違いに戸惑いながら過去の記憶を取り戻していきます。

    環(たまき)

    世話焼きな性格な悠介の彼女。 悠介の事を好きになったときは、悠介が記憶をなくしていることは知っていた。 後に、中学生時代の同級生「一ノ瀬」と似ていることが発覚する。 悠介が徐々に記憶を取り戻すまでは普通の高校生カップルだった。 しかし、悠介が記憶を少しずつ解き明かし、「謎」に迫っていくと、悠介を恨む「復讐者」に環が狙われるのを恐れたことにより、悠介本人から、別れを切り出されます。 環自身も、惹かれた理由が、一ノ瀬に似ているところを感じとったからだったのです。 そして環は彼のことを一生懸命支えようと悠介の過去にどんどん巻き込まれていく。

    会澤 陽二郎(あいざわ ようじろう)

    記憶をなくす前の悠介の友人で、数々の悪行を悠介と一緒に行ってきた人物。 彼自身も悠介に被害を加えられる事がある。 その影響で掌にぽっかりと穴が開いている。 しかし、彼の事を恨んでいる様子はない。 記憶をなくした悠介に突如会いにきて今までにどんな悪行を行ってきたかを伝えた。 その後、悠介を過去の復讐者から守る代わりに、記憶を取り戻す手助けをするという契約を結んだ。

    一ノ瀬 明里(いちのせ あかり)

    過去に両親を殺され、祖父母に育てられた一ノ瀬。 中学生時代に悠介に強姦され、妊娠をしてしまい、自殺未遂をした過去をもつ。 学校は自主退学した。 クラスの中でも唯一悪魔であった悠介に屈服しなかったが、そのことがきっかけで、悠介の一ノ瀬への執着心に火をつけてしまう結果になってしまった。

    見どころ

    (1) 段々と分かっていく悠介の過去

    悠介の過去はストーリーが進むにつれて、どんどん明らかになっていきます。 記憶喪失サスペンスではありがちな展開かと思う方もいるかもしれませんが、彼の過去はいじめ、性犯罪、カツアゲなど前例がないくらいの悪行の数々で思わず見入ってしまいます。 彼が今までどんな悪行を行ってきたかが分かっていく展開は、手に汗握るほど、ドキドキワクワクが止まりません。

    (2) 悠介への復讐

    悠介の事を恨んでいる人は数多く存在します。 恨んでいる本人達も、実は悠介が記憶喪失になった事は知らなかったのです。 しかし、ある事がきっかけでそれが彼らに伝わり悠介への復讐を企みます。 悠介が彼らにどんな仕打ちを受けてしまうのかはぜひご覧下さい・・・。

    (3) 悠介の行方不明の真相

    記憶なくしてしまった悠介ですが、実は、記憶をなくす前に半年以上失踪していました。 彼には失踪中の記憶もないためになぜ失踪したのかは全く分かっていません。 記憶を取り戻していくうちに、ある女の子が行方不明になった原因であることがわかります。 女の子は、中学時代の彼女の一ノ瀬明里です。 一ノ瀬と悠介が一体どんな関係だったのか、大きな鍵となってくるのです。 話が進むにつれ深まっていく謎と、新たに出てくる謎は読者を興奮させてくれます。 ハラハラドキドキの展開に、1ページ1ページ、釘付けになってしまいます。

    (4) タイトルに隠された意味

    作品のタイトルである「僕 ら」の複数表現にも秘密が!? 確かに悠介の中学時代の友人たちも同じようなことをしていましたが、あまりそういったシーンが見受けられない。 むしろ、悠介のみが実行しているようなシーンばかり。 そのため『君が僕を悪魔~~』というタイトルが適しているはずでは? なのに、本作のタイトルは「僕 “ら”」と複数人表現されているのは、違和感があります。 彼以外にもさらなる人物も出てきそうな表現となっており、読めない今後の展開が非常に気になります。

    編集部レビュー

    ●子供が持つ残虐性と性的なものに目覚める中学時代のイジメという設定が絶妙! 主人公の台詞にも「こんな胸クソ悪ぃこと何度もしてたってのか?」とあるように、かなり衝撃的なシーンが多かった。 ●ページ構成がやばい!もっとも、全て衝撃的な場面だけではなく、緩める所は緩めてきちんと構成に波ができているので、1ページの情報量が多いわりには読みやすい! ●怖いもの見たさも手伝って、ページを捲る手が止められなくなります。 ●独特の世界観が癖になる!ハマる人は凄くハマりそうな作品なのかも。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか?『君が僕らを悪魔と呼んだ頃』についてご紹介しました。 とにかく衝撃的な展開と残虐性の高い描写が多く、主人公のバックグラウンドの説明や伏線も多々張られており、非常に読み応えたっぷりです。 インパクトの強い絵がページ一杯に広がることもあり、寝る前に読むとうなされそうなレベルかもです。寝る前に読む際に、覚悟して読んでくださいね!

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