日本でも人気の高いスポーツである“サッカー”は、スポーツマンガの中でも特に人気のある題材です。今回は今話題の作品から過去の名作、戦略やプレイヤー以外の人物を取り上げたものまで、サッカーをテーマにした作品を一挙30作品紹介します。
Mr.CB
ベテランと新人の二人がサッカーに打ち込む姿が魅力の『Mr.CB』は、主人公である吉永 衛 (よしなが まもる)が無名の高校生、千明 明 (ちぎら あきら)と出会うことから始まります。 過去には日本代表として活躍し、海外リーグでも活躍していた過去を持つ吉永が、電車の中で出会った高校サッカー部に所属する千明を自分のチームに引き込むために自身の契約金5000万円を使います。そして千明を引き込んだ吉永は彼の育成をしながらチーム昇格を狙う物語です。 原作担当の綱本 将也さんは『講談社漫画賞』を受賞したサッカーマンガ『GIANT KILLING』の原作を務めるなど、話題性もある注目のサッカーマンガです。
キャプテン翼
サッカーマンガをよく知らない人でも、名前は聞いたことがある人も多い名作サッカーマンガです。 サッカーボールを友達と語る天才サッカー少年で、南葛小に転校してきた大空 翼(おおぞら つばさ)は、修哲小の天才GK・若林 源三(わかばやし げんぞう)と出会います。彼との出会いをきっかけにさまざまなライバルと出会いながら、翼は成長を重ねていきます。 本作は翻訳され、日本のみならず世界中で読まれており、シリーズの国内累計発行部数は7000万部以上を誇る名作マンガです。 シリーズを含めると100巻以上の『キャプテン翼』ですが、本編は21巻と多くありません。名作マンガながら気軽に読むことができます。
シュート!
天才と呼ばれる久保 嘉晴(くぼ よしはる)に憧れ掛川高校に入学した田仲 俊彦(たなか としひこ)こと“トシ”はサッカー部に入部しますが、憧れの久保は入院中で、雑用ばかりやらされる毎日にうんざりしていました。 そんな中、マネージャー遠藤 一美(えんどう かずみ)の策略で2年生と試合をすることになり、このことがきっかけでトシはインターハイを目指すようになります。 憧れの先輩を追いかけ、青春とサッカーの日々を送るトシと仲間の姿が魅力で、アニメ化のみならず映画化もされた作品です。 また、物語は1部から4部に分かれ、部ごとに舞台が変わるのも特徴です。部ごとに異なる側面を楽しめる作品でもあります。
振り向くな君は
喘息持ちで激しい運動ができず、中学時代はマネージャーをしていた少年、成神 蹴治 (なるかみ しゅうじ) は父の龍が創った桜木高校サッカー部でプレーするのが夢でした。 物語はそんな蹴治が日本中を旅しているという少年・犬童(いんどう)かおると出会い、廃部寸前の弱小だった桜木高校サッカー部を救うところから始まります。 二人の活躍で弱小チームが伝説となっていく様が見どころですが、サッカーマンガ『DAYS』と世界観がつながっているというのも、ファンには嬉しい魅力です。 舞台となる桜木高校は『DAYS』で登場する、聖蹟高校のライバル校です。本作は単体でも楽しむことができますが『DAYS』と合わせて読むことでより楽しめるでしょう。
ファンタジスタ
離島という環境で卓越した技術を磨いてきた坂本 轍平(さかもと てっぺい)は、姉であり都立水本高校サッカー部の監督として活動している坂本 琴音(さかもと ことね)を頼って上京します。 上京してきた当日、水本高校の強豪である帝東高校との対戦に急遽加わった轍平は、観客や視察に来ていたACミランのスカウトマンも魅了するプレーを見せます。 『ファンタジスタ』はそんな天才的才能を誇る轍平が、弱小高校である水本高校のサッカー部から世界へと羽ばたいていく作品です。 ちなみに元日本代表のサッカー選手、本田 圭佑さんはこの作品のファンで、続編となる『ファンタジスタ ステラ』では原案協力に携わっています。
ホイッスル!
サッカー選手になることを夢見る中学2年生、風祭 将(かざまつり しょう)はサッカーの名門、私立武蔵森学園中等部でサッカー部に所属していましたが、背が小さいだけで3軍に落とされ、練習どころか雑用だけを行う毎日を送っていました。 こうした日々に見切りをつけるべく、風祭は桜上水中へと転校しますが、レギュラー選手と勘違いされた結果、大きな恥をかくことになります。 『ホイッスル!』は風祭が理不尽な状況下でもひたむきにサッカーに打ち込む様子が魅力のマンガで、桜上水中のメンバーたちと成長していく姿が見どころです。 連載期間中にアニメ化もされましたが、2016年にリメイクされています。また、舞台化もされたことも話題です。