マンガ山田くんと7人の魔女の見どころは?あらすじや登場人物も紹介

マンガ山田くんと7人の魔女の見どころは?あらすじや登場人物も紹介

『山田くんと7人の魔女』は、『週刊少年マガジン』で連載していた吉河美希さん原作の少年マンガです。2012年から2017年まで連載しており、2013年8月には実写ドラマ化、2017年にはアニメ化されました。『山田くんと7人の魔女』は、どのようなマンガなのか、概要や設定について解説します。あらすじや登場人物についても説明しますので参考にしてください。

  • 山田くんと7人の魔女(28)

    少年・青年マンガ
    4.7
    500

    殿大合格を目指し、順調に成績を伸ばす山田! すべてが順調に進んでいるように見えた矢先、学園中の生徒から、白石うららの記憶が忽然と消えた。姿を消した彼女だけが背負う、過酷な宿命とは……? そして、山田竜と白石うらら、2人の恋の結末は──。

    山田くんと7人の魔女の概要

    『山田くんと7人の魔女』について知るために、概要を解説します。マンガ以外に、どんなメディアで展開されているのか説明しますのでご覧ください。

    男女入れ替わり系学園ラブコメ

    主人公の山田 竜が通っている朱雀高校には、魔女と呼ばれる、7人の特殊な能力を持った女子生徒がいます。”体を入れ替える能力”や、”相手を虜にする能力”など多種多様です。 能力の発動条件は、キスをすることです。入れ替わりの能力を持っているなら、キスをすることで体が入れ替わります。そんな不思議な能力を持つ7人の魔女を中心として、話が展開されていきます。

    アニメ、ドラマ化

    『山田くんと7人の魔女』は、2013年にドラマ化されました。ドラマ初主演として、西内 まりやさんが白石 うらら役を務めています。 主人公の山田 竜は、実力派俳優の山本 裕典さんが演じました。さらには、トリンドル玲奈さん、井出 卓也さん、大野 いとさん、間宮 祥太朗さんなどが出演しています。 2015年には、アニメ化もされています。山田 竜役は人気声優の逢坂 良太さん、白石 うらら役は早見 沙織さんが演じました。他にも、多数の豪華な声優メンバーが出演しています。

    作品の見どころ

    作品ついて深く知るために、物語の中核を担う個性が強い7人の魔女を紹介します。また、能力の発動条件として、”キス”がどのように関わるのか解説します。

    魅力的な7人の魔女

    『山田くんと7人の魔女』には、7人の魔女が登場します。彼女たちは個性的で、魅力的な女の子です。例えばツンデレの女の子は、ファンの間でも人気のあるキャラクターです。 女の子の名前は、小田切 寧々。キスをすることで、”キスした相手を虜にする能力”を持っていますが、竜は寧々の虜にはなりませんでした。竜にキスをしたことで、逆に寧々が竜の虜になります。 能力の解除時、寧々は解除を拒みます。「このまま私に好かれているのは嫌かしら?」照れながらの一言に、ツンデレ成分が詰まっているのではないでしょうか。

    キスにより能力が発動する設定

    主人公の竜は、”キスした魔女の能力をコピーする”能力を持っています。そして、魔女の中には、”キスをした相手と体が入れ替わる”能力を持つ魔女がいます。他の魔女たちも同様に、キスをすることで能力が発動できるのが特徴です。 竜は色々な体に入って、さまざまな相手とキスをします。うらやましいかもしれませんが、キスをする相手は美少女とは限りません。時には、男同士でキスをするときもあります。また作中では、女性同士でキスすることもあります。 百合好きな人やBL好きな人にも、楽しめる作品となるでしょう。

    山田くんと7人の魔女のあらすじ

    いよいよ、『山田くんと7人の魔女』のストーリーについて解説します。主人公がどんなきっかけで能力の存在に気がつくのか、魔女を探すようになるのか見ていきましょう。

    問題児の竜と優等生のうららの体が入れ替わる

    私立朱雀高校に通う主人公・山田 竜は、いわゆる不良生徒として学校中から恐れられています。学校中から嫌われおり、全校生徒から避けられる存在です。 ある日、竜は階段を踏み外し、転んでしまいました。その時、近くにいた優等生・白石 うららを巻き込みました。気を失って保健室で目が覚めた際、竜は異変を感じました。うららと体が入れ替わっていることに気がついたのです。 竜は、うららの体と入れ替わることで、普段どんな生活を送っているのか知ることになります。セクハラや、いじめを受けていました。うららが抱えている悩みを知ることになるのです。

    キスにより能力が発動することがわかる

    竜とうららは、元の体に戻りたいと感じていました。元の体に戻るには、同じ状況を再現すればいいと考えます。しかし、二人で何度も階段から転びましたが、体は入れ替わりませんでした。 「このまま、一生自分の体に戻れないのか」と絶望する竜に、うららはキスをしたら元に戻れるのではないか。階段から落ちたとき、キスをしたと言いました。竜は戸惑いましたが、うららの言うとおりキスをしてみると、元の体に戻りました。 こうしてキスをすることで、体が入れ替わることに気づきました。

    他の人とも入れ替われることが発覚

    体が入れ替わるのは、あまりにも不思議な出来事だったため、竜とうららだけの秘密にしようと約束します。体を入れ替えることで竜は学力の面で、うららは学校生活の面でお互いに助け合いました。 ある日、生徒会副会長の宮村 虎之介に、体が入れ替わっていることを見破られます。事情を説明すると、虎之介の薦めから3人で超常現象研究部を発足させることになりました。 部活動をしていく中で、オカルト女子の伊藤 雅も加わり、体が入れ替わるという不思議な出来事を調べていきます。 メンバーが増えたことで、わかったことがありました。竜とうららだけではなく、虎之介や雅とも入れ替わりに成功したのです。うららはキスを拒んだため、入れ替わるかわかりませんでしたが、竜はうらら以外にも、入れ替わりができることを知るのでした。

    学校にいる7人の魔女を探すことに

    超常現象研究部で活動するなかで、新たに帰国子女の椿 剣太郎を加えつつ竜やうららが持つ、不思議な能力の解明に乗り出します。研究を続けていくと朱雀高校には、7人の”魔女”と呼ばれる特殊な能力を女子生徒がいることがわかりました。 部活動のメンバーで、魔女探しをするとなったとき、竜は魔女探しには乗り気ではありませんでした。他の魔女による能力で、酷い目にあっていたからです。 しかしうららは、魔女探しを竜にして欲しいと伝えます。竜が自分を見つけてくれたおかげで、世界が変わったと言います。そして魔女探しは、竜にしかできないことを伝え、竜を説得します。超常現象研究部で、学校にいる7人の魔女を探すことなりました。

    メインキャラクター

    『山田くんと7人の魔女』より楽しむために、主要キャラクターについて詳しく知っていきましょう。登場人物キャラクター数が多いため、数を絞って解説します。

    山田竜

    本作の主人公で、私立朱雀高校の2年B組に所属しています。1年前の乱闘騒ぎが原因で、学校の問題児となり、孤独な生活を送っていました。学校がつまらないと感じていましたが、優等生の白石 うららとの出会いがきっかけで、充実した毎日を送るようになりました。 『キスした魔女の能力をコピーする能力』を持ちます。2つ以上の能力を持つことはできず、所持できる能力は一つです。魔女の能力を無効にできる点と、どんな能力もコピーして使えるため、ジョーカー的な存在と言われています。

    白石うらら

    本作のヒロインで、私立朱雀高校の2年B組に所属しています。「超常現象研究部」の部長です。 いじめられていましたが、体が入れ替わったとき竜が、いじめの主犯格を追い払ったことや、盗撮犯を捕まえたことがきっかけで友達ができました。学年1位を取れるほどの頭の良さもあります。 「学校がきらい」「勉強のためだけなら、学校に行く必要はない」と考えていました。しかし、竜との出会いをきっかけに、充実した学校生活を送れるようになり、学校が楽しいと思えるようになりました。

    宮村 虎之介

    私立朱雀高校の2年B組に所属し、「超常現象研究部」の副部長です。女子生徒に絶大な人気があります。ケンカもそこそこ強いです。竜とうららが入れ替わっていることを、すぐに見破った人物でもあります。 部員不足で活動休止状態だった「超常現象研究部」に、竜とうららを誘いました。目的は、次期生徒会長になるために、魔女探しをするためでした。魔女探し以外にも、「超常現象研究部」に対しては、思い入れがある様子です。

    伊藤 雅

    私立朱雀高校の2年C組に所属し、超常現象研究部の部員です。「超常現象研究部」が活動を再開したと聞き、入部をしました。純粋名気持ちで、超常現象に興味があるオカルト系女子です。 竜とうららが部室でキスしているところを目撃し、活動する気がないと知ります。当初は、超常現象研究部の活動目的を知りませんでした。後に、魔女の能力について詳しく知り、魔女の不思議な能力を解明しようと積極的に研究しています。

    椿 剣太郎

    私立朱雀高校の2年D組に所属し、超常現象研究部の部員です。帰国子女でみんなから、ちやほやされていましたが、うらら一人だけ冷たくされたことがきっかけで、好きになります。うららに告白しようとしましたが、うららと竜が目の前でキスをして椿を振ります。 椿は、ショックを癒すために大好きなてんぷらを揚げ、危うく火事を起こしそうになります。火事を阻止したのが竜たちでした。この件で椿は、超常現象研究部と関わるようになり、魔女のことを知りました。超常現象研究部の仲間に加わることになったのです。

    魔女の力を巡る争いと二人の恋の行方は?

    ここまで、『山田くんと7人の魔女』の魅力について解説しました。キスをすると能力が発動するという、他にない設定で物語が展開していきます。 7人の魔女は、さまざまな悩みを持ち、時には敵意を剥き出しにして竜を追い詰めます。そんな魔女の力による争いは必見です。 また、竜とうららの恋の行方についても、見届けてみるとより楽しめます。是非、一度『山田くんと7人の魔女』を読んでみてください。

  • 山田くんと7人の魔女(1)

    少年・青年マンガ
    4.7
    500

    キスで体が入れ替わる!! 『ヤンメガ』の吉河美希が描く、新感覚スクールラブコメディ!! ――朱雀(すざく)高校一の問題児・山田(やまだ)は今日も先生に怒られて超不機嫌。そのうえ、優等生の白石(しらいし)うららと一緒に階段から落っこちて、死んだ! と思ったら白石と体が入れ替わっていた!? 相性サイアクな2人が、学校中を駆け回る!! すべてはキスからはじまった――!!