戦争漫画の魅力は国家の運命を左右する戦いや、ドラマチックな命のやり取りが濃密に描かれることです。今回は西洋やアジア、日本が舞台の作品からファンタジーが舞台のものまで、さまざまな時代の戦争漫画を30作品ピックアップします。
ベルサイユのばら 1巻
少女・女性マンガフランス宮廷-そこは世界一華やかで贅沢さを競い合うセレブたちの憩いの場。時は18世紀、若き皇太子妃として、オーストリア・ハプスブルグ家よりマリー・アントワネットが嫁いでくる。皇太子夫妻を護衛するのは、男装の麗人・オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ。宮廷では愛くるしいアントワネットへと人気が集まるが、ルイ15世の愛人・デュ・バリー夫人が社交界を牛耳っていた…。皇太子妃VS国王愛人で盛り上がるベルサイユ。そして、対立はオスカルをも巻き込みやがて国際問題へと発展していき…!?類を見ない大ブームを巻き起こし今なお世界中の人々を魅了してやまない不朽の名作!第1巻
ベルサイユのばら
連載当時、舞台化もされ社会現象になった『ベルサイユのばら』は、フランス革命前夜からマリーアントワネットの処刑までの革命期を舞台にした漫画です。 物語は男装の麗人オスカルと史実の人物、マリー・アントワネット、異国の貴公子フェルゼンの恋愛を中心に進みます。この3人がフランス革命をどう生き抜いていくか、そして3人が巻き込まれる悲劇が見どころです。 少女漫画ということもあり、恋愛要素の強い『ベルサイユのばら』ですが、革命という身分間の争いと、時代の変革に翻弄される登場人物たちの姿は、戦争漫画としての面白さもあります。
戦争は女の顔をしていない 1
少年・青年マンガ「一言で言えば、ここに書かれているのはあの戦争ではない」……500人以上の従軍女性を取材し、その内容から出版を拒否され続けた、ノーベル文学賞受賞作家の主著。『狼と香辛料』小梅けいとによるコミカライズ。
戦争は女の顔をしていない
第二次世界大戦当時、ソ連では祖国を守るために100万人を超える女性が戦場に立ちました。 彼女たちは看護師や軍医だけでなく、兵士として戦争に向かいましたが、戦後は讃えられるどころか、世間から白い目で見られることになります。 祖国を守ったにもかかわらず、戦争体験をひた隠しにしなくてはいけない。そんな事実を明らかにし、ノーベル文学賞を受賞した『戦争は女の顔をしていない』をコミカライズしたのが本作です。 コミカライズを担当するのは人気ライトノベル『狼と香辛料』のイラストを担当した小梅けいさん。特徴的な絵柄で、ノーベル文学賞作品をコミカライズする異色の作品です。