コメディーマンガを読みたい人に。今おすすめの13作品を紹介

由緒ある名門校・秀知院学園の生徒会副会長・四宮かぐや（しのみや かぐや）と、生徒会長・白銀御行（しろがね みゆき）が繰り広げる学園ラブコメです。 マルチな才能を持つ財閥令嬢のかぐやと、全国でもトップの成績を維持する努力型天才の御行はどちらもプライドが高く、恋愛関係では"告白した方が負け"と考えます。 その持論をこじらせた結果、何とか相手から告白させようと頭脳戦を繰り広げるのです。いちいち面倒くさいやり取りと、ディープすぎる天才たちの思考回路がコミカルで面白いです。 普段は権謀術数に長けた2人ですが、恥じらいやときめきなど高校生らしいしぐさもところどころに散りばめられ、微笑ましいラブストーリーとしても楽しめます。

逆ハーレム状態の主人公・穂高（ほだか）と、ヤンキーだけど実はピュアな女子高生・華子（はなこ）の青春学園ものコメディーです。ちょっぴりエッチながらも、胸キュンな展開が描かれています。 県立茂手城高校は共学ですが、元女子高なこともあり、男女比は1対359と圧倒的です。傍目には羨ましくても実際はなかなかシビアで、穂高も入学早々いじられキャラとなっています。 クラスの女子たちにゆすられていた穂高を助けてくれたのは、勝気で男勝りなヤンキー・華子でした。一見怖そうだけれど、実は正義感が強い上に乙女な華子のキュートさと、草食系男子・穂高の恋の行方が気になります。

主人公・花（はな）はブスで喪女あることを自覚しており、常にネガティブで自虐的な女子高生です。いつもクラスではボッチで、何とか目立たないよう心を砕いています。 ある日イケメンで性格もよく、クラスの人気者の上野陽介（うえの ようすけ）とひょんなことから話をしたことで、徐々に状況が変わっていくのでした。 花の必要以上に卑屈でネガティブな思考回路と、他のキャラクターの思惑には常にずれがあり、その描写が絶妙で笑いを誘います。 しかし、自分に自信が持てない読者は花に元気をもらったり、健気で真面目に生きている様を応援したくなったりするでしょう。

東京から北海道北見市に転校してきた主人公・翼（つばさ）と地元で生まれ育ったギャルの、心温まるラブコメディーです。 ヒロイン・美波（みなみ）は、茶髪に長いネイル・露出の多い服装などイマドキのJKギャルの容貌をしています。 しかし、バリバリの方言や親切で無邪気な人柄など、ローカルな女の子らしい素朴でピュアな面も持ち合わせています。道産子ギャルの魅力にハマる読者も多いはずです。 作者の伊科田海さん自身も北海道北見市の出身であり、地元愛があふれています。 B級グルメや地元イベントなどのローカル情報にも注目です。ちょっとしたトリビアとして楽しめるでしょう。

とある高校において、2人組が繰り広げる漫才のようなボケ・ツッコミマンガです。2人組の組み合わせはその都度変わり、キャラクターの個性も魅力です。 エロい発想が得意な男子学生VSそれをリアルに体現させる男子高生、お金持ちのお嬢様女子高生VS激しいツッコミが得意な女子高生、ベテラン教師VS新米教師など、それぞれが違った味を出しています。 多くが4コママンガと、10ページ程度のショートストーリーで構成されています。通勤・通学などのスキマ時間でも十分楽しめるでしょう。

"遊び人研究会"と、そのメンバーである3人の女子中学生の学園生活をゆる～く描くコメディーマンガです。アニメ化もされており、テレビで見て原作に興味を持った人も多いかもしれません。 金髪碧眼のルックスなのに英語が全く話せないオリヴィア、リア充になりたい華子（はなこ）、真面目で優等生のイメージに反し英語の成績が絶望的な香純（かすみ）、それぞれの愛らしい様子と顔芸の数々にハマること請け合いです。 あっち向いてホイやけん玉、羽子板など、日本人なら誰もが子どもの頃に楽しんだ遊びが登場します。このマンガを読むと、懐かしい気持ちになる人も多いのではないでしょうか。

ヤクザとサイキック少女という異色の組み合わせがシュールな、ハチャメチャ系のギャグマンガです。 ある日突然、ヤクザの新田（にった）の部屋に卵型の物体が落ちてきたと思ったら、中から1人の少女・ヒナが出現します。強力なパワーを持つサイキッカーのヒナは、行くところがないからと、そのまま新田の家に住み着いてしまいました。 ぶっきらぼうで天然なヒナと、ヤクザでありながら律儀でお人よしな新田との共同生活は、何が飛び出るかわからないびっくり箱のようでワクワクします。 笑い満載のストーリーの合間に感じられる、2人の親子的な絆にもグッとくるでしょう。

家事を完璧にこなす万能な猫・諭吉（ゆきち）と、生活スキルが絶望的に低い飼い主・幸来（さく）の日常を描く、癒し系コメディーです。 熊のように大きくツンデレな諭吉が、お母さんのように甲斐甲斐しくの幸来の世話を焼いています。その様はコミカルでありながら、可愛らしくて仕方ありません。 猫好きでなくとも、「こんな猫、うちにも欲しい！」と夢中になってしまう人は多いのではないでしょうか。何度も読み返しながら、笑顔をたくさんチャージしましょう。

パンダにペンギン、グリズリーにロバにカンガルーなど、かわいい動物たちに心が和むほのぼの系コメディーです。 シロクマがマスターのカフェのほか、ペンギンが不動産経営をしていたり、ナマケモノが作家としてエッセイを書いていたりと、動物たちが人間と同じように生活しています。 淡々と日常の暮らしが進んでいき、大事件が起きるわけでもありません。しかし、何とも味がある独特の世界観が癖になりそうです。