胸キュンマンガのおすすめ9選。さまざまな恋物語をチェック

ヒロインである岡村ニノン（おかむら ニノン）は15歳の高校1年生です。肩に常に鳥の剥製を乗せている彼女は、クラスで変人扱いされて浮いていました。 ある日、ニノンは母親から隣家に住むクラスメイト・キラの話を聞かされます。それは、キラが病気で、あと1年ほどで死んでしまうということでした。遊び人で軽薄そうな雰囲気を持つキラが病死するという事実をニノは信じられませんでしたが、やがてキラの口から本当だと聞かされます。 そしてキラは、病気になってはじめて、自分が孤独であることに気づいたのでした。一人は嫌だというキラに、ニノはキラが死ぬまで自分がずっとそばにいると宣言しました。 365日で別れがくるとわかっている、そんな恋のお話です。1日1日の彼の姿を、ニノは鮮明に瞳に焼き付けるのでした。 2017年に映画化された話題作です。2人の恋はどのような終わりを迎えるのでしょうか。

真っ黒な長い髪と青白い肌のせいで"貞子"というあだ名がついている黒沼爽子（くろぬま さわこ）には、好きな男子がいました。クラスメイトの風早翔太（かぜはや しょうた）です。風早は、爽やかで気さくで、男女関係なく誰とでも仲良くする人気者でした。爽子は遠くから風早のことを見ているだけで、満足しています。 そんな爽子にも、肝試し大会をきっかけに2人の友人ができました。爽子は嬉しかったのですが、この友人たちが自分のせいで悪く言われてるのを知り、距離を取るようになってしまいます。友情は消滅しようとしていました。 そんな折、爽子は2人の友人の悪口を言われている現場に出くわしてしまい、激昂します。風早の仲介でその場は収まり、2人とも仲直りをする爽子。しかしこの出来事をきっかけに、風早との距離は急速に縮まっていったのです。 どこまでもまっすぐで気持ちのいい風早と、消極的だけど彼のことをいつも想っている爽子の純情な恋に、思わず胸が締め付けられます。

高1の冬に、日生ほたる（ひなせ ほたる）は、隣のクラスの花野井（はなのい）に何気なく傘を貸したのがきっかけで、花野井から告白されました。花野井のまっすぐな好意に、好きになられる理由に思いあたらないほたる。 とりあえずで、2人はお試しで付き合うことになります。しかし、好きな子のためならなんでもしてあげたいという花野井の好意は重く、ほたるは戸惑ってしまいます。 花野井はイケメンで、ほたるとしてもいやではないのですが、好意や愛が非常に重いのが困りものです。しかし、読者視点で見ると、イケメンがここまでしてくれるのは、むしろ高ポイントかも知りません。 花野井に戸惑いながらも、ほたるはきちんと花野井の良いところも見つけていきます。そんな2人が少しずつ本当の恋をしっていく、胸キュンストーリーです。

恋愛経験ゼロのホテルのカフェ店員・百々子（ももこ）は、ある夜ホテルの空中展望台でタバコを吸っている男性を見て自殺するのではないかと思い、声をかけます。男性は死ぬつもりはないといい、百々子に礼を述べます。それでも心配そうにしている百々子の唇を、いきなり奪うのでした。 突然のキスに驚きながらも、百々子はその男性に一目惚れしてしまいます。次の日、キスをした男性が同じ職場で働いていることを知り声をかけますが、突き放されてしまいます。 しかし百々子が屋上で待っていると男性はやってきてキスをしていきます。そんな関係を続けていくうちに、やがて2人は付き合い始めます。恋愛経験ゼロの百々子にとって、彼とのやりとりは何もかもが新鮮で、夢中になっていくのでした。 百々子は、今まで自分でも知らなかった、恋に生きようとする情熱的な自分に気がつきます。 本作は2021年5月から桐山漣さん主演でテレビドラマ化もされています。恋の魔力に落ちていく2人の男女は、どこまで堕ちていくのでしょうか。

親の再婚によって弟ができることを喜んでいたさくらでしたが、なんと弟は同い年の男の子・楓（かえで）でした。 しかもその楓と会った初日、告白をする現場を見られていて、とても気まずい思いをします。 色々なことが重なって動揺するさくらに、 「めしぐらいおとなしく食えないのか」と楓は注意します。ずけずけとはっきりと物を言う楓に対し、さくらはこれから家族としてやっていけるのか不安な様子です。 しかし、ぶっきらぼうですが楓は悪い人間ではなく、さくらが困っているときには手を差し伸べてくれたり、守ってくれたりします。さくらはただ、彼が不器用な人間なのだと思い、その優しさにだんだん気づき始め、好きになっていくのでした。 一つ屋根の下で暮らす、血のつながっていない姉弟のラブストーリーです。累計120万部突破し、勢いのある話題作。同じ屋根の下に好きな人がいるというシチュエーションにドキッとしてしまいます。

父を早くに亡くし、母と2人で実家の花屋"フラワーショップ花園"で働いている花園森也（はなぞの もりや）は、人相の悪さから死神顔と呼ばれていました。実は繊細な花園は自分の顔にコンプレックスを抱いています。 ある日花を納品するために大学を訪れた花園は、鈴木日和（すずき ひより）と運命的な出会いをはたします。 日和は、友人に強引にミスコンに出場させられてしまったことを後悔していて、ミスコンに出場したくないために花屋の荷台に隠れていたのでした。そんな日和を見て落ち着かせつつ、花園は優しい言葉をかけて鈴木をミスコン出場へ促します。 それ以来日和は、フラワーショップ花園を毎日訪れて花を買うようになりました。そんな2人が付き合い始めるのに、そう時間はかかりませんでした。 日和だけが知っている花園の素顔に、思わず胸がキュンとしてしまいます。優しい2人が心を通わす物語です。

末永聖（すえなが ひじり）は、片田舎の町・子星平にある子星中学校に赴任し、夢だった教師の職につくもやる気が空回りしていて、生徒にからかわれたり、教頭から注意を受けたりしていました。恋人とは遠距離恋愛中でなかなかコミュニケーションがとれない、そんな毎日に鬱屈としています。 そんな聖を目でおっているのは、彼女の生徒である黒岩晶（くろいわ あきら）でした。晶は気持ちを抑えきれず、聖に告白します。聖は当初、その言葉を受け流していましたが晶のアプローチは止まらず、やがて自分も晶への気持ちを意識していくのでした。 「生徒に本気になったら終わり」と先輩から諭されるも、2人の気持ちはどんどん膨らんでいってしまいます。それが互いを傷つける結果になってしまうとも知らず…… 14歳の純情な恋と、先生の禁断の恋。いけないとわかっていてもときめいてしまう、そんな純愛ラブストーリーです。

夢みがちな妄想男子の夏樹（なつき）、チャラい雰囲気で女好きな智也（ともや）、いつもニコニコしていますが実はドSな恵一（けいいち）、そして空気読まないマイペースオタクな剛（つよし）の4人の、恋あり笑いありの日常を描いた作品です。 夏樹はクリスマス当日に彼女にふられてしまいます。彼女は、夏樹が金持ちだと勘違いして、お金目当てで付き合っていただけでした。そのことは事前に智也と恵一から警告されていたのですが、夏樹は反発し大喧嘩になっていました。 フラれたあと、気まずいながらも3人はばったり再会します。どうやら全員フラれてしまった様子です。3人は仲直りし、クリスマスをやり直します。 そんな、女性が絡んだお騒がせエピソードを繰り返す4人の友情を描いた作品です。卒業が近づくにつれて4人の関係に変化が訪れます。最終的にどう着地するかは、ぜひマンガを読んで確かめてみてください。

複数人の女の子と常にデートの約束を取り付け、泣かせた女の子は星の数ほどいる主人公・一ノ瀬海（いちのせ かい）がどうしてもときめかない女子がいました。彼女は幼なじみの小鳥遊リコ（たかなし りこ）です。小学校の頃に彼女に殴られガキ大将の座を奪われるなど、海は彼女に対し良い思い出がありません。近頃も、異性関係に対するだらしなさを注意されたばかりでした。 そんな折、リコは学級委員に立候補します。 そしてリコは、もう1人の学級委員に海を指名しました。異性関係にはだらしがないけれど、それ以外のことはきちんとやるというのが指名した理由だそうです。 放課後、2人で作業をしていると、海は、リコが窓の外を見ていることに気づきます。その視線の先には、担任の諏訪（すわ）先生がいました。冗談半分で、海はリコに「諏訪が好きなのか？」と尋ねると、リコは顔を真っ赤にしたまま何も言わず、走り去ってしまいました。 そんなリコを見て、海も自分の顔が真っ赤になっているのに気づいたのでした。同時に、リコに対する自分の気持ちにも少しずつ気づき始めます。 初めて本気で好きになった相手は片思いの真っ最中…。2人の恋がどうなってしまうのか、注目の作品です。

恋に落ちる決定的瞬間を見ることができるのも、恋愛マンガの醍醐味といえるでしょう。シチュエーションはさまざまです。すでに好きだったことをある日突然自覚する人もいれば、もうずっと好きだった気持ちに、初めて気づく人もいます。 100人いれば100通りある恋の形に、読めば読むほど胸が止まりません。そんな甘くて熱い恋愛マンガを、ぜひ読んでみてください。