今読みたいおすすめ将棋マンガ10選。棋士達の成長に目が離せない

今読みたいおすすめ将棋マンガ10選。棋士達の成長に目が離せない

将棋は昔からマンガのテーマとしてよく取り上げられています。将棋のルールを知っている人はもちろん、わからなくても楽しめるため、現在でも多くの将棋マンガが連載中です。数ある将棋マンガから、今読んでおきたい10作品を紹介します。

  • 一度は読みたいおすすめ将棋マンガ6選

    3月のライオン(1)

    少年・青年マンガ
    4.6
    600

    その少年は、幼い頃すべてを失った。夢も家族も居場所も──。この物語は、そんな少年がすべてを取り戻すストーリー。その少年の職業は──やさしさ溢れるラブストーリー。

    3月のライオン

    羽海野チカさんの『3月のライオン』は、アニメや実写映画になったため、知っているという人も多いのではないでしょうか。白泉社・ヤングアニマルで2007年から連載が続いており、単行本も2021年現在、15巻まで発行されています。 主人公の桐山 零(きりやま れい)は、将来を嘱望される17歳のプロ棋士ですが、幼い頃両親を亡くし、身寄りもないためか、盤上でも日常生活でも深い孤独を感じています。 しかし、ひょんなことから知り合った川本家の三姉妹や、同じ研究会の二海堂、先輩棋士たちとの関わりの中で、棋士としても人間としても成長していきます。 悩みを抱え、それに立ち向かっていく主人公の姿に共感し、勇気づけられる人も多いでしょう。また、プロ棋士・先崎 学さんが監修しており、将棋の場面も読み応えがあります。

  • 或るアホウの一生 1

    少年・青年マンガ
    -
    630

    「ふざけてません、本気です」----まっすぐといえばまっすぐ、バカといえばそうかもしれない瞬(17歳)。イケメン坊ちゃんの夏目(17歳)と言い合ったり、辛辣最年長・迫(23歳)にイジられたり、一見温和な牧野(23歳)にフォローされたしつつ、ひたすら「勝ちたい」と思う毎日。アホで間抜けでど真剣、将棋野郎成長群像劇!好きか嫌いかと聞かれたら嫌いでないと答えるけれども、なりたいかと問われれば間違いなくすんごくなりたいと言ってしまうけども、「なんでなりたいか?」と聞かれたら理由はよくわからないから考えながら暴れまわる。強いって、なんだ!?

    或るアホウの一生

    トウテムポールさんの『或るアホウの一生』(全4巻・完結済み)は、主人公・高以良 瞬(たかいら しゅん)と、ライバルであり仲間である夏目・迫・牧野の4人がプロ棋士を目指す姿を描いた将棋マンガです。 しかし、目指すだけではプロにはなれない厳しい世界。考え抜いた瞬は、「他と同じことをしていてはだめだ!」となぜかビジュアル系のようなメイクにピアスをして外見を変えたり、就職も進学も蹴ったりと、方向性はやや微妙ながら、将棋に全てを捧げます。 さまざまな悩み、思うようにいかないもどかしさを抱えて狭き門に挑む主人公や仲間たちの奮闘ぶりが、スポーツマンガにも負けない熱量で迫ってくる作品です。

  • 将棋の渡辺くん(1)

    少年・青年マンガ
    4.8
    800

    将棋棋士は人類の代表! 将棋を指して生活している。懸命に勉強し、年に50局くらい戦い、勝てば笑い、負ければ自分のせい。勝ち負けだけに支配された世界。それはまるで人生の縮図だ。棋士は、どんな人たちなんだろう? 何を食べて、何時間寝ているんだろう? 勝負師でも無頼でもない、リアルな将棋棋士の毎日を棋士の妻が漫画にしました。ノンフィクションです!

    将棋の渡辺くん

    作者・伊奈めぐみさんの夫、棋士の渡辺 明さんの日常を題材とした実録マンガです。渡辺 明さんといえば、永世竜王・永世棋王の資格を持ち、歴代4位のタイトル通算獲得数を誇るトップ棋士の一人。人生の全てを将棋に注ぎ込んでいるといっても過言ではないでしょう。 この作品では、そんな棋士の渡辺さんが、普段どんな生活をしているのか、家族とどのように過ごしているのかが描かれています。勝負を離れた渡辺さんの、「干支を知らない」「ぬいぐるみ好き」など、驚きのエピソードも満載です。単行本は2021年現在、5巻まで刊行されています。

  • リボーンの棋士 1

    少年・青年マンガ
    5.0
    590

    敗北は逆転の母!挫折の底は再生の胎内!! プロ棋士養成機関・奨励会で、四段に上がれないまま26歳になった安住浩一は、年齢制限の掟により退会させられ、プロへの道を閉ざされた。 そこからは、人から距離を置かれ、年下からも見下される日々。 それでも安住は、明るく笑顔で前向きに振る舞った。 嫉妬は、湧いてもそれをかき消した。 そうしているうちに、眩いほどのプラスオーラが身についた。 将棋を忘れて、この生き方でいいはずだ、とも一時は思った。 しかし、人生から将棋を切り離せなかった。 アマ棋士としてのリスタートを決意する、安住。 その棋風は以前とは違う、まったく新しいものに進化していた。

    リボーンの棋士

    主人公・安住 浩一(あずみ こういち)は、年齢制限のためにプロ棋士になることを断念せざるを得ませんでした。夢を諦め、カラオケ店で働いていますが、アルバイト仲間に誘われた将棋イベントで、将来を嘱望される中学生棋士・明星(あけぼし)六段と対戦します。 指導対局とはいえ、ハンデなしで勝ったことで、安住は将棋への情熱を取り戻します。『リボーンの棋士』(全7巻・完結済み)は、安住が同じく年齢制限に引っかかった土屋(つちや)とともに、プロ編入を目指してまい進する物語です。プロになれるのはほんの一握りという厳しい世界に、一度は挫折した二人が再び挑んでいくさまは、諦めないことの大切さを教えてくれます。

  • ひらけ駒! 1巻

    少女・女性マンガ
    -
    600

    将棋に夢中な小学4年生、菊地宝。そんな息子を見守るうちに将棋の魅力にはまっていく母。千駄ケ谷の将棋会館、子ども将棋大会、将棋スクール、町の小さな将棋道場、将棋まつり。ふたりの休日はいつだって将棋!どうしたら強くなれる? 将棋指しは変人ばかりなのか? 知れば知るほど惹きつけられる将棋の世界へようこそ!作者42歳にしてはじめての週刊連載、緊張のなか始まった第1巻!!

    ひらけ駒!

    『ひらけ駒!』はやや異色の将棋マンガです。主人公は将棋好きの小学4年生・菊地 宝(きくち たから)。「週刊将棋」や「将棋世界」を愛読し、宿題そっちのけでネット将棋や棋譜並べにいそしむ無類の将棋好きで、将棋教室やスクールに通って腕を磨いています。 アマ4段に昇格したのを機に、研修会に入りますが、物語の見どころは将棋だけではありません。宝と、宝の影響を受けて、自らも将棋にのめり込んでいく母の、ほのぼのとした親子のやり取りは、読むだけで元気がもらえそうです。 完結後、Webで連載された続編『ひらけ駒!return』では、将棋にハマった頃の主人公の毎日が描かれています。

  • 宗桂~飛翔の譜~(1)【電子限定特典付き】

    少年・青年マンガ
    -
    680

    ●安永四年(1775)、江戸――実在した将棋指しの物語。 江戸には代々、将棋で俸禄を得る「将軍家将棋指南役」、つまり幕府公認の将棋指しがいた。実在した「将棋御三家」である。この物語は、御三家筆頭・大橋本家当主にして、後に八世名人を襲位する「九代目大橋宗桂」と、彼を巡る将棋指したちが織りなす葛藤と真剣勝負、夢と情を描いた本格将棋ドラマである。 ●星野泰視だから描けるひりつく勝負、渡辺明だから成り立つ唯一無二の精巧な将棋図面。 指さない「観る将」でも将棋の内容が分かる! 本作で指される将棋は、現存する江戸時代の棋譜をベースにしたものはもちろん、それとは別に約半数は将棋界を代表するトップ棋士・渡辺二冠(棋王・王将)の手で初手から投了まで組み立てたオリジナルのもので構成。そこに『哲也-雀聖と呼ばれた男-』を大ヒットに導いた星野泰視による、濃密なキャラクターと心理戦が加わり、さらに史実も絡んだ深みのある「本格将棋エンターテインメント」に仕上がっています。さらにそれに留まらず、渡辺二冠による書き下ろし解説コラムを一話一話に追加!「将棋をしっかり描いている」のに「初心者も理解できる」、新しい将棋漫画体験がここに! ※電子版にはおまけマンガ2ページを収録。

    宗桂~飛翔の譜~

    『宗桂~飛翔の譜~』(全3巻・完結済み)は、『哲也~雀聖と呼ばれた男~』で麻雀の世界を描いて大ヒットした星野 泰視さんの作品です。 主人公が生きる江戸時代に実在した棋士・9代大橋 宗桂(おおはし そうけい)が、さまざまな棋士と切磋琢磨しながら、初代宗桂の散逸した棋譜を探し求める物語です。 作品中、対局で登場する盤面は、現存する江戸時代の棋譜をベースにしています。また、『将棋の渡辺くん』のモデルでトップ棋士でもある渡辺 明さんが、初手から投了まで組み立てたという完全オリジナルの棋譜を使っていることでも話題になりました。 リアリティあふれる将棋ドラマは、江戸時代が舞台ということを忘れてしまいそうです。

  • 女流棋士が主役の将棋マンガ4選

    将棋めし 1

    少年・青年マンガ
    -
    600

    前代未聞、将棋×めしの異色マンガ! プロ棋士・峠なゆたが対局の休憩中に食べるメニューとは!? そして、それが将棋にどう影響するのか!? めしで勝敗が決まると言っても過言ではない!

    将棋めし

    将棋の対局は長丁場が基本です。その最中に、棋士がどんなものを食べるのか、注文したメニューは何かなど、しばしば食事が話題になるのをご存じでしょうか。『将棋めし』(全6巻・完結済み)は、その食事にスポットをあてた“将棋グルメマンガ”というべき作品です。 主人公の女流プロ棋士・峠 なゆた(とうげ なゆた)を始め、登場するプロ棋士たちが注文するメニューは、いずれも連載当時実在したものばかりです。登場人物のこだわりやジンクスも描かれており、将棋マンガの別の楽しみ方を教えてくれます。

  • 盤上の詰みと罰 : 1

    少年・青年マンガ
    -
    500

    ふらりと現れたその不思議な少女は、明るくて可愛くて、そして何よりも将棋がメチャクチャ強かった!!霧島都、元6冠王の女流棋士。5年前のとある対局をきっかけに、1ヵ月ごとに記憶がリセットされるようになってしまった。忘れてしまったその相手を探し出すため、彼女は全国将棋ひとり旅へ!笑顔と愛と謎が渦巻く本格青春将棋マンガ!

    盤上の詰みと罰

    かつて最強と呼ばれた、元女流六冠のプロ棋士・霧島 都(きりしま みやこ)は、5年前のある対局がきっかけで、1カ月ごとに記憶がリセットされてしまうという記憶障害を患うようになりました。当然プロとしてやっていけるはずがなく、やむを得ず引退するものの、彼女はなくした記憶を取り戻すことは諦めませんでした。 5年前に対局した相手は誰なのか突き止めるために、都は全国将棋一人旅に出ます。彼女の記憶は、果たして戻ることがあるのでしょうか?全2巻という短い作品ですが、将棋に記憶探しというミステリーを絡めたストーリー展開は必見です。

  • 将棋指す獣 1巻

    少年・青年マンガ
    -
    720

    弾塚光、女性。元奨励会三段。プロ棋士を目指す。将棋の世界は厳しく、アマチュアからプロに上り詰めた人間はごく僅か。まして女性でプロになった者は皆無……であったが。――将棋ブームの到達点はここにあり! 女性初のプロ棋士誕生ストーリー、満を持して始動!! “ケダモノ”と呼ばれた女性の、清廉なる一手が盤上にいま花開く。

    将棋指す獣

    「女流棋士はいるが、女性棋士はいない」ことをご存じでしょうか。“女性棋士”とはいわゆるプロの棋士を指します。奨励会に入り、四段になる必要がありますが、2021年現在、奨励会で三段を持つ女性はいるものの、四段を取り、棋士になった女性はいないのです。 『将棋指す獣』(全4巻・完結済み)は、初の女性棋士となった弾塚 光(だんづか ひかり)が、アマチュア三段からプロ棋士に至る過程を描いた作品です。主人公は架空の人物ですが、男性以上にプロ棋士は狭き門であること、アマチュアとはいえ、女性が勝ち抜いていくことの厳しさが伝わってきます。 そんな中、光の“友達を失くす”、“ケダモノ”と呼ばれる超攻撃的な棋風が、名前の通り強い光を放ち、勇気づけられます。

  • 永世乙女の戦い方 1

    少年・青年マンガ
    4.0
    630

    華麗で獰猛な美しき乙女たちの戦い! 81マスの盤上で激しく戦う乙女達! 高校2年生の早乙女 香が目指すのは、将棋界の遥か高み。彼女の前には、美しくも獰猛な乙女達が立ちふさがる。なによりも熱く、そして冷徹な戦いが今始まる!

    永世乙女の戦い方

    作品の主人公・早乙女 香(さおとめ こう)は、将棋一筋の女子高校生です。朝食をとりながら棋譜並べをしているうちに昼になってしまい、遅刻することもたびたびというほど、打ち込んでいます。 その根底には、デビュー戦で敗北した角館 塔子(かくのだて とうこ)に勝つことや、女流棋士の世界に絶対女王として君臨する天野 香織(あまの かおり)に追いつくことへの情熱と執着があります。 “将棋バトルマンガ”と呼ばれるように、対局の場面で彼女たちが見せる獰猛な表情や不敵な笑みは、将棋の世界に男性も女性もないのだと感じさせてくれます。 2019年から『ビッグコミックスペリオール』で連載がスタートし、2021年現在も継続中です。単行本は5巻まで刊行されています。

    今熱い将棋マンガをチェックしよう

    対局に臨む棋士たちの脳内では、数百手も先の盤面が展開していると言われています。一見静かなようで、実はスポーツや格闘技にも劣らない、熱い戦いが繰り広げられているのです。 そんな将棋をテーマとしたマンガは、ルールを知らなくても楽しめるのが魅力です。また、分かる人ならよりリアルに感じられるでしょう。 マンガがきっかけで将棋を始めたという人もいるほど、将棋マンガは昔から多くの人を魅了してきました。そして、今また何度目かのブームが来ている将棋マンガの話題作をぜひチェックしてみてください。