今話題の歴史漫画『逃げ上手の若君』は、2024年7月よりアニメが放送開始されると大きな話題を巻き起こしました。今回はそんな本作の面白さや、読者を強く引き付ける魅力について徹底解説します!
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作品情報
「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて2021年から連載されており、鎌倉~南北朝時代にフォーカスした歴史ものの作品です。史実をもとにしたフィクションではありますが、かの有名な足利尊氏が敵として描かれ、歴史上あまり名の知られていない北条時行が主人公である設定が新鮮な面白みを演出しています。作者は『暗殺教室』や『魔人探偵脳噛ネウロ』なども手掛けた松井優征先生です。 本作は2024年7月からアニメの放送が開始されました。
あらすじ
物語の舞台は鎌倉時代。幕府の後継者となる北条時行は地位も栄誉も欲しがらず、ただ平和な鎌倉とそこに暮らす人々が大好きな心優しい少年であった。しかし、乱世にも関わらず戦いを嫌っていた時行は周りから「怠惰」「臆病者」といわれるほどに武士としての取り柄を何も持たず、逃げることだけを得意とする御曹司であった。
ある日、未来が見えるという信濃国の神官・諏訪頼重(すわ よりしげ)と出会い、「二年後に十歳になった時行は天を揺るがす英雄となる」という旨のお告げを受ける。 いきなり現れた頼重の奇妙な発言に思わずその場を逃げ出すが、その一か月後、時行に残酷な現実が待ち受けていた。
鎌倉幕府と敵対する後醍醐天皇と内通した足利高氏が反逆を起こし、幕府が滅亡。同時に時行は家族を失ってしまう。独り身になった時行は自分を助けに鎌倉まで迎えにきた頼重と再会するが、ここで自分も死ななければ武士の恥だと主張する。 その言葉を聞いた頼重は「では死になされ」と、敵のいる崖下へ時行を落とすが、時行は見事に敵の間をすり抜けて生き延びてしまう。 時行の素早い逃げを目の当たりにした頼重は、生き延びる本能が誰よりも特化している時行の才能を認め、「生きて高氏に仇を打つのだ」と諭す。
頼重によって生き延びる悦びを覚えてしまった時行は高氏を討つことを決意。 こうして天下一の逃げ上手・時行の逆襲譚がはじまる。
キャラ一覧
本作の主な登場人物を紹介します。
北条時行(ほうじょう ときゆき)
本作の主人公で北条家の御曹司。武芸が苦手な平和主義で逃げ足がはやく、稽古のたびに逃げ回っては周りの大人を困らせていた。 幕府の後継人となるはずであったが、高氏の反乱により一家が滅亡。後に出会う仲間たちと「逃若党(ちょうじゃとう)」という名の郎党を組み、高氏への逆襲を志す。 捕まれば即死という状況下になると頬を紅潮させながら興奮してしまう天性の逃げ上手。
足利高氏(後の尊氏)
鎌倉幕府の英雄といわれ、武勇や人望に富んでいた人物。圧倒的なカリスマ性を備え多くの武士から支持を得ている。北条家からの信頼も厚く、時行とも良好な関係を築いていた。 ところが、実は幕府と敵対する後醍醐天皇と密に内通しており、反乱によって鎌倉幕府を滅亡させたことから時行の復讐相手となる。
諏訪頼重(すわ よりしげ)
信濃国の神官で、高氏の反乱によって取り残された時行を匿っている。未来を見る力を持っているがそれも断片的にしか見えないため、あまり参考にならないことが多い。胡散臭い一面があるものの、主君である時行へとてもあつい忠義心を持っている。 時行の生き延びる才能にすぐ目を付け、高氏への逆襲を果たそうと唱えた張本人。
雫(しずく)
頼重の娘で逃若党の一員。秘書と事務を担当しており、執事としての役割を果たしている。 父である頼重に対しての口が荒い一面も見せながら、冷静で落ち着いた性格の持ち主。
弧次郎(こじろう)
逃若党の一員で優れた刀の使い手。大人顔負けの腕前でいずれは武将となることを期待されている。 主君である時行とも友達のような関係を築いている。周囲のボケに対してツッコんでいることが多い。
亜也子(あやこ)
逃若党の一員で、9才と思えないほどの体格と怪力を持ち合わせている。突出した得意な武器はないが、使えるものはなんでも使ってパワーで押しとおす闘いが特徴的。 武芸のみならず楽器や踊りなどの演芸にも長けている。
見どころ
次に本作の見どころとなるオススメポイントをご紹介します!
特徴あるキャラクターたちが織り成すギャグ
ひとつめの魅力は、ユーモアあふれるキャラクター達と、シリアスな展開にも差し込まれるギャグ要素です。 主人公でありながら戦いは苦手で逃げに徹している時行や、頼りになる指導役でありながら常にボケ役の頼重。他にも、人間離れの驚異的な視力とインパクトのある外見を持った小笠原貞宗など、敵・味方問わず登場人物が非常に濃いキャラクター性を持っているため、歴史が苦手な人でも読みやすくなっています。 また、物語の冒頭から胸が痛むようなシリアスシーンは多いですが、その中にギャグを挟むことで重すぎずちょうどいいバランスになっています。さらに、読者を引き込みたい重要なシーンでは一気に物語の世界に引き込むよう構成されており、気がつけば読む手が止まらなくなる面白さがあります。
固い絆で結ばれた逃若党
逃若党の絆や、彼らの時行に対するおもいやりも魅力のひとつです。 逃げることに関しては一流の才能を持つ時行ですが、攻撃の面ではほとんど頼りになりません。この弱点を補うために、逃若党の仲間たちは一丸となって時行をサポートします。 また、時行への忠誠心は戦いの場以外でも見受けられます。例えば、鎌倉から諏訪に逃れることを余儀なくされた時行が、故郷の美味しい海の魚を懐かしむシーンがあります。諏訪は内陸にあるため、腐らずに海から魚を運ぶことができませんでした。時行は鎌倉にいたころは鯛が好きだったと呟くだけですが仲間たちはその言葉を聞き逃さず、時行のために生魚を諏訪まで運ぶという不可能に近いミッションまでもこなしてしまうのです。 若くして家族と故郷をなくした時行に対する思いやりが見える一面には仲間同士の信頼の厚さがうかがえます。
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まとめ
いかがでしたでしょうか! 今回は様々な魅力をもって多くの読者を惹きつけている『逃げ上手の若君』についての特集でした。ここで紹介しているのは原作の冒頭部分でしかなく、後半に進むにつれ成長していく時行の姿にも目が話せません。 この機会に是非、読んでほしい一作です。