恋愛漫画『君に届け』をご紹介！人を好きになることの素晴らしさを教えてくれる。

【ネタバレ注意】 高校3年間の友情・恋愛・進路などを通して、主人公・爽子を中心に登場人物たちが成長していく姿を描いた青春漫画です。 爽子は黒髪ロングで陰気そうな見た目から「貞子」と呼ばれ、孤立した高校生活を送っていましたが、クラスメートの風早くんの存在により「クラスに溶け込みたい」という想いが強まり懸命に行動していきます。そんな爽子の姿に周りも心を動かされ、次第に友情や愛情が芽生えていくのです。 孤立していた爽子にも屈託のない笑顔で声をかけてくれる風早くんとの、眩しいほどキラキラした恋は胸キュンが止まりません。 恋愛面だけなく、高校生たちの純粋な優しさや思いやりによって友情が深まっていく様子も、「こんなに素直に気持ちを伝え合える友達がいるのって素敵だな」と思わず微笑んでしまいます。 「アオハライド」「てをつなごうよ」など、初恋のような初々しい恋愛模様を丁寧に描いた漫画が好きな方にオススメです！

高校１年生の黒沼爽子は、長い黒髪と陰気な雰囲気から「貞子」と呼ばれ恐れられ、ひとりぼっちの学校生活を送っていた。そんな噂を気にせずに、爽子に親しく声をかける男子が一人。クラスの人気者、風早翔太だ。彼だけは爽子の底抜けの性格の良さと、内に秘めた努力家な一面を知っていた。風早との出会いをきっかけにクラスにもだんだんと打ち解けていく爽子。そして風早への自分の気持ちにも、少しずつ気づいていくのだった―――。

黒髪のストレートヘアと口下手のために、周囲に暗い印象を与えてしまう少女。しかし、本来の性格はいたって前向きである。何事にも感動してしまうような優しい心の持ち主。 当初は貞子と呼ばれ敬遠されていたが、矢野あやねや吉田千鶴と親しくなったことで周囲にも徐々に溶け込んでいく。また、入学以来憧れていた風早翔太とは、気持ちのすれ違いを繰り返しながらも、徐々に仲を深めていくことになる。 爽子はコミュニケーションに慣れていないために誤解されてしまっていることが多々。物語が進むにつれて周りの助けもあり、徐々に改善されていくことにより、爽子と周りの関係も同時進行で仲を深めていく。

爽やかな笑顔が印象的な元野球少年でクラスの人気者。完璧な容姿・性格から、女子生徒にモテモテな存在。 だが翔太が想うのは、黒沼爽子ただ1人。入学式の朝に出会って以来、ずっと好意を持ち続けている。

茶髪ミディアムヘアの大人びた雰囲気の少女でピアスをしている。成績はほどほどに優秀で、異性にモテる。 長い間、恋にも勉学にも中途半端な自分に強いコンプレックスを抱いていた。しかし黒沼爽子や吉田千鶴の友情に支えられて、ようやく自分の夢に向かって本気の一歩を踏み出す。

義理と人情に厚く、爽子以上に涙脆い感動屋の女子生徒。茶髪のショートヘアで長身。学業はかなり苦手。 口数少なく性格がわかりづらい真田龍は幼馴染である。よき理解者。

吉田千鶴の幼馴染である。野球部のキャッチャーで1年のときから4番打者。将来は、大学野球で活躍すること。目標に向けて日々練習に励んでいる。 口数は少ないが受け答えは誠実。黒沼爽子にも彼なりの気遣いをもって接している。 恋愛に関しては根気強く、幼い頃から吉田千鶴を一筋に想い続けている。

北幌高校の体育教師で野球部顧問。当初は黒沼爽子たちのクラス副担任だったが、1年の3学期から正式に担任となった。がさつな性格。しかし、生徒の長所短所をよく見ておりアドバイスもかなり的確である。 進路指導では爽子たちに自分自身を見つめ直すきっかけと、夢へ向かって歩き出す力を与えている。

ロングヘアの美少女で、緩やかにウェーブがかかった茶髪。 中学時代から想いを寄せていた風早翔太が、黒沼爽子に好意を持っていることに逸早く気づき、爽子を翔太から引き離そうと裏で行動していた。

どんなことにもめげず、健気でピュアな爽子が素敵です。ずっとひとりぼっちだったにも関わらず一切暗くなることはなく、何でも楽しむ底なしのポジティブさを持ち、メンタルも強いです。 座右の銘は「一日一善」で、学校内でのみんなの嫌がる雑用を進んでやっていたり…。「そんな良い子はいない」と思ってしまいそうですが、爽子は押しつけがましく感じないのが、不思議！ 健気な主人公の行動に、読んでて思わず応援したくなります！

椎名軽穂先生の漫画では、恋愛だけでなく、友情で感じる切なさや心が苦しくなるような思い、そして通じあえた喜びや感動も、上手に描かれています。 今まで友達のいなかった爽子にできた、友達・吉田と矢野。彼女たちの悪い噂を、ある日のトイレで聞いた爽子が必死に誤解を解こうと頑張るのです。そのシーンがかなり感動的！ ★「しってる？ 友達ってね 気付いたらもうなってんの！」 この言葉はそのシーンで生まれました。少女漫画史に残る名セリフだと思います。何度読んでも、「友達っていいな」と素直に思えます。爽子の一歩踏み出す勇気とピュアな気持ちに感動です！！

2巻より 3人仲直りできた時のセリフ ★「しってる？友達ってね気付いたらもうなってんの！」 →泣きながらうんうん頷いて読みました！ 7巻より バレンタインデーにチョコを渡せなかった時のセリフ ★「義理ではとても渡せない 本気すぎて渡せない」 →胸キュンが止まりません！ 9巻より 風早の爽子に対する気持ちの吐露。 ★「いつも一人で頑張ってなんとかしてしまう黒沼に 憧れていたのはきっと俺の方だ」 →絵の雰囲気といい、感動のシーンです。

椎名軽穂による同名少女漫画を原作とするアニメの第1シーズン。監督の鏑木ひろは前年の『全力ウサギ』で監督(シリーズディレクター)デビューしたばかりで、本作が監督業2作目となる。放送終了から半年後には、実写映画版が公開されるのにあわせて再放送が行われた。また、第2期として『君に届け 2ND SEASON』が制作され、翌2011年に放送されている。 ・君に届け 2ND SEASON 椎名軽穂による同名少女漫画を原作とするアニメの第2シーズン。監督の鏑木ひろやシリーズ構成の金春智子など、スタッフの多くは第1期から続投。ストーリーも前期から直接の続きとなっている。第1話の前に、前期のおさらいとなる総集編「episode.0」が放送された。 ・君に届け 3RD SEASON 2ND SEASONから12年の時を経て、第3シーズンの制作が決定しました。2024年8月よりNetflixで世界独占配信されます。

監督は熊澤尚人。主演は多部未華子、三浦春馬。「実写化してほしい漫画作品ランキング」では常に上位に挙がり、ファンからも以前から期待が高かった。本編には原作の名シーンや名台詞が多く盛り込まれている。 キャッチコピーは「簡単になんて伝えられない。本当に、本当に大切な気持ちだから。」「本当に大切な想いは、ゆっくりと伝えればいい。」。

いかがでしたでしょうか。学生時代に初めて、「君に届け」を読んだとき、1巻から衝撃が凄かったです。 風早くんの嫌味のない爽やかさ、爽子の直向きさ。肝だめしの罰ゲーム、席替えでの風早くんの驚きの行動など…。 大人になって少女漫画から離れてしまった方に、ぜひ読んでもらいたいです。読んだあと、心洗われること間違いなしです、この漫画に出会えてよかったと思えることを保証します。