【想像を超える愛と恐怖】椎名うみ先生のマンガ名シーン３選【青野くんに触りたいから死にたい】

想像の斜めをいく物語の展開と表現に、新しいドキドキに出会える「椎名うみ」先生のマンガから、名シーンを３つご紹介！現在人気連載中の『青野くんに触りたいから死にたい』や、先生の短編集『崖際のワルツ　椎名うみ作品集』から、胸射抜かれた衝撃のシーンが登場です。新しい感情への出会いを求める人は必見です！

青野くんの側にいられればいい
by『青野くんに触りたいから死にたい』
青野くんに触りたいから死にたい（１）
椎名うみ
少年・青年マンガ
4.8
680
幽霊として自分のもとにきてくれた、彼氏の青野くん。そのことに対して、 「青野くんのそばにさえいられれば他には何もいらない」 と思う優里。お墓で結ばれている二人の絵から、優里がまるで「死んでもいいから青野くんのそばにいたい」と思っているように感じられます。 彼女の想像を超えた愛が、端的に伝わってくる、このマンガを象徴する名シーンだと思いました。
鮮烈な少女の表情
by『崖際のワルツ　椎名うみ作品集』
崖際のワルツ　椎名うみ作品集
椎名うみ
少年・青年マンガ
4.5
600
物凄い棒読みで演劇部員を驚かせた華が、部活の課題で寸劇をやることになり、本番を迎えたシーン。この華の恍惚とした不気味な表情にゾッとし、息を飲んだシーンです。この表情と、彼女たちの数ページにわたる演技を見たとき、 雷が走ったような衝撃がありました。食いついて見てしまう絵が広がっていたのです。印象的な演出をされる椎名うみさんにしか描けない名シーンだと思います。
青野くんに誘われる優里
by『青野くんに触りたいから死にたい』
青野くんに触りたいから死にたい（２）
椎名うみ
少年・青年マンガ
4.8
680
主人公・優里が青野くんを追いかけるシーン。 「おいで」と手招きする絵から、青野くんに誘われている感が伝わってきました。優里と青野くんの距離感と、遠近感が狂うような手の大きさが印象にすごく残ります。手の肌の色もなんだか不気味に感じました。私は、このシーンを見て、 なんて切ない恋愛マンガなんだろうと感じました。とても切なくなる内容が詰まった、名シーンだと思います。