ヤンデレマンガおすすめ14選。愛が重すぎるヒロイン・男子がいる作品

えすのサカエさんによる『未来日記』は、アニメ化やドラマ化もされた大ヒット作品です。携帯に日記をつけることが日課だった少年・天野雪輝（あまの ゆきてる）が、自分の未来が記された未来日記を手にしたことから、殺人ゲームに巻き込まれていくサバイバル・サスペンスが描かれています。 未来日記の所有者同士の殺し合いに巻き込まれた雪輝を救うのが、本作品のヤンデレヒロイン・我妻由乃（がさい ゆの）です。由乃は美人で成績優秀な優等生ですが、実は雪輝を愛するストーカーで彼以外には何の関心も持ちません。 雪輝を狙う者は容赦なく殺そうとするなど、常軌を逸したサイコパスな行動を取ります。病的なまでのヤンデレ具合と、主人公に恋する無邪気でかわいい姿のギャップが魅力的なヒロインといえるでしょう。

吉原雅彦さんの『ブラック彼女』は、サイコパスな二重人格ヒロインが登場する、グロありのサスペンス少年マンガです。平凡な男子中学生・星野テルと、クラスメイトの巨乳美少女・天宮ミドリのスリリングな恋を描いています。 ヒロインの天宮は、普段は明るくかわいい"天宮さん"ですが、"ミッちゃん"という猟奇的な別人格を持っている危険人物です。ミッちゃんの人格になると、暴力的な行動や犯罪行為を平気でするようなヤンデレになります。 テルは好きな子である天宮さんと、幼い頃に自分の歯を抜いた猟奇的なミッちゃんのギャップに戸惑いながら、事件に巻き込まれていくのです。

ガオシさんの『間宮さんといっしょ』は、病んだヒロインたちの言動に心がざわつく、危うい空気感が魅力の百合マンガです。1ページ目で告白をされたヒロイン・佐々良（ささら）が「いいよ、死んでくれたら」と返すところから始まるストーリーは、予想を裏切る展開で思わず引き込まれてしまいます。 佐々良の言葉の通りに死んだ女子・間宮 涼（まみや りょう）が、幽霊になり佐々良と付き合い始める斬新なストーリーに注目です。自己中で他人に興味を持たない佐々良と、佐々良の気を引くために死んで霊となって現れた間宮の普通じゃない関係性は、他のマンガにはない魅力を感じさせます。

『サエイズム』は、内水融さんが描くホラーテイストな学園マンガです。大人しく内気な性格でいじめられっ子の国木美沙緒と、容姿端麗・成績優秀・運動神経抜群な美少女・真木 冴の狂気に満ちた関係性は見逃せません。 百合要素を含んだサスペンス作品で、ヤンデレヒロインの冴が美沙緒に執着している描写に注目です。完璧な優等生である冴は学園の人気者ですが、美沙緒に対して常軌を逸した愛情や友情を抱いています。 支配欲の塊のようなヤンデレの冴から美沙緒は逃げることができるのか、先の展開が気になって仕方がないストーリーも見どころでしょう。

モリエサトシさんの『白磁』は、天才画家の男性と、彼を魅了する女子高生のラブストーリーです。白く美しい肌を持つ女子高生・一条生花（いちじょう せいか）と、彼女を描いてみたいと執着する画家・真部明春（まなべ あきはる）の危うい関係にドキドキしてしまいます。 『花とゆめ』で連載されていた本作品は、少女マンガらしい繊細なタッチの絵柄と歪な愛の形がマッチしている傑作です。生花の白い肌の虜になりながらも、自分の欲望が彼女を汚してしまうと悩む明春は、病んでいるのにどこか色気を感じさせます。 背徳感のある映画のようなストーリーと、ヤンデレ男子の執着を満喫できる作品です。

『鳶田くんと須藤さん』は、理央さんの描くヤンデレ男子が魅力的な恋愛マンガです。地味な女子高生の須藤凪子と、なぜか凪子に対して異様なほどの執着を見せる鳶田の恋がコメディタッチに描かれていきます。 俺様気質で暴走気味な鳶田と、そんな彼に困惑しながらもペースに巻き込まれていく凪子がどのように距離を縮めていくのかが気になる作品です。鳶田は初対面のはずの凪子に対して、周りも引くほどの束縛や独占欲を見せます。 ヤンデレ特有の犯罪スレスレの行動とは裏腹に、名前を呼ばれたり褒められたりすると照れてしまう鳶田のギャップも楽しめる作品です。

独占欲の強い一途なヤンデレ男子に夢中になりたい人におすすめなのが、ほしの瑞希さんの『みにあまる彼氏』でしょう。恋愛経験のない女子高生・いろはが付き合うことになった日下部くんは、一見地味めで大人しそうな好青年ですが、実はヤンデレで恋愛上級者という"ギャップ萌え"キャラです。 嫉妬深くヤンデレですが、主人公のいろはにはとことん優しい日下部くんに、思わず胸キュンしてしまう人も多いでしょう。少女マンガならではのかわいい絵柄ときめきがつまったストーリーは、ヤンデレ男子の新たな魅力に気付ける一作となっています。

桜田雛さんの『太郎くんは歪んでる』は、幼馴染のヤンデレ男子との恋にときめく少女マンガです。主人公の泉は、いとこの大学生で家庭教師をしてくれている太郎に日々翻弄されています。 子どもの頃から太郎が好きな泉ですが、太郎の反応は泉をからかうような態度ばかりです。しかし、そんな態度とは裏腹に、太郎は泉に対して偏執的な気持ちを抱いています。 タイトルの通り、どこか歪んだ愛情表現をするイケメンな太郎にドキドキさせられる表題作が注目の1冊です。

厘のミキさんの『ミザントロープな彼女』は、ヤンデレ男子がかっこいいラブコメディです。フランス語で"人嫌い"を意味するミザントロープの意味の通り、主人公の末代花実は他人から愛されることを負担に感じ、重い愛を苦手に思っています。 「重い愛は押し付けられるほうの気持ちを無視している」と考えている花実に好意を寄せるのが、イケメンヤンデレ男子の小千谷 藍です。人嫌いのヒロインと、粘着質なヤンデレストーカーの恋の駆け引きが楽しいストーリーで、2人がどのように結ばれるのか思わず気になってページをめくってしまいます。