青春恋愛マンガ春待つ僕らの魅力とは。あらすじと主要キャラも解説

青春恋愛マンガ春待つ僕らの魅力とは。あらすじと主要キャラも解説

土屋 太鳳(つちや たお)さんの主演で映画化もされたマンガ、『春待つ僕ら』をご存じでしょうか?バスケ部でイケメンと評判の4人組と仲良くなったヒロイン・美月の青春を描いています。あらすじと共に、登場人物や見どころを解説しましょう。

  • 春待つ僕ら(14)

    少女・女性マンガ
    4.7
    500

    恭介の切ない片思いに、竜二が大事にし続けていた気持ち。そして、あやちゃんが心に秘めた想い。今まで語られていなかった、男子たちの尊すぎる想いが初めて明かされる──!! 雑誌のみの掲載だった特別番外編も一挙収録! 大ヒット!笑えてトキめく青春ラブコメディー☆尊い番外編がたっぷり詰まった本当に最後の第14巻!

    『春待つ僕ら』の概要と見どころ

    本作がどんなジャンルの物語か、そして映画化もされているため、映画についての情報なども紹介していきます。

    爽やかな学園青春マンガ

    『デザート』にて2014年から2019年の間連載されていた作品で、作者はあなしんさんです。ジャンルとしては学園を舞台に、高校生たちの恋愛模様を描いた青春ストーリーとなっています。 単行本は全14巻で、うち1巻は番外編です。2017年には、『第41回講談社漫画賞少女部門』にノミネートされています。 バスケ部のイケメンたちとひょんなことから仲良くなった主人公・美月(みつき)は、その中の一人、永久(とわ)を異性として意識するようになります。しかしそこに幼なじみが登場し、恋愛模様が複雑になっていく、というお話です。

    土屋太鳳主演で映画化

    2018年には、原作の人気を受けて実写映画化されました。ヒロインの美月を演じたのは土屋 太鳳(つちや たお)さんで、永久役はDISH//の北村 匠海(きたむら たくみ)さんが務めました。 映画の主題歌を歌ったのもこの二人で、『Anniversary』という楽曲です。なおこの楽曲は、Mr.Childrenの桜井 和寿(さくらい かずとし)さんとGAKU-MCさんによるユニット、ウカスカジーさんの曲をカバーしたものとなっています。

    4人のイケメンに囲まれる逆ハーレム状態

    それまで控え目な性格で内気だったヒロイン・美月が、バイト先でのある出来事をきっかけに、バスケ部所属のイケメン4人組と接点が生まれます。そこから彼らと美月の交流が始まっていきますが、タイプがそれぞれ異なる4人のイケメン男子に囲まれながら日常を過ごすという、逆ハーレムに困惑する美月が見どころです。 高校生活で、男子はおろか女子ともそこまでフレンドリーに接することができなかった美月は、今まで想像さえしていなかった環境に置かれます。しかしその中で他者と心を通わせ合ったり、今まで知らなかった自分と出会ったり、成長をしていく美月の様子は、思わず応援したくなってしまいます。

    『春待つ僕ら』のあらすじ

    本作のあらすじを、どんなキャラクターが出てきてどんな展開になるのか、序盤のシーンを中心に説明していきましょう。

    美月はボッチの女子高生

    女子高生の美月は、人と付き合うことに恐怖心があり、素直に自分の気持ちを言うことがなかなかできない性格でした。入学して3週間が経っても、仲の良い友達はできず、悶々とした高校生活を過ごしています。 小さい頃に別れてしまった、幼なじみの「あやちゃん」みたいな友達を作ると誓ったものの、周りに溶け込めません。唯一憩いの場は、バイト先のカフェでした。 ある日美月がいつものようにバイトをしていると、バスケ部の男子に声をかけられます。呼び出された場所にはバスケ部でイケメンと評判の男子4人組がおり、美月はその中の一人に突然告白をされました。しかしそれは人違いであり、本当は同じバイトで働く年上の女性がお目当てだったのです。

    幼馴染の「あやちゃん」と再会

    彼らの勘違いで傷を負った美月は落ち込みますが、彼らはそれ以降もカフェに顔を出すようになり、美月はますます困惑します。 しかし関わっていくうちに、彼らがただちやほやされているお調子者ではなく、いいところもある人たちだと美月は思うようになりました。 彼らがきっかけで、山田という女子の友達もでき、少しずつ高校生活を楽しめるようになってきた美月です。 ある時、バスケ部が他の高校と練習試合を行うと知った美月は、山田と一緒に応援に行くことに。そこで美月は、幼なじみの「あやちゃん」と再会します。しかし、女子だと当時思っていたあやちゃんは、亜哉(あや)という男子だったのです。

    バスケ部イケメン四天王と親しくなる

    一方で美月は、バスケ部の4人組と接する時間も増え始め、特に同じクラスである永久との距離は縮まっていきます。 一緒にバスケをしたり、帰り道で同じ時間を過ごしたりする中で、美月は徐々に自分が永久のことを意識していると自覚するのです。永久も、最初は意識していなかった美月のことを、だんだんと気にするようになっていきます。

    美月は亜哉と永久の間で…

    このまま美月と永久の仲が深まっていくかに思われましたが、そこに亜哉が現れ、美月を抱き寄せたり、デートに誘ったりと大胆なアプローチを仕掛けます。 美月の中では女子だと思っていたこともあり、男らしい亜哉の振る舞いに、戸惑いを隠せません。さらに、永久からもただの友達とは思えないような言動をされたことで、美月はすっかりパニックになってしまいます。

    主要キャラクター

    ヒロインの美月と、バスケ部イケメン4人組、そして幼なじみの亜哉について、詳しく紹介しましょう。

    春野 美月(はるの みつき)

    本作の主人公で、清凌高校に通う1年生です。内向的な性格で友達がなかなかできませんでしたが、そんな自分を変えたいと思い、苦手な人付き合いを頑張っています。 カフェでバイトをしており、バスケ部4人組が度々店を訪れることから仲が深まりました。永久とは同じクラスで、仲が深まるにつれ互いに意識し合うようになっていきます。

    神山 亜哉(かみやま あや)

    美月の幼なじみで、当初は女の子だと勘違いをされていた高校2年の男子です。家の都合で海外へ行ったことで、美月とは一時お別れとなりましたが、帰国後、美月と再会してからは積極的に会いに来て、熱いアプローチを繰り返しています。 鳳城高校のバスケ部に所属しており、雑誌で特集されるほどの実力を持っているエースです。 一見軽く見え、実際に遊んできたと思われる描写もありますが、美月に対しては一途で真面目に接しています。

    浅倉 永久(あさくら とわ)

    バスケ部イケメン4人組の一員で、美月と同じクラスの1年生です。バスケに強い思いを持ち、練習で体力を消費するため、授業中は大抵寝ています。また、起こされてもなかなか起きないなど、子供っぽい面もあります。 恋愛ごとには鈍く、自分の気持ちにも鈍感ですが、美月のことは何かと気にかけるようになり、亜哉が絡む時は対抗心を燃やすなどの描写も見られました。

    宮本 瑠衣(みやもと るい)

    バスケ部イケメン4人組の一員で、永久と同じ1年生ですがクラスは違います。茶色の髪の毛が特徴で、人懐っこい性格です。 笑顔でいることが多く、ムードメーカー的な役割になることが多いようです。美月に対しては、よくからかったりしてその反応を楽しんでいます。

    若宮 恭介(わかみや きょうすけ)

    バスケ部イケメン4人組の一員で、2年生のため永久や瑠衣の先輩にあたります。眼鏡をかけており、温和な性格の持ち主です。 本人は謙遜していますが、女性の扱いが上手く、告白してきた女性を手玉に取るなど、やり手な面もあります。美月や永久の気持ちの変化に気付いており、それを楽しんでいるようです。

    多田 竜二(ただ りゅうじ)

    バスケ部イケメン4人組の一員で、恭介と同じ2年生です。美月がバイトしているカフェにいる女性店員・ナナに恋しており、度々好意を伝えるものの撃沈しています。 ぶっきらぼうでやんちゃな性格ですが、ナナに対してはしおらしくなり赤面するなど、恋愛に不慣れな面もあるようです。

    爽やかな青春と恋愛を描いた少女マンガ

    『春待つ僕ら』は、人見知りだったヒロインの美月が、バスケ部のイケメンたちや幼なじみの男の子と触れ合いながら、恋と友情を頑張る物語です。 爽やかな学園ものが読みたい人、内気な性格でヒロインのキャラクターに共感できそうな人におすすめできます。未読の人はぜひこの機会に手にとってみてはいかがでしょうか。

  • 春待つ僕ら(1)

    少女・女性マンガ
    4.7
    500

    本当の友達が欲しかっただけなのに……高校こそ脱ぼっちを目指して意気込んでいた美月(みつき)。だけど、突然出会ったバスケ部イケメン四天王にかまわれ振り回され、新生活は思わぬ方向に……!? イケメン4人とのハチャメチャ青春DAYS始まる!!? あなしんが描く、イケメンたちとのキラめく青春ラブストーリー!