剣と魔法勇者と魔王が登場するファンタジー漫画といえば、幼少の頃から誰もが慣れ親しんだジャンルでしょう。その世界に行ってみたいと思ったことも、一度や二度ではないはずです。そんな魅力的なファンタジー漫画のおすすめをジャンルごとに紹介します。お気に入りの作品があればぜひ読んでみてください。
七つの大罪
リオネス王国は聖騎士たちによって実効支配されていました。国王は幽閉され、女性や子ども強制労働されており、聖騎士たちは横暴を働くと治安状態は最悪です。 王女エリザベスは救国のために、かつて王国最強の騎士団であった"七つの大罪"を探します。しかし七つの大罪は10年前、国家転覆を謀った罪で国外追放されていました。 エリザベスは捜索の末、騎士団長であるメリオダスに出会います。そしてメリオダスともに、七つの大罪を再び集結させる旅を始めます。 『週刊少年マガジン』で連載され、テレビアニメ化やスピンオフ作品も出ている人気作品です。騎士と王女をテーマにした王道のファンタジーをぜひ読んでみてください。
DRAGON QUEST―ダイの大冒険―
かつての魔王ハドラーは勇者アバンによって倒され、世界は平和が訪れているはずでした。デルムリン島で暮らすダイという少年は、偶然やってきたアバンに弟子入りし、勇者になるための修行を開始します。 しかしある日、復活したハドラーから大魔王バーンの存在を聞かされ、世界に再び危機が迫っていることを知るのでした。 アバンは死に、残されたダイは魔法使い見習いのポップとともに魔王軍と戦うため旅を始めます。 本作品は『週刊少年ジャンプ』で1989年から連載され、96年に完結していますが、 2020年にアニメ化されています。時代が変わっても楽しむことができる王道のファンタジーです。 日本で最も有名なゲームドラゴンクエストの世界観を踏襲し、ドラゴンクエストに登場する魔法や武器が出てくるのも本作の特徴です。
マギ
アラビアンナイトの世界観を舞台にしたファンタジー作品です。登場人物もアラジンやアリババなど、アラビアンナイトに出てくる人物の名前が使われています。 14年前、突如として世界各地にダンジョンが出現します。ダンジョンの中には金銀財宝が眠っており、また攻略者は精霊によって願いを叶えられます。 本作の主人公であるアリババは、迷宮攻略に売って一攫千金を夢見ていました。そんなアリババがもう1人の主人公であるアラジンと出会ったところからこの物語は始まりました。2人は、世界各地にあるダンジョン攻略を攻略するため、冒険に繰り出します。 アラビアンナイトの独特の世界観と、迫力ある魔法バトルが魅力的です。 子どもから大人まで楽しむことができます。
EREMENTAR GERAD
中世を思わせる世界観ですが、飛空艇が登場するなど科学が発達しており、独特な世界観が特徴です。 主人公クーは空賊団"紅山猫(レッドリンクス)"のメンバーでしたが、ある日、七煌宝樹の一つである少女レンに出会います。 レンはクーと契約を結び、エディルガーデンへ連れて行ってもらうように依頼します。さまざまな刺客から狙われつつ、2人はエディルガーデンを目指して旅をするというストーリーです。 レンをはじめとしたエディルレイドという種族は、普段は人と変わらない見た目をしていますが、戦闘時には自分の肉体をさまざまな武器へと変え、契約者の武器となります。エディルレイドと契約者のさまざまな関係性にも注目です。 クーとレンの旅路を、ぜひ見届けてみてください。
ベルセルク
戦乱の世が続く荒んだ世界。主人公は左手に義手をつけ大剣を振り回すガッツという男です。ガッツはある男を探し出し、復讐するために旅をしています。 復讐のためにガッツは敵対する"使徒"たちを次々に手にかけます。休む間もなく戦いから戦いへ、その様はまさに"狂戦士"と呼ぶにふさわしい様相です。本作ではなぜガッツがそのような生き方を選ぶことになったのかが明かされます。 この世界は人間から転生した怪物"使徒"が溢れています。使徒によって虐殺される人間たちが多く登場し、一方的になぶり者にされる様子が描かれています。ガッツは使徒を倒しますが、必ずしもそれで人に平穏が訪れるわけではありません。 血みどろの復讐を描く、王道のダークファンタジー作品です。
バスタード
絶大な力を持ち大陸に征服戦争を仕掛けた魔術師D・S(ダーク・シュナイダー)は、戦いの末に竜戦士と相打ちになって滅ぼされます。このとき、D・Sは秘術を使ってルーシェという男児の中に転生しました。しかし、彼のもくろみは外れ、覚醒する前に神官によって、復活しないように封印されてしまいます。 それから15年後、かつてのD・Sの配下だった者たちが、ルーシェのいるメタ=リカーナ王国に対して侵攻を開始します。彼らの勢力に対抗するために、メタ=リカーナの大神官・ジオの娘であるヨーコは、D・Sの封印を解き、かつての配下たちと戦うように懇願するのでした。 萩原一至さんの圧倒的な画力による魔術戦闘が魅力の本作は、残酷描写などが多いですが、なんと『週刊少年ジャンプ』に連載されていたこともありました。画力が抜群に高く、圧倒的なスケールで物語は進んで行きます。