【ネタバレ】『アンメットーある脳外科医の日記ー』あらすじや魅力、ドラマ化情報をご紹介!

【ネタバレ】『アンメットーある脳外科医の日記ー』あらすじや魅力、ドラマ化情報をご紹介!

アンメットは週刊モーニングにて連載中の脳外科医をテーマにした医療マンガです。 手術をして成功すれば終わりではなく、その後の後遺症を抱えた患者と向き合うのが脳外科医の役目という観点から、病気ではなく”人”と向き合う主人公・三瓶たちの活躍が描かれています。

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    アンメット ーある脳外科医の日記ー(1)

    少年・青年マンガ
    4.8
    690

    脳疾患が招く麻痺、記憶障害、失語症――。脳外科医が診るのは、脳ではなく人生。元・脳外科医が書く超本格医療ドラマ!/日本における脳血管疾患の患者数はおよそ112万人。そして患者の多くが何らかの後遺症と闘っている。アメリカの病院から郊外の主幹病院にやってきた三瓶友治は空気を読まない。それは、少しの遅れが人生を左右する脳外科医ならではのふるまいでもあった。「脳内血腫」「第4脳室腫瘍」「失語症」の症例を収録。

    アンメットとは

    アンメットは週刊モーニングにて連載中の脳外科医をテーマにした医療マンガです。 手術をして成功すれば終わりではなく、その後の後遺症を抱えた患者と向き合うのが脳外科医の役目という観点から、病気ではなく”人”と向き合う主人公・三瓶たちの活躍が描かれています。

    ドラマ化情報

    2024年4月からTVドラマが放送開始しました。

    キャスト

    キャストには杉咲花(すぎさき はな)さんや、若葉竜也(わかば りゅうや)さん、千葉雄大(ちば ゆうだい)さんなどが出演。主題歌はあいみょんさんの「会いに行くのに」となっています。

    原作とドラマの違い

    原作では脳外科医の三瓶が主人公ですが、ドラマでは記憶障害をもった医者のミヤビが主人公となっているのが大きな違いです。障害と向き合いながらもがき、成長していく様子がミヤビ目線で描かれています。

    ドラマの感想

    ドラマの放送が開始されると、「息が切れるほど泣いた」「目を離せない」「医療ドラマとしてもヒューマンドラマとしても面白い」など、称賛の声が上がり、さらに注目の最終回を遂に迎えた後にはあまりにも感動的すぎるラストシーンにSNSでの反応も大盛り上がりを見せました。 X(旧:Twitter)でも多くの感想が寄せられ、ドラマキーワードがトレンド入りに。

    アンメットのあらすじ

    日本に帰ってきた脳外科医・三瓶

    アメリカの大学病院から日本の丘陵セントラル病院へとやってきた一流の腕前をもつ脳外科医・三瓶 友治。新しい職場で最初に案内役として出会ったのは総合診療科の川内 ミヤビでした。 院内の案内中に急患の受け入れ要請が届きますが、人手不足により救急での重症患者受け入れをしていないため断ろうとしている場面に遭遇します。それを聞いていた三瓶は勝手に電話を奪い急患受け入れを承諾してしまいます。

    三瓶の無茶な手術

    救患者が運ばれ手術が始まろうとするとき、ミヤビに助手を頼む三瓶ですが断られてしまいます。代わりに救急部長である星前 宏太が助手となりいよいよ手術が始まりました。 ところが手術準備を怠ってしまったことから、手術道具であるドリルが動きません。突如その場を離れた三瓶がドリルの代わりに持ってきたのは、病院に飾られていた理事長のブロンズ像でした。そのまま手術は続行され、医療器具の代替品をもっても正確で繊細な手術を成し遂げた三瓶に星前は感服します。 無事に手術を終え安心した一同でしたが、三瓶・ミヤビ・星前の三人は院長に呼び出され、無茶な手術をしたことにお咎めを受けます。そしてさらに、常識破りである三瓶を見張ってもらうためにミヤビと星前に脳外科の兼務を言い渡します。

    ミヤビが抱える障害

    三人が脳外科としてともに働きはじめ数週間たった頃、三瓶は星前からとある事実を告げられます。それはミヤビが記憶障害を抱えているということでした。 実はミヤビはある時期からの記憶がなく、新しく覚えることもできないために昨日の出来事も忘れているのでした。かつては外科医で記憶をなくす以前には手術の経験もあることから、ミヤビにも手術はできると言い張る三瓶ですが、看護師長の津幡から強固に反対され続けます。

    三瓶とミヤビの関係

    ある日三瓶とミヤビが二人きりになったとき、三瓶が突如、記憶障害はまだ治る可能性があるから脳を調べさせてほしいと頼みます。驚くミヤビですが、なぜ三瓶がそこまでするのかと疑問を抱きます。すると、追い打ちをかけるように三瓶が衝撃的な事実を告げます。なんと、ミヤビの記憶がない期間に三瓶とミヤビは婚約していたのです。

    記憶障害の事実

    三瓶を信じてミヤビは脳の再検査を決意します。ところが、調べてみると記憶障害の原因となるような脳の損傷が見つからないのです。ミヤビの記憶障害が続く原因が不明となり、三瓶はミヤビの主治医である大迫教授がいる関東医科大学へ疑いの目を向け始めます。

    アンメットの魅力

    手術後の患者に向き合うことで生まれるドラマ

    アンメットの魅力のひとつは、手術後の患者にフォーカスを当てている点です。 手術終了後の三瓶が「本当に大変なのはこれからです」と言うように、後遺症を抱えた患者と向き合うことも脳外科医の仕事のひとつです。患者それぞれの人生ドラマを中心に物語が展開されていき、そのひとつひとつに胸を打たれること間違いなしです。

    医者が記憶障害だという斬新な設定

    もうひとつの魅力は、ミヤビが記憶障害を抱えながらも医者として活躍するストーリーです。 朝起きると前日のことも覚えていないミヤビですが、真摯に患者さんと向き合う姿や、”自分は果たして医者といえるのか”と葛藤する姿は思わず応援したくなるものです。 また、脳外科医として働くことや記憶障害を治すことを諦めていたミヤビが、三瓶との出会いから変わっていく様子も見どころとなっています。

    ミヤビの障害にまつわるミステリー要素

    3つ目の魅力は、つぎつぎと明らかになっていくミヤビの記憶障害にまつわる真実です。 三瓶はミヤビの障害には改善の余地があると主張するにも関わらず、主治医の大迫は頑なにその協力を断ります。なぜそこまで強固として反対するのか。そこには関東医科大学が抱える闇が関係していました。 医療とはまた違ったミステリー要素で物語全体の面白みが増しています。

    キャラクター紹介

    三瓶 友治(さんぺい ともはる)

    丘陵セントラル病院で脳外科医をしています。フィラデルフィアで経験を積み、医師としての腕前は一流です。しかしマイペースかつ相当な仕事中毒で、関東医科大学の手術室に勝手に入り手術を行ったりなど、問題行動は数知れません。 不健康そうな顔から怖がれることもしばしばありますが、思いやりがあつく、患者を救うためなら法令よりも道義を重んじるべきだと主張します。 ミヤビとかつて婚約していたといい、ミヤビの記憶障害の治療に尽力しています。

    川内 ミヤビ(かわうち みやび)

    丘陵セントラル病院で救急部と脳外科を兼務しています。不慮の事故により記憶障害を抱えています。寝て起きると前日の記憶も残っていないため、毎日日記をつけて朝に読み、失った記憶を覚えることが習慣です。 困難を抱えながらもしっかりと向き合う強さを持ち、脳外科医として復帰できるよう日々奮闘しています。

    星前 宏太(ほしまえ こうた)

    丘陵セントラル病院で救急部長と脳外科を兼務しています。調子がよく、自らのことをエースと呼ぶほどの自信家です。 過去に体験した辛い過去から、「全科が集約した医療体制をつくる」という夢を実現させるため、全科で専門医レベルになると宣言しています。

    津幡 玲子(つばた れいこ)

    丘陵セントラル病院で看護師長をしており、ミヤビの指導を任されています。真面目な性格で厳しく、周りから恐れられています。三瓶に幾度となくミヤビの手術への介入を提案されますが、断固として反対し続けます。 しかし本当は優しい心の持ち主です。

    大迫 紘一(おおさこ こういち)

    関東医科大学で脳外科教授をしており、ミヤビの主治医です。 三瓶と対立し、犬猿の仲となっています。ミヤビの治療に反対しており、裏で関東医科大学の同窓会長である西島となにかを企んでいます。 目的のためなら手段を選ばない男で怪しい空気をまとっています。

    綾野 楓(あやの かえで)

    関東医科大学で脳外科医をしています。専門分野では名高く、医者としての評価も高いです。また、イケメンで優しく、爽やかな性格から女性からの支持を集めています。 大迫の紹介で、関東医科大学の同窓会長の孫娘と婚約しています。 記憶をなくした期間にミヤビとも交流があり、なにかとミヤビのことを気にかけています。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか! アンメットは医療ドラマだけでなく、それぞれ患者のヒューマンドラマや、ミヤビの障害をめぐった真相などさまざまな要素で楽しむことができます。 ドラマも話題沸騰中の今、原作とドラマの違いを楽しみながら読んでみてはいかがでしょうか。

    #アンメット

  • アンメット

    少年・青年マンガ
    4.8
    690

    記憶障害を抱える脳外科医が、 医者としての自身を取り戻す。 日本における脳血管疾患の患者数はおよそ112万人。その患者の多くがなんらかの後遺症と闘っている。 非正規滞在を余儀なくされた外国人は、日本の医療サービスを十分に受けることができない。 三瓶らが目のあたりにするのは社会に潜む障壁と、支援されることによって生きる力を失っていく人達。 ささいな不注意が重なって起こる交通事故もまた、積み上げきた人生を一変させる。 失ったものを補うように患者会の活動に傾倒していく被害者。一方で加害者は、贖うことのできない罪に苛まれていく。 そしてミヤビを襲う、わずかな変化―――。 「脳膿瘍」「びまん性脳腫脹」のエピソードを収録。