※ネタバレあり 『新宿スワン』『デザートイーグル』の作者和久井健さんによる、週刊少年マガジンで連載中の作品。ヤンキーを題材にした作品では珍しく、タイムリープ設定の不良漫画です。 『ろくでなしBLUES』や『クローズ』『湘南純愛組』『今日から俺は』といった歴代の名作ヤンキー漫画ファンは必見の作品です。そこで今回は、作中の登場人物の魅力を中心にご紹介します。
この作品は他のヤンキー漫画では珍しい、タイムリープ設定です。主人公である花垣武道は、失ってしまった大切な女性を救いたいがために、12年前の中学校時代にタイムスリップします。不良グループに入り、未来を変えるために何度もなんども、現在と過去を行き来し奮闘する姿は、男性はもちろん、女性でもきっと惹かれるでしょう。 また、ヤンキー漫画では珍しく、主人公は喧嘩が弱いです。そんな主人公が勇敢な行動で、周りの友達や仲間を巻き込んでいく点も見どころです。 『時をかける少女』もしくは『STEINS;GATE』『僕だけがいない街』などタイムリープ作品が好きな方は必見です。
花垣タケミチは、中学時代に付き合っていた人生唯一の彼女・橘ヒナタが、悪党連合“東京卍會”に殺されたことをニュースで知る。壁の薄いボロアパートに住み、バイト先では6歳年下の店長からバカ扱い。極めつけはドーテー……。そんなどん底人生まっただ中のある日、12年前の中学時代にタイムリープする!! ヒナタを救うため、逃げ続けた人生を変えるため、ダメフリーター・タケミチが、関東最凶不良軍団の頂点を目指す!!
本作の見所はなんといってもタイムリープ×ヤンキーという点です。 設定としては、戻れる年月は決まってしまっているため、過去の行動でも失敗すれば未来が決まってしまうところに緊張感があります。 未来の世界を知っている主人公のタケミチは、ただ一人の彼女だったヒナタの死の原因となる人物や事件を喧嘩が弱いけど、全力でぶつかっていきます。好きな女の子を守りたい一心で、何度もなんども過去と現在を行き来し、暴力や権力に怯まず、立ち向かっていく姿は、読んでいてとても惹かれるものがあります。 もちろん作中のキャラクターたちもそんなタケミチにどんどん惹かれていきます。ケンカが強くない主人公のヤンキー漫画はとても新鮮ですし、後悔だらけのフリーター青年がタイムスリップする中で、成長してく様も見所です。
ヤンキー漫画といえば、リーゼント、パンチパーマ、長ラン短ランなど古臭い服装や髪型イメージがついてますが、東京卍リベンジャーズのキャラクターたちは髪型や服装がとてもおしゃれ。 髪型はツーブロックや金髪ロング、ファッションはメガネにピアス、トライバル柄が多く登場します。タイムリープという設定だけでなく、ファッションでもヤンキー漫画の新時代の作品といえるでしょう。
本作のキャラクターたちはファッションと喧嘩シーンがとても魅力ですが、その発言もとてもかっこいいです。みな自分の背負っているものや、信頼する仲間への思いなど、心を揺さぶる名言をピックアップします。 花垣武道 「引けねぇんだよ!!!!引けねぇ理由があるんだよ!!!」 松野千冬 「正面の敵だけ見てろ相棒。背中はオレが守ってやる!」 場地圭介 「東卍創立メンバーはオレの"宝"だ」 龍宮寺堅 「下げる頭持ってなくてもいい人を想う"心"は持て」 佐野万次郎 「オレが不良の時代を創ってやる」
本作品の魅力はたくさんありますが、何より登場人物が魅力的で名言も多いです。 そんな男でも惚れるくらいかっこいい、主要なキャラクターを紹介していきます。
本作の主人公。ビデオレンタル店でアルバイトする、26歳のフリーター。 アパートに住み、バイト先ではバカ扱いされる冴えない童貞。中学時代は不良だったが、東京卍會に所属するキヨマサに半殺しにされたのち、奴隷のような地獄のような日々を送る。 その後、地元を逃げ出し一人暮らしをしながら働き始めるが、何をやっても上手くいかない人生を送っていた。 そんな中、とある事がきっかけでタイムリープ能力に目覚める。ニュースでヒロインである橘日向の死を知ったタケミチは、過去を変えようと奮闘する。
本作のヒロイン。タケミチの中学時代の彼女。 明るく愛嬌があり、不良相手にも立ち向かうの度胸もある女の子。中学校時代はいつもタケミチをリードしていた。2017年7月1日、東京卍會の抗争に巻き込まれ、26歳の若さで死んでしまう。
ヒナタの弟、25歳。物語のキーパーソンの一人。 ヒナタと共に東京卍會の抗争で死ぬ運命であったが、タイムリープしてきたタケミチによって救われ、自分と姉の運命を知る。以来、ヒナタを救うため、組織犯罪課の刑事になり、またタケミチと一緒に、タイムリープの能力を使って過去を変えようと奮闘する。タイムリープのトリガーとなる人物で、タケミチと握手することでタケミチはタイムリープし過去に戻ることができる。
東京卍會総長。15歳。「無敵のマイキー」を異名に持ち、金髪長髪の美少年。小柄な体格だが、喧嘩は最強。友達思いで、仲間を守るために東京卍會をドラケンなどと共に創設する。 タケミチの根性を気に入り、友だちになる。
東京卍會副総長。15歳。通称「ドラケン」。 刈り上げたツーブロックで、金の長髪を纏めている。左側のこめかみに施している龍の刺青がトレードマークな長身の少年。 冷静な人物であり他人を想える心の持ち主。 総長のマイキーと常に行動し、良き相棒であり、暴走するマイキーのストッパー的役割を果たす。
眼鏡が特徴で頭がとても切れる。現在の東京卍會でマイキーとツートップとして君臨する人物だが、創設メンバーではなく、途中から加入した。東卍を巨大な犯罪組織へと創り替えた元凶である。あまり喧嘩には手を出さないが、計算高い性格で、手を汚さずに人を貶める策略家。
東京卍會の創設メンバーの一人。東京卍會壱番隊隊長。 眠いというだけですれ違った相手を殴ったり、お腹が空いたら車に火をつけたりとかなりぶっ飛んだ行動をする。しかし、仲間のためには命も張れるという男気も持っている。
東京卍會壱番隊副隊長。壱番隊隊長の場地圭介を慕っている。場地が東京卍會を自分の意志で抜けた後も、千冬は場地が何か考えがあったチームを抜けたと信じ続け、動向を探っていた中、タケミチと行動を共にするようになる。
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