少年マンガのおすすめ30選！超有名マンガから今旬のマンガまで

東京卍リベンジャーズ

歌舞伎町の裏側を描き、大ヒットした『新宿スワン』の作者・和久井 健さんが描くSFヤンキーマンガです。 主人公の花垣 武道（はながき たけみち）は、中学時代の彼女が凶悪な暴走族“東京卍會”の抗争に巻き込まれ死亡したニュースを耳にした日、タイムリープの能力に目覚めます。 そして中学時代に戻ってしまった花垣は、今なら彼女を助けられる事に気がつき、彼女を救うために奮闘を始めます。 以前より人気のある作品でしたが2021年にはアニメ化され、人気が加速中の作品です。

SPY×FAMILY

少年ジャンプを発刊する集英社のWebアプリ“少年ジャンプ＋”を代表する作品が『SPY×FAMILY』です。 物語は冷戦下の架空の国家を舞台に凄腕スパイ、ロイド・フォージャーが任務のために家族を作ることを命じられるところから始まります。家族のために娘や妻を探し一緒に暮らし始めますが、実は娘は超能力者、妻は殺し屋でした。 そんな3人が自分の正体がバレないように普通の家族として生活を送る様子を描いたコメディマンガです。 連載が始まった2019年から口コミで徐々に人気となり、ジャンプ＋の中でもトップクラスの閲覧数を誇る人気の作品です。

怪獣8号

『SPY×FAMILY』と共にジャンプ＋を牽引する人気のバトルマンガが『怪獣8号』です。 街を襲う怪獣の発生率が世界一となってしまった日本が舞台です。怪獣を防衛する隊員を目指していた日比野 カフカ（ひびの かふか）ですが、隊員となる夢は叶わず、怪獣の死体を処理する清掃業者、モンスタースイーパーの職員として活動していました。 しかしそんなある日、小さな怪獣を取り込んでしまいます。そのせいで、カフカは怪獣になれる能力を手に入れてしまい『怪獣8号』と呼ばれるようになります。 ギャグとアクションの配分が巧妙で、昭和の怪獣に親しんだ大人から若い人まで楽しめる作品となっています。

鬼滅の刃

大人気となった『鬼滅の刃』は大正時代を舞台に、人を食べる鬼との戦いを描いたマンガです。 炭を売って生活をしていた心優しき少年、竈門 炭治郎（かまど たんじろう）が、炭を売りに出かけ家に戻ると、一家は鬼に惨殺されていました。唯一妹が生き残っていましたが、彼女は鬼になっており、炭治郎は妹を元に戻し、家族の仇を打つため旅に出ます。 2020年に映画が放送され、マンガが品薄になるなど社会現象になった『鬼滅の刃』ですが、2021年の9月にアニメ2期の放送が決定するなど、その人気は衰えることがありません。

ワールドトリガー

主人公、三雲 修（みくも おさむ）が暮らす三門市は、ある日、異次元へのゲートが開いてしまい、異次元からの侵略者“近界民”の脅威にさらされる事になりました。 物語はゲートが開いて4年後から始まります。三雲は正義感の強い中学生となり、謎の転校生の空閑 遊真（くが ゆうま）と出会います。そして彼と出会ったことがきっかけで三雲は“近界民”との戦いに身を投じる事になります。 2014年と2019年にアニメ化され、2021年の10月から3rdシーズンが放送される予定です。

ワンパンマン

敵との熱い戦いやそのバトルでの成長がバトルマンガの魅力でしょう。『ワンパンマン』は敵を一撃で葬ることができる最強のヒーロー、サイタマが主人公です。 見どころは、成長やバトルの過程を吹き飛ばし、一撃で倒してしまう主人公の設定です。物語が成り立たなくなりそうですが、敵を一撃で粉砕するまでの過程をシュールなギャグとアクションで構成しており、読み始めるとページをめくる手が止まらなくなってしまいます。 もともとは読み切りのWeb漫画でしたが、設定の巧妙さなどから人気に火が付き連載に至った作品です。2015年にはアニメ化もされました。

地獄楽

バトルマンガながらも、美しく儚い画風と登場人物たちの生き様を描き人気となった作品が『地獄楽』です。 最強の忍者として畏れられていたものの、捕らえられ死罪となっていた画眉丸（がびまる）は、どんな条件の死罪にしても死ななかったため、打ち首執行人の山田浅ェ門 佐切（やまだあさえもん さぎり）から無罪放免になる為の条件を突きつけられます。 その条件とは極楽浄土と噂の地で“不老不死の仙薬”を手に入れることでした。 ジャンプ＋での連載は終了していますが、2021年にはアニメ化も決定しており、話題のマンガの一つです。

僕のヒーローアカデミア

5期にも渡りアニメが放送された週間少年ジャンプで連載中の『僕のヒーローアカデミア』は、ヒーローを目指す少年の成長を描いたバトルマンガです。 世界の人口の8割が超能力“個性”を持つ世界が舞台で、この世界では“個性”を悪用する敵（ヴィラン）を取り締まるヒーローが活躍しています。 そんなヒーローを目指す少年、緑谷 出久（みどりや いずく）は能力を持たない“無個性”でしたが、ある日憧れのヒーローであるオールマイトに出会ったことで物語が動き始めます。 主人公の成長と譲れない意思のぶつかり合いが魅力の、正統派なバトルマンガといえます。

ゴールデンカムイ

日露戦争終結後の大正時代、ゴールドラッシュに湧く北海道を舞台にしたサバイバルバトルマンガが『ゴールデンカムイ』です。 日露戦争で圧倒的な戦闘力を発揮し、“不死身の杉本”と呼ばれた杉元 佐一（すぎもと さいち）は、アイヌ民族が残した莫大な埋蔵金の噂を聞いて北海道に足を踏み入れます。そしてアイヌ民族の少女、アシリパと出会った杉本は埋蔵金を狙うさまざまな人達と戦い、時には協力しながら秘密を追いかけます。 緻密な時代考証と徹底的なアイヌ文化の取材からなるリアルな世界観と、サバイバル・バトルマンガとしての面白さが見どころで、さまざまな賞を受賞した作品です。

ヴィンランド・サガ

中世ヨーロッパで最強と恐れられた北欧の民族ヴァイキングの少年を主人公に据えた大河マンガが『ヴィンランド・サガ』です。 主人公はかつて最強と謳われた戦士の息子である“トルフィン”で、彼が父を殺した“アシェラッド”と決闘に臨むシーンから始まります。その決闘に至るまでを幼少期から追いかける形で物語が進みます。 見どころは当時の戦争や生活の様子を緻密に描くと同時に、トルフィンの成長や戦いの様を追いかけることができる事でしょう。 作者はSFマンガの名作として知られる『プラネテス』を描いた幸村 誠さんです。

イサック

仇を追って17世紀の神聖ローマ帝国までたどり着いた日本人傭兵のイサックを描いたバトルマンガです。 舞台となるのは、後に30年戦争と呼ばれる神聖ローマ帝国で行われた戦争下のヨーロッパで、優れた銃の腕を持つイサックは仇であるロレンツォを追いかけます。 中世ヨーロッパに日本刀を持った男が駆け抜ける異色な設定にもかかわらず、画力と骨太なストーリーで違和感なく仕上がっていることが見どころです。 作者は『勇午』の真刈 信二さんと、『死がふたりを分かつまで』のDOUBLE-Sさんです。

応天の門

公家や宗教行事が政治を動かしていた平安京を舞台に、現在も学問の神様として崇められている菅原 道真（すがわら の みちざね）と、プレイボーイとして知られ『伊勢物語』のモデルになったといわれる在原 業平（ありわら の なりひら）が、平安京で起こる事件を解決する物語です。 平安京で怪異の仕業とされた女官の行方不明事件をきっかけに、道真と業平が出会い事件を解決するために奔走します。 異色な設定ですが歴史考察も比較的しっかりしており、事件には平安京を揺るがした応天門の変や、宮廷の権力争いが絡み、ストーリーに深みを出しています。

ブルーロック

ワールドカップ優勝を目指し、日本全国から集められた300人の高校生が日本代表を目指すサッカーマンガが『ブルーロック』です。 2018年のワールドカップでは日本はベスト16で敗退したことを受け、エゴイズムにあふれるストライカーの育成に力を入れます。その育成のために作られた“青い監獄（ブルーロック）”を舞台に、無名のFW・潔 世一（いさぎ よいち）たちが日本代表を目指し戦います。 スポーツマンガにバトルロワイヤルの要素を持ち込んだ異色の作品で、代表入りを目指した蹴落とし合いが中心となる珍しいサッカーマンガです。

灼熱カバディ

競技人口は少ないながらも、「カバディ」と言い続けなくてはいけない特殊なルールで認知度の高いカバディに打ち込む高校生を描いた作品です。 スポーツ嫌いの元サッカー部エースの宵越 竜哉（よいごし たつや）が、カバディ部の勧誘を受け見学をすることになります。当初は「カバディなんてネタだろ（笑）」とバカにしていた宵越ですが、格闘技のような激しい競技を見て興味を持ち、その魅力にハマっていきます。 イロモノスポーツとして見られがちなカバディの魅力を描いた本作は、さまざまなマンガ賞にノミネートされました。

はじめの一歩

ドジでいじめられっ子の高校生、幕之内 一歩（まくのうち いっぽ）がボクサー鷹村（たかむら）と出会い、ボクシングの魅力と「強さとはなにか？」を求め、ボクシングにのめり込んでいく物語です。 優しい主人公が友情、努力、勝利でライバルたちと交流を深めながら成長していく姿はまさに正統派スポーツマンガといえます。 ボクシングマンガの名作として名高く、普段スポーツマンガを読まない人やボクシングに詳しくない人でも名前を知っている人が多い作品でしょう。『週刊少年マガジン』を代表する人気長寿マンガです。

ボールルームへようこそ　Ｓｗｅｅｐ　ｏｖｅｒ　ｔｈｅ　Ｄａｎｃｅ　ｈａｌｌ．

『ボールルームへようこそ』は社交ダンス（競技ダンス）をテーマにした珍しいスポーツマンガです。 平凡な中学生、富士田 多々良（ふじた たたら）は将来の夢も特になく、無為な日々を過ごしていました。しかし、ある日プロダンサーの仙石 要（せんごく かなめ）に出会い社交ダンスの世界を知ることになります。 見どころは、繊細で熱い世界を迫力ある作画で描いていることと、無為な毎日を過ごしていた富士田が社交ダンスの世界にのめり込んでいき、日常がみるみる変わっていく様でしょう。 日本ではややマイナーな競技である社交ダンスですが、本作はアニメ化もされています。

古見さんは、コミュ症です。

人と話すだけで上がってしまうコミュ症の古見 硝子（こみ しょうこ）は高校に入り、友達が欲しいと思っていました。一方、小心者ながら、人の気持ちを察することが得意な只野 仁人（ただの ひとひと）と友だちになり、硝子は楽しい学園生活の一歩を踏み出します。 見どころは、コミュ症というネガティブな要素をきっちりギャグに仕立て上げている作者・オダ トモヒトさんの実力と、アクが強い個性豊かな登場人物たちが織りなす日常でしょう。 2021年10月にはアニメの放送が予定されており、話題のマンガです。

かぐや様は告らせたい～天才たちの恋愛頭脳戦～

頭脳明晰の天才ゆえにプライドが高く告白することができない四宮かぐや（しのみや かぐや）と白銀 御行（しろがね みゆき）が、相手に告白をさせるためにあの手この手を使いながら恋をしていく作品です。 物語は彼らが所属する生徒会を中心に、個性豊かな脇役たちが四宮と白銀の恋愛をサポートしたり邪魔をする形で進んでいきます。 新感覚のラブコメと評される本作は、2021年4月時点でシリーズ累計発行部数1500万部を突破する人気作です。アニメ化や映画化もされています。

亜人ちゃんは語りたい

妖怪や怪物のモチーフになった特別な性質を持つ人々“亜人（デミ）”と普通の人間が共存して暮らす世界が舞台です。本作は、亜人の少女たちの恋の悩みや、種族特有の悩みを相談する教師の高橋 鉄男（たかはし てつお）の様子を描いたラブコメディに仕上がっています。 見どころは、普通の人間とは違う彼女たちの悩みを真摯に考える教師の高橋の様子や、高橋と彼女たちが恋人未満の恋心を抱いていく様子でしょう。 作者のペトスさんは、この作品が初連載ながらも大人気作品へと仕上げた実力のある気鋭の新人漫画家です。2017年にはアニメ化もされました。

ドメスティックな彼女

三角関係や秘密の恋といった、少年誌では描かれることの少ない恋愛模様を、コミカルに描いた作品が『ドメスティックな彼女』です。 小説を書くのが好きな父子家庭の男子高校生、藤井 夏生（ふじい なつお）はある日、橘 瑠衣（たちばな るい）と性的な関係を持ってしまいます。 そんな関係が始まったある日、父が再婚することになりますが、なんと相手が連れてきた子どもが瑠衣と、夏生が恋していた教師である橘 陽菜（たちばな ひな）でした。 シリアスな展開とギャグが交差するのが見どころの作品です。

幽★遊★白書

『HUNTER × HUNTER』の作者として知られる冨樫 義博さんの代表作です。 子どもを助け事故死してしまった結果、幽霊となった不良の浦飯 幽助（うらめし ゆうすけ）は、霊界で閻魔大王から生き返るための試練として、人の心を映す霊界獣の卵をかえすことを命じられます。 その過程で幽助はさまざまな仲間やライバルと出会い、戦い成長をしていきます。見どころは魅力的なキャラが多数登場することで、男女問わず楽しめる作品でしょう。 『HUNTER × HUNTER』と違い、こちらは完結している作品です。

金色のガッシュ！！

天才ゆえに孤独だった中学生、高嶺 清麿（たかみね きよまろ）と、ピュアな心を持つ魔物の子どもガッシュが魔界の王を決めるため、個性豊かな魔物の子ども達と戦うことになります。 正反対だった2人が、コミカルで個性的な仲間たちとともに戦いを通して成長していく姿が魅力で、嫌味のないストーリーは連載当時、幅広い年代から支持を集めた作品です。小学生向きのマンガ雑誌『コロコロコミック』などでも、スピンオフ作品が連載されていました。 またアニメも有名で、2年間にわたり150話が放送され、映画化もされた作品です。

ＦＡＩＲＹ　ＴＡＩＬ

魔法が存在するファンタジー世界にある魔導士ギルド、妖精の尻尾（フェアリーテイル）を舞台に、魔導士を目指すヒロインのルーシィが主人公ナツや仲間たちと共に、ギルドに舞い込む依頼を受けながら冒険をします。 見どころは、国際的なマンガ賞『アングレーム国際漫画フェスティバル』で特別賞を受賞した作者、真島 ヒロさんが得意とするギャグを主体に、少年マンガ特有の熱いバトルが展開される作風です。 2006年から10年近く連載が続いた長寿マンガで、アニメも3期328話が放送された他、海外でも賞を受賞した経歴を持つ作品です。

進撃の巨人　ａｔｔａｃｋ ｏｎ ｔｉｔａｎ

『進撃の巨人』は人を喰らう巨人に支配された世界で、巨人と戦う兵団を描いたダークファンタジーです。 物語は、壁外への自由と引き換えに、巨人の侵略を防ぐために築かれた巨大な壁が、大巨人の出現により崩れ、街が絶望に陥るところから始まります。主人公のエレンは母を巨人に捕食され、巨人を駆逐することを誓います。 巧妙な伏線と衝撃的なストーリーが絶え間なく続く重厚な作風で、2巻発売時点で発行部数が100万部を突破した作品です。最終回が公開された日にはTwitterのトレンドに関連ワードが多数入るなど、注目を集めました。

今も昔も少年マンガの面白さは変わらない！

少年の心に火を灯す熱いバトルや展開が売りの少年マンガは、今も昔も多くの人に親しまれるジャンルです。今回は今人気急上昇中の話題作から、伝説を作った名作までさまざまな作品を紹介しました。 大人になると少年マンガはなかなか読まなくなってしまいますが、面白さは常に進化しており、手に取ればページをめくる手が止まらなくなるでしょう。 今回は人気の話題作や面白いと有名な作品を中心に集めているので、気になる作品があれば、ぜひ手にとってみてください。