バトル漫画は、男性向け漫画では絶大な人気を誇っていると言っていいでしょう。 拳1つで殴り合うようなものから、能力を駆使したスタイリッシュなものまで。ジャンルは違えど、漫画の展開を熱くする要素の1つにバトルが入っているのは間違いありません。 戦闘描写が特に熱くなれて面白い漫画作品を10選紹介したいと思います。 いわゆる人気作や名作、と言われている漫画ばかりです、是非ご覧になってください。
ワンパンマン 1
少年・青年マンガ主人公が最強で、とにかくスカッとしたバトルアクション漫画を読みたい方に、こちらは是非おすすめしたい作品です。 就職活動に行き詰っていたサイタマはある日「ヒーローになりたい」という夢を思い出し、頭髪がなくなるほどの猛特訓を重ねます。その結果、どんな怪人であろうとワンパンチで倒してしまう、まさに一撃必殺の最強ヒーローになってしまうのです。 ヒーローは大抵、何かしらの葛藤を抱えているものですが、この主人公が抱えるそれは「最強すぎるが故の孤独感」。ヒーローというよりは悪役が似合いそうですね。 いわゆる正当なヒーロー漫画ではないですが、それがこの漫画特有の面白さを支えています。 特に、村田雄介先生の画力で描かれる圧巻の戦闘シーンは必見です。
HUNTER×HUNTER モノクロ版 1
少年・青年マンガ父を探すため、息子のゴンが父の職業だったハンターとなり、仲間たちと数々の冒険を経験して成長してく冒険活劇です。 『幽遊白書』や『レベルE』でも有名な冨樫義博先生の描く大人気作品で、長期休載が多いことで有名ですが、連載再開時にはネットニュースになるほど人気な作品でもあります。 その人気は、『HUNTER×HUNTER』が掲載されている時は週刊少年ジャンプの売り上げが跳ね上がる。と言われるほど。 グロテスクな描写、作り込まれた設定や世界観、頭脳戦が主体になるバトルシーンなど、一般的な少年漫画とは一線を画した作品です。 その分説明のための文字数が非常に多く、複雑な作品ではありますが、それを補って余りあるドキドキ感を味わえます。
七つの大罪(1)
少年・青年マンガ王道のバトルファンタジーは何度読んでも面白いですよね。『七つの大罪』は、そんな感情を思い起こさせてくれるバトルファンタジーです。 王国の聖騎士の地位を追われることになった7人の大罪たちが、王国の危機に立ち向かうために繰り広げる冒険と戦いを描いています。 ストーリーこそ王道ではありますが、主人公たちは人類の敵として扱われていたり、中身が成熟していたりと、少しひねった設定が組み合わさることで、非常に読み応えのある作品です。 また、主人公格の登場人物たちにそれぞれ見せ場がきちんとあり、魅力的に描かれているのもポイント。痛快な王道ファンタジーをお楽しみください。
NARUTO―ナルト― モノクロ版 1
少年・青年マンガもはや説明不要の大人気漫画でしょう。特に海外では、忍者が人気なこともあり、アニメが80ヵ国以上で放送されているなど、圧倒的な人気と知名度を誇っています。 里長「火影」になることを目指す落ちこぼれの忍者見習の主人公・ナルトが、様々な困難に立ち向かいながら、その中での人との出会いや修行を経て成長していく……という非常に王道な少年漫画です。 超能力的な忍術を駆使しながら繰り広げる、派手な能力バトルシーンも魅力の1つで、作者の岸本斉史先生の画力もあいまって、非常に迫力がありスタイリッシュなバトルが描かれています。 非常に多くのキャラクターが登場しますが、どのキャラも個性的で魅力にあふれています。未読の方は是非読んでみてください。
血界戦線―魔封街結社― 1
少年・青年マンガ異界と人間界が交差し、超常的な犯罪が横行するようになった都市「ヘルサレムズ・ロット」。そんな街を守るために活動する秘密結社「ライブラ」の面々と、異界の住人たちとのバトルを描いた作品です。 コミカルなシーンとシリアスな場面での物語の起伏や、迫力満点に描かれるバトルシーン、魅力的で個性あふれるキャラクター達が織り成す王道なストーリーが魅力で、過去に2度もアニメ化されている人気作となっています。 SFや伝奇といった要素をふんだんに盛り込んでいるので、そのような要素が好きな方は特に楽しめると思います。 沢山のキャラがでてきますが、どのキャラも格好良いので、格好いいキャラが見たい方にもおすすめですよ。
グラップラー刃牙 1
少年・青年マンガ「地上最強」とはなにか、考えたことはないでしょうか。それを追求しているのがこの作品で、『刃牙』シリーズの記念すべき一作目です。続編も含めると、実に25年以上もの間連載を続け、「格闘漫画」というジャンルで第一線を張り続けている名作です。 地上最強生物とうたわれている父・範馬勇次郎と、彼を超えるために戦い続ける息子・刃牙を中心に描かれています。 この漫画で描かれる格闘スタイルは、拳法などに限らず、総合格闘技や喧嘩としての技術など多岐にわたります。 人間離れしたバトルやその表現演出がよく話題になりますが、様々な戦闘を通じて成長していく主人公の成長物語、テンポの良い戦闘描写も魅力。 独特な画風で敬遠していた方もいるかもしれないですが、ぜひおすすめしたい作品です。
ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風 1
少年・青年マンガ数多くの熱狂的なファンを数多く持つ長期連載作品、ジョジョの奇妙な冒険シリーズ。独特な世界観と設定が魅力なシリーズの中でも、第5部は特に特異な設定で、カルト的人気を誇っています。 今作の新しい「ジョジョ」であるジョルノ・ジョヴァーナ。彼は何と、シリーズ通しての宿敵・DIOの息子だったのです。更にジョルノはマフィアの人間で、5部「黄金の風」は、ジョルノがマフィアとして上り詰めていく姿や彼の仲間との逃避行を描いた作品になっています。 マフィアという設定上、バトルはこれまでのジョジョ以上に過酷で激しいものになっています。 その濃密かつ爽やかな物語、見ごたえのあるスタンドバトルなど、ジョジョファン以外にも見ていただきたい要素が満点の作品です。
キングダム 1
少年・青年マンガ中国史上初の統一王朝である「秦」。その秦が建国する以前、のちの始皇帝・政と大将軍・信の活躍を中心に描かれた伝奇漫画です。 大まかな物語の流れや登場人物たちは歴史上でも語られているわけなのですが、前提知識などな特に必要ではなく、その王道的物語は歴史好きでもそうでなくても、確実に楽しむことが出来る熱量を含んでいます。 また、国対国の争いが描かれる漫画なので、その戦闘シーンは迫力満点。主要人物たちが敵を薙ぎ払っていくその豪快な描写は、一種の快感さえ覚えるほどです。その迫力と勢いは、気づいたら読む手が止まらなくなってしまいます。 実写映画化も決定している超人気作。この機会に、この壮大で熱い物語に心を動かされてみませんか?
バジリスク~甲賀忍法帖~(1)
少年・青年マンガ世界中で人気が高い忍者。その中でも伊賀の里と甲賀の里は、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。 山田風太郎先生の小説『甲賀忍法帖』を原作に作られた本作は、忍術というよりも、超能力といった方が適切に思える異能を使う伊賀と甲賀の忍者たちが、10人ずつ選手を出し、その秘術を使って死闘を繰り広げていきます。 人間離れした能力こそ駆使しますが、忍者という性質上、その戦闘方法は闇討ちや暗殺のような手段を取ることも多く、一風変わったバトルを楽しめます。 いがみ合いを続けている両者ですが、首領の孫同氏は恋仲で、彼らの恋の行方など、描かれる人間模様も見どころの1つです。
ARMS 1
少年・青年マンガ「力が欲しいか?」というセリフを聞いたことはありませんか? 実はこのセリフは『ARMS』という漫画で登場するセリフの1つです。『ARMS』は男心をくすぐる様々な設定や展開などで人気を博しました。 非常に簡単な説明をすれば、特殊な能力に目覚めた主人公たちが、自分たちを狙う組織や陰謀に立ち向かっていく……。という漫画です。 世界規模のスケールで描かれる敵の陰謀や、『不思議の国のアリス』をモチーフにした造語、ただの主婦が実は凄腕の傭兵だったなど、これでもかというくらいに中二病男子の心をくすぐる設定が詰め込まれています。 また、戦闘シーンの描写が非常に多い漫画でもあり、臨場感のある演出で飽きることなく最後までたのしめますよ。