打ち切り漫画の名作20選。さまざまな理由で打ち切られた名作を紹介

主人公の丸尾栄一郎（まるお えいいちろう）は成績はずっとオールAで誰もが認める優等生。高校になって運動がしたいと考え、地域のテニススクールに体験に行きます。 しかし栄一郎は、ウォームアップにもついていけません。訪れたテニススクールはプロ選手を育てる名門だったのです。翌週、ウォームアップをなんとかクリアした栄一郎。初めてのテニスに苦戦するものの、1球だけ確かな手応えを感じ、どんどんのめり込んでいくのでした。 コミックは全47巻、累計発行部数は1000万部越えで、アニメ化もしています。現実的な技術や戦術で描かれているのが特徴で、栄一郎は相手を分析して戦います。目標に向かって頑張りたい方に勇気を与えてくれる作品です。

私立銀成学園高校の2年生、武藤（むとう）カズキは、廃工場で巨大な怪物に襲われていた少女を助け、命を落とします。しかし、その少女、津村斗貴子（つむら ときこ）が”核鉄”を体に入れたことにより生き返りました。 翌日、夢だと思っていたカズキでしたが、放課後に先生の姿をした化け物、ホムンクルスに襲われます。窮地に追い詰められたカズキでしたが、核鉄の力による武具”武装錬金”で反撃を開始するのでした。 単行本は全10巻で、アニメ化もされた人気作品。武装錬金を使った迫力のあるバトルシーンが見どころです。

塾の帰り道の夜の墓場で、小山田（おやまだ）まんたは、大量の幽霊に囲まれた麻倉 葉（あさくら よう）と出会います。翌日、まんたの学校に葉が転校してきました。 葉は、シャーマンと呼ばれるあの世とこの世を結ぶ者でした。600年前のサムライの霊、阿弥陀丸（あみだまる）との出会いを通して、シャーマンの王“シャーマンキング”を目指します。 連載は途中で終わってしまいましたが、コミックス完結版で最後まで物語が描かれています。2021年4月には新作のアニメが放送開始され、高い人気がうかがえる作品です。

ムヒョは、人に危害を与える幽霊達に罰を与える魔法律家の執行人。助手のロージーとともに相談事務所を営んでいます。 とある高校生、井上理恵（いのうえ りえ）の依頼を受けたムヒョ。駅のホームで友達の岡崎妙子（おかざき たえこ）といがみ合いになり、線路に落ちて妙子が死んでしまったとのことでした。ムヒョは、地縛霊になってしまった妙子を処するため、ホームに赴きます。 2018年にアニメ化され、ジャンプ+で続編が1年間連載されました。ダークな雰囲気と、ギャグのほんわかした雰囲気の両方を持つ作品です。

物語の主人公は、身の丈を超える大剣を持ち、ひとり旅をするガッツ。成り行きで助けたエルフの妖精パックと、共に旅をすることになります。 ガッツは狂ったように戦い続け、人々を脅かす魔物や使途を倒していきます。彼は、使途よりも強力な存在、超越的ゴッド・ハンドに、並々ならぬ憎悪を抱いていたのでした。 コミックスの発行部数は累計4000万部を超える、超人気作品です。臨場感たっぷりに描かれる魔物や、迫力あるバトルシーンに注目です。

落ちこぼれの高校三年生、相原琴子（あいはら ことこ）は、入学式で一目惚れしてからずっと片思いを続けてきた、入江直樹（いりえ なおき）にラブレターを渡して告白します。 しかし、偏差値トップクラス、全国模試で1位の直樹は、「いらない。頭の悪い女はきらいなんだ」と突き放すのでした。さらに地震で自宅が崩壊し、父の親友の家にお世話になることになった琴子。なんとその家は、直樹の家だったのです。 同居を余儀なくされた2人の関係はどうなっていくのでしょうか？漫画は未完となってしまったものの、アニメ版では作者の多田かおるさんのメモを元に続きが描かれています。

一般人が力士と相撲を取れる、大相撲の地方巡業のシーンから物語は始まります。主人公の鮫島鯉太郎（さめじま こいたろう）は、6つの階級の内、下から2番目の序二段の力士を張手一撃で倒してしまいます。 「横綱を連れてこい」と豪語する鯉太郎は、階級の高い幕下の力士にも勝利。彼は、かつて史上最悪と言われた力士、鮫島太郎（さめじま たろう）の息子でした。 この勝利をきっかけに、鯉太郎は相撲部屋に入り、父を超えるため奮闘します。相撲に詳しくなくても楽しめる作品です。

高校生の小室孝（こむろ たかし）は、幼なじみの宮本麗（みやもと れい）が、親友の井豪永（いごう ひさし）と付き合い始めたことにショックを受け、屋上で授業をさぼっていました。 すると、不審者が校門に集まり、先生を噛む姿が見えます。噛まれた先生はまた別の先生を噛み、ゾンビが学校に蔓延。孝、麗、永の3人はゾンビから逃げることができるのでしょうか？ 月刊ドラゴンエイジの看板作品で、アニメ化もされています。グロテスクな描写やセクシーなシーンもふんだんに盛り込まれた作品です。

主人公のたけしは、「りぃいいだぁああ～～～」と奇妙な産声を上げながら生まれ、ひげがすでに生えていました。生後2日で歩き、その翌日には開脚前転をマスターしてしまいます。 そんなたけしは、サラリーマンのリーダーを務めていた父に憧れ、自分もリーダーになりたいと思うのでした。小学生になったたけしの物語が描かれます。 シリアスなバトル編と、ギャグ編が繰り返されるのが特徴の本作品。作者の逮捕により打ち切りとなりますが、後にスーパージャンプで続編が連載され、無事完結しています。