漫画版『化物語』の魅力は?大暮維人と西尾維新の最強タックが連載

漫画版『化物語』の魅力は?大暮維人と西尾維新の最強タックが連載

西尾維新さんが手がけた物語シリーズの一つ、『化物語』をご存じでしょうか?小説が原作で、大暮維人さんの作画で漫画化されている人気作品です。怪異と関わる人々の人間模様を描く本作の登場人物を紹介しつつ、魅力をお伝えします。

目次

  1. 1
    『化物語』はどんな作品?
    原作は西尾維新の小説
    アニメも大ヒット
  2. 2
    漫画版『化物語』の魅力は?
    作画が大暮 維人(おおぐれ いと)さん
    大暮 維人はどんな漫画家?
    漫画ならではのシーンも
  3. 3
    『化物語』のキャラクター
    阿良々木 暦(あららぎ こよみ)
    戦場ヶ原 ひたぎ(せんじょうがはら ひたぎ)
    羽川 翼(はねかわ つばさ)
    八九寺 真宵(はちくじ まよい)
    神原 駿河(かんばる するが)
    千石 撫子(せんごく なでこ)
    忍野 メメ(おしの めめ)
    忍野 忍(おしの しのぶ)
  4. 4
    漫画版『化物語』の魅力
    より洗練されたキャラクタービジュアル
    怪異という題材
  5. 5
    漫画ならではの魅力を楽しむ
  • 化物語(14)

    少年・青年マンガ
    5.0
    690

    西尾維新の代表作『化物語』を『エア・ギア』の大暮維人が豪華漫画化!! 現代青春ノベルの金字塔を世界一の絵で! 「週刊少年マガジン」にしかできない最高最興奮の新しい"物語" 「死ぬがよい我が従僕!!!!」――vs. “怪異の王”キスショット!!! 『傷物語』「こよみヴァンプ」編、最終局面。 『化物語』前日譚にして第零話――『傷物語』!! キスショットを救い復活させたことが“人として”誤った行いだったと気がついた阿良々木暦。そうして対峙するのは、自らの主にして“怪異の王”。正真正銘、最後の闘いが幕を開ける――! 西尾維新×大暮維人で贈るこれぞ新たな怪異! 怪異! 怪異! 幾々重、拠ん所なき〈物語〉!

    『化物語』はどんな作品?

    まずは『化物語』の概要や、作者についての情報を紹介します。『化物語』はアニメ化もされているため、その内容についてもあわせて紹介しましょう。

    原作は西尾維新の小説

    『化物語』は『物語シリーズ』として大ヒットした小説が原作で、『化物語』はそのシリーズの一部です。作者は西尾 維新さんで、『戯言シリーズ』などでも知られる、数々の人気作を執筆する小説家です。 「怪異」と呼ばれる不可思議な現象に関わる主人公とその周りの人物たちを描いたのが『物語シリーズ』の大筋で、『化物語』はシリーズの第1弾として発表されました。 小説誌『メフィスト』にて連載されていた作品で、2006年11月に上巻、同年12月に下巻が発売されています。

    アニメも大ヒット

    2009年にはアニメ化されましたが、テレビや配信サイトでの放送は12話までであり、以降の15話までは公式サイト上での配信という形式になっています。 シャフトによるアニメーション制作は独自の厳かな世界観が表現され、高い評価を得ました。監督の新房 昭之さんは『魔法少女まどか☆マギカ』などを手がけたことでも知られています。 テーマソングはsupercellさんが歌う、『君の知らない物語』です。初回版には『化物語』のワイドキャップステッカーが同梱されました。

    漫画版『化物語』の魅力は?

    『化物語』が漫画化されたことで、新たな魅力が本作に加わりました。それらについて解説していきましょう。

    作画が大暮 維人(おおぐれ いと)さん

    『化物語』の漫画版は『週刊少年マガジン』にて2018年から連載が始まり、2021年7月現在も連載中です。漫画化にあたり、作画は漫画家の大暮 維人(おおぐれ いと)さんが担当しています。 2018年1月にコミカライズが発表された時点では、作画担当が誰かは公開されませんでした。2月にイラストが解禁され、絵柄の特徴から作画が大暮維人さんであることが判明し、一気に盛り上がりを見せた作品です。 西尾維新さんと大暮維人さんのコンビは大きな話題となり、漫画は原作ファンも納得のクオリティに仕上がっています。

    大暮 維人はどんな漫画家?

    大暮維人さんは『天上天下』『エア・ギア』などのヒット作で知られており、美麗かつ躍動感のあるイラストに定評がある漫画家です。 ほかにも、可愛い女性、艶めかしい姿の女性描写が上手だったり、バトルシーンでは迫力のある戦闘を描いたりと、幅広いシーンをかき分ける実力が特徴です。 さらに漫画だけでなく、格闘ゲームの衣装デザインやキャラクターデザインの一部も手がけるなど、幅広い活動を行っています。

    漫画ならではのシーンも

    漫画版は、基本的に原作通りの展開で進んでいきます。しかし、細部にはオリジナルのシーンが加えられており、その違いを見つけるのも一つの楽しみ方であるといえるでしょう。 たとえば冒頭のシーンには、主人公である阿良々木とヒロインひたぎの会話が挿入されており、これは漫画ならではのシーンです。また、序盤でひたぎが風に飛ばされ高いところから落ちそうになった際は、阿良々木が咄嗟に助けるシーンなども追加されています。

    『化物語』のキャラクター

    主人公の阿良々木を中心としてに、怪異と関わっていく周囲の人物を紹介していきます。

    阿良々木 暦(あららぎ こよみ)

    本作の主人公で、直江津高校に通う男子生徒です。ある日吸血鬼と遭遇し、眷属となったことでその力の一部を行使できるようになりました。回復能力が異様に高いほか、吸血鬼に血を吸われた直後は戦闘能力が上がるといった力を持っています。 性格はお人好しで、誰にでも手を差し伸べるため、周囲にそれを諭される場面も少なくありません。一方で年相応に異性への関心が強く、女性の胸や下着に過剰な反応を示すこともしばしばあります。 ボケ性質が強いキャラクターが周囲に多いため、会話ではツッコミ役に回ることがほとんどです。

    戦場ヶ原 ひたぎ(せんじょうがはら ひたぎ)

    ヒロインの一人で、阿良々木と同じクラスの女子生徒です。ある怪異との接触で、体重のほとんど失ってしまいました。解決のため阿良々木と共に忍野のもとを訪れ、事件を通して二人の仲は縮まります。 最初は敵意剥き出しで阿良々木と接していましたが、事件解決後は穏やかで明るい面も見せるようになりました。 勉強も運動もできる文武両道タイプですが、言葉がキツく、特に阿良々木との会話では彼が馬鹿にされたり、蔑まれたりするなどの描写が多く見られます。

    羽川 翼(はねかわ つばさ)

    阿良々木と同じクラスで、委員長を務める女子生徒です。実際のキャラクターも委員長のイメージそのままで、博識かつ勉強のできる優等生として描かれています。 眼鏡と抜群のスタイルが特徴で、プロポーションのすばらしさに阿良々木がよく目を奪われている描写があります。 家庭環境に何やら問題を抱えている様子ですが、物語序盤でそれは断片的にしか明かされません。怪異に対しては自身も深く関わった経験から、阿良々木や周辺の女性たちにも理解を示しています。なお阿良々木に対してはただの友人以上の感情を抱いているようです。

    八九寺 真宵(はちくじ まよい)

    公園で阿良々木と出会った女子小学生です。敬語で話し、時折大人びたワードチョイスをしますが、食べ物で簡単になびくなど、子供らしい面も持っています。 阿良々木とは迷子になっていたところを見られて世話を焼かれることになりますが、八九寺の迷子の真相は怪異が絡む複雑なものでした。 事件解決後も阿良々木との仲は良好で、じゃれ合っている描写が見られます。

    神原 駿河(かんばる するが)

    阿良々木と同じ高校に通う、一つ下の後輩です。バスケ部のエースとして注目されている女子生徒で、ひたぎとも中学時代に関わりがあった人物です。 とにかく明るく、登場するキャラクターの中でもトップクラスのセリフ量があります。他人をよく褒め、阿良々木に対しては過剰なまでに褒めまくっているのが日常です。 左手に包帯を巻いており、それには怪異が関係しているのですが、物語が進むにつれ真相が明らかになっていきます。 また、性欲が旺盛、百合疑惑、BL好きなどさまざまな方向に暴走しがちで、阿良々木を度々困らせています。

    千石 撫子(せんごく なでこ)

    阿良々木の妹である月火の同級生で、中学校に通う女子生徒です。阿良々木のことをお兄ちゃんと呼ぶほど慕っており、怪異が関わる事件に巻き込まれた時は、阿良々木を信頼し、頼っていました。 照れ屋ですぐ顔を赤らめてしまう癖がありますが、決してコミュニケーション能力が低いわけではなく、奔放なボケで阿良々木に激しくツッコミされる場面も多くあります。

    忍野 メメ(おしの めめ)

    怪異について詳しい男性で、よく派手な柄のシャツを着て煙草をくわえています。阿良々木たちが怪異によって危ない目に遭いそうな時、時には厳しい言い方をしながらも助けてくれる存在です。 回りくどい表現をよく用い、人をからかったり、煙に巻いたりすることもあります。阿良々木もよくからかわれたり、馬鹿にされたりすることがありますが、それでも忍野のことは強く信頼しているようです。

    忍野 忍(おしの しのぶ)

    幼い少女のような外見をしており、メメによって名付けられ管理されている人物です。実は以前、阿良々木と関わった吸血鬼が姿を変えたものであることが序盤で明かされます。 無口で会話は行わず、何を考えているのか分からない場面が多くあります。なぜ吸血鬼がこの姿になったのか、阿良々木とは現在どんな関係性で、今後どのように展開していくのかに注目です。

    漫画版『化物語』の魅力

    原作人気も高い『化物語』ですが、もちろん漫画版にもたくさんの魅力があります。その内容をいくつか紹介しましょう。

    より洗練されたキャラクタービジュアル

    画力の高い大暮維人さんが作画を担当したことで、物語の世界観はより一層華やかになりました。可愛い女性キャラクターは可愛く、恐ろしい怪異の存在はより恐ろしく、そして大暮維人さんが得意とするバトルシーンはかなり迫力のある描かれ方をしています。 本作にはヒロインの戦場ヶ原を始めとして、多くの可愛い女性キャラクターが登場します。それらの魅力を存分に表現していることが、原作ファンからも受け入れられている原因の一つでしょう。

    怪異という題材

    作中には体重を奪う怪異、道に迷い込ませる怪異など、不思議な力を持つさまざまな怪異が登場します。 時には戦い、また時には謎を解きながら事件を解決に導いていくのですが、高いクオリティの画力でその恐ろしさ、戦いの激しさが描かれているため、怪異がよりリアルなものに感じられます。漫画化されたことによって怪異が明確なビジュアルを持って読み手に伝わるため、ハラハラしながら読めるのも魅力の一つでしょう。 もちろんアニメでもビジュアル化された怪異を堪能できますが、漫画ではまたひと味違った表現で楽しめるため、独特の魅力があります。特に大暮維人さんのファンならば、見応えある怪異の姿にどきどきさせられるでしょう。

    漫画ならではの魅力を楽しむ

    『化物語』は、怪異を扱ったミステリーでありバトルも楽しめる作品です。小説で既に大人気だったのですが、漫画になったことでさらに多くの支持を得てファンを増やしました。 大暮維人さんの美麗なイラストと、西尾維新さんの独創的な世界観の融合が楽しめるのは漫画ならではです。小説版しか読んでいなかった人、タイトルは知っているけど小説を読むのが苦手な人は、この機会に漫画版を手にとってみてはいかがでしょうか?

  • 化物語(1)

    少年・青年マンガ
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    【 西尾維新 × 大暮維人 】!!! 阿良々木暦を目がけて空から降ってきた女の子・戦場ヶ原ひたぎには、およそ体重と呼べるようなものが、全くと言っていいほど、なかった――!?アニメ化・ゲーム化など多数のメディアミックスを果たした西尾維新の代表作『化物語』を、『エア・ギア』の大暮維人が豪華漫画化!!現代青春ノベルの金字塔を世界一の絵で! 「週刊少年マガジン」にしかできない最高最興奮の新しい“物語”!!

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