独特で繊細な表現を持つ「米代恭」先生のマンガ「あげくの果てのカノン」から、このマンガにのめり込んだキッカケとなった、印象的な名シーンを3つ紹介。SF×不倫愛が描かれているこのマンガには、ドキドキするシーンが満載です。誰かを濃厚に愛したことがある人は特に必見です!
あげくの果てのカノン 1
少年・青年マンガこれは、このマンガの要となる <u>「かのんの先輩愛」</u>を象徴するシーン。 先輩への愛を突如長文で語り出す彼女の 興奮具合が火照り具合から伝わります。 ちょっと下向きの目線で語っているのも、 かのんが<font size="+1">自分の世界に入り込んでいる</font>ように見えます。 私的には、最後に 「わかるかなこの感じ」と、 周りの存在を思い出し、現実に戻ってきている感がリアルに感じました。 周りとの世界というよりも、 自分と先輩の世界で生きているような、かのんを見て、 彼女がどう生きていくのか興味が沸きまくる名シーンです。
あげくの果てのカノン 3
少年・青年マンガこれから2人がどのような関係になっていくのか、 波乱の幕開けを感じるシーン。 かのんが、妻がいる先輩を好きでいることを、 良くないかのように言われた時、 <i><font size="+1">「なんで先輩を好きなことが 間違ってるって決めつけるの?」</font></i> 瞳孔開きまくりのかのんは問います。 彼女の意志の強さに加え、 <u>強がっている様子</u>を私は感じました。 彼女の苦しい感情が伝わってきて、私はこの時やっと彼女の全部を包み込める気持ちになったのです。 より一層、かのんの今後の心情と行動に注目したくなった名シーンです。