【生々しい名言】押見修造先生のマンガ名シーン3選【惡の華】

【生々しい名言】押見修造先生のマンガ名シーン3選【惡の華】

2019年に映画化が決定した『惡の華』の作者、「押見修造」先生が描いたマンガの名シーンを3つご紹介します。押見先生でしか考えられないような、人間から出る名言や、世界観に溺れさせられます。あえて胸がえぐられたい時、最高のハラハラを味わいたい時は必見です!

  • 少女に見つかった瞬間
    by『惡の華』

    惡の華(1)

    少年・青年マンガ
    3.7
    500

    主人公・春日の<u>見られてはならない瞬間</u>を、 仲村さんが、目撃していたことを告げるシーン。 この興奮が溢れ出す仲村さんの表情と瞳に、 仲村さんから<font size="+1">「逃れられないナニカ」</font>を感じました。 こんな恍惚な表情をする仲村さんが、 <u>これから春日とどう関わろうとするのか</u>、 ハラハラして続きが早く知りたくなります。 このシーンから感じる彼女の感情が、 初めて読んだ時と、全部読み終わって再び読んだ時だと違くて、 私にとって特別な名シーンです。

  • どうして私は仲村さんじゃないの!?
    by『惡の華』

    惡の華(2)

    少年・青年マンガ
    3.7
    500

    優等生で皆の人気者の佐伯さん。 彼女が叫んだ心のうちは、 とても胸を締め付けるものです。 この気持ちに至るまでの、 彼女の<u>経緯を知っていると尚更</u>です。 憧れのあの人でも、羨む相手はいるんだと、 誰でも自分であることの不満を抱えているのではないか、 と強く感じました。 私はこのシーンがとっても大好きです。 押見先生でしか描けないような、 生々しい<font size="+1">人の本音が、えぐるように伝わってくる</font>からです。 自分の仮面を破る瞬間を描いた、 押見先生マンガの名シーンだと思います。

  • おかしくなっていく主人公・岡崎
    by『ハピネス』

    ハピネス(1)

    少年・青年マンガ
    4.4
    500

    何者かに首を噛まれた主人公・岡崎は、 だんだんおかしくなっていきます。 ついに視界もはっきりせずグニャグニャに。 <u>ナニかに飢えた</u>岡崎の視界が描かれ、 彼の鬼気迫る症状・気持ちが伝わるような気がします。 また、普通は怖がるであろう状況なのに、 無表情の少女がそこにはいます。 その少女のミステリアスさに、私は<font size="+1">心掴まれました</font>。 岡崎を見つめる少女の存在、 明らかにおかしくなっている岡崎の今後、 一気にいろんなことに興味惹かれる「始まり」の名シーンです。