長い歴史をもつ日本は時代ごとにさまざまな特色や文化、価値観があります。今回は私達が暮らす”日本の歴史”を題材にした漫画を紹介します。平安から近代まで、史実に沿った作品やファンタジー要素が強めの作品も含めた、おすすめの13作品です。
雪花の虎 1
少年・青年マンガ戦国の世を、義を貫いて駆け抜けた軍神・上杉謙信。 毘沙門天の化身とされる名将中の名将は、実は、女だった——— 時は享禄二年、1529年。 越後の春日山城城主・長尾為景の第3子が誕生する。 不甲斐ない嫡男・晴景に代わる後継ぎとして期待された赤子は、 しかし女児だった。 失望する為景だったが、すぐに決意を新たにする。 「この子を、姫武将として育てる」「名を虎千代とする」と—— 強い父、やさしい母、穏やかな兄、健気な姉に囲まれ、小さな山城でお転婆に育つ虎千代。 その双肩に背負う運命の重さを、未だ知るよしもなく……。 東村アキコが挑む本格大河ロマン、 越後の虎、女・上杉謙信の一代記がいま、始まる!!
雪花の虎
上杉謙信は実は女性だったのではないか?という仮説をベースに、上杉謙信が女性である世界を描いた漫画が『雪花の虎』です。 越後の春日山城の城主、長尾為景の第3子として生まれた女児、虎千代。彼女はやさしい母、穏やかな兄、健気な姉に囲まれ、小さな山城でお転婆に育っていきます。そんな彼女がどのようにして後世に名を残すのか?という展開が見どころの作品です。 作者の東村アキコさんは『海月姫』や『東京タラレバ娘』などのギャグテイストの作風で有名な作家さんです。冒頭から真面目な解説とともにクスッと笑えるギャグが入ります。歴史漫画を普段敬遠している方にもおすすめできる作品です。
昭和天皇物語
戦前は人でありながら神である”現人神”と崇められ、戦後は国家の象徴として国民と共に生きることになった昭和天皇を描いた作品です。 波瀾万丈という言葉では表せないほどの濃密な生涯を送った昭和天皇を、漫画界の巨人、能條純一さんが、昭和天皇が迪宮(みちのみや)と呼ばれた幼少期の頃から描きます。 見どころは、未だ政治や戦争問題で論じられ、創作物で取り上げるにはある種の禁忌すらある昭和天皇を、戦史研究家として著名な半藤一利さんの協力を得て、一人の人物として描いたことです。
話題の日本史マンガをチェック
時代によってさまざまな顔がある日本。長い歴史の一部をドラマチックに切り取った日本史マンガは、史実に基づく他にはない面白さがあります。 さまざまな時代をテーマにした数多くの日本史マンガがありますが、今回は日本史に詳しくない人も、詳しい人も楽しめるマンガを中心に、話題となった作品や現在人気が急上昇している作品を紹介しました。 どの作品もおすすめですので、読んだことのない作品があったら、ぜひ読んでみてください。