お酒を飲む場所と言ったら、やはり居酒屋がメジャーかと思いますが、一方でバーでたしなむお酒もまた良い物です。いつもより少しリッチで落ち着いた気分になれますよね。今回はそんなバー、バーテンダーにまつわるお話を集めました!王道のバーテンダー漫画から、深い知識を得られる漫画、不思議な能力を持ったバーテンダーが飲む人の人生を左右していく漫画まで、様々です。皆さんのお気に入りの一杯が見つかりますように。
バーテンダー 1
少年・青年マンガ海外で大いに活躍し、日本に帰国した超一流バーテンダーの主人公、佐々倉溜(ささくらりゅう)。彼の作ったカクテルは「神のグラス」と呼ばれるほど絶賛されている。そんな主人公を中心に、バーを訪れる客やほかのバーテンダーなど様々な人たちとのエピソードが描かれている作品です。それぞれのエピソードは一杯のカクテルをテーマにして進んでゆき、時にはそのお酒にまつわる知識も得ることができます。溜のプロの実力が冴えわたる美技やあっと驚かされるような大技の数々は、漫画であることを忘れるほど感心するものです。素人では真似ができないような”バーテンダー”ならではのテクニックもありながら、素人でもできるお酒の楽しみの幅を広げる方法も紹介されているので、全ての方にお勧めできる作品です。
まどろみバーメイド 1巻
少年・青年マンガある日公園に現れた見慣れぬ屋台、それはバーメイド(女性バーテンダー)の雪が率いる屋台バーでした。彼女の作る風変わりなカクテルは飲んだ者に忘れられない衝撃を与えるのでした。あっと驚くようなオリジナルカクテルや、同居している女性バーテンダーたちの日常の様子、主人公へ舞い込んだ驚きの仕事依頼など、さまざまなエピソードを楽しめる作品です。気鋭イラストレーター・早川パオ先生の初コミックス。絵柄のきれいさも作品最大の魅力のうちの一つといっても過言ではないでしょう。美しいカラーイラストで描かれたバーの様子、多種多様なお酒とカクテルが、私たち読者をぐっと作品に引き込みます。
お酒は夫婦になってから 1
少年・青年マンガ主人公・水沢千里はとっても優秀なキャリアウーマン。主任職を任されるほどの有能かつ努力家で、周囲からは無口でクールな女性だと思われています。しかし実は彼女は感情を表に出すことが苦手なだけで、本当は甘えん坊のとても可愛い女性なのです。そんな彼女が唯一本音を言えるのが夫である壮良(そら)。彼はその時々に合わせて手作りのカクテルを千里に作り、それを口にした千里は仕事の時とは全く違った夫にでれでれのかわいらしい一面をのぞかせます。本作品はそんな夫婦の日常を描いたラブコメディーです。壮良の作るカクテルは毎回具体的なレシピまできちんと掲載されているので、真似をしてみれば読者である私たちも家庭でバーテンダー気分が味わえる作品になっています。
北のライオン(1)
少年・青年マンガ主人公はスコットランド人バーテンダーの”Mr.ライオン”。彼は日本人女性と結婚し、将来日本主人公はスコットランド人バーテンダーの”Mr.ライオン”。彼は日本人女性と結婚し、将来日本でバーを経営するという夢を持っていたものの、病気で妻を亡くしてしまいます。夢を諦められなかったライオンは、単身日本に渡り「Keiko’s bar」という亡き妻の名前のバーを開店します。店に来店する様々な背景を持つ客との出会い、別れ、常連客とのきずなを深めたり、亡き妻との想い出から二人の愛を再確認したり…というような大人なストーリーです。この作品はオールカラーで描かれており、店に常備されている400本ものウイスキーや店内の装飾品、料理までもが非常に丁寧で明瞭なタッチで描かれており、マンガでありながらさながら画集のような作品になっています。
カクテル 1
少年・青年マンガ田舎町のラーメン屋の孫娘、ヒカルが目指すのは世界トップクラスのバーテンダー。寂れた地元の復興のために彼女はカクテルコンペでの優勝を目指し奮闘します。彼女はカクテル作りの才能はあるものの、知識に関してはまだまだド素人。そんな彼女のために登場人物たちがお酒やバーについての知識を説明してくれるので、主人公とともにカクテルについて学ぶことができるのも、作品の魅力の一つです。カクテルを作るまでのバーテンダーの心中やその作業の様子がしっかり描かれており、臨場感溢れる作品になっています。様々な人との出会いを通して一人前のバーテンダーに近づいていくヒカルの姿から目が離せません!
BAR来夢来人 1
少年・青年マンガ都会の佇むBAR「来夢来人」。バーテンダーの沙羅には、カクテルで人の願いをかなえる不思議な力がありました。その内容は、時間を戻したり、人形に命を吹き込んだりと実に様々。ただし、願いを叶えたからと言って幸せになれるか、そうでないかはその人次第。必ずしもハッピーエンドであるとは限らないのです。あなたは、もし今一番の願い事が叶うとしたら、特殊能力にすがってでもかなえたいと思いますか?それで本当に幸せになれるでしょうか?そんなことを考えさせられる作品になっています。沙羅の作るカクテルは詳細のレシピまで掲載されているので、気になるものがあれば真似して作ってみるのもおすすめです。もしかしたら願いが叶うかもしれませんね。
ラストオーダー(1)
少年・青年マンガBARバッカスの新米バーテンダー・大西洋(おおにしひろし)。彼の店を訪れるお客様はみんな、何かしら心に傷を抱えています。代議士落選、離婚危機、借金問題、リストラ、時には遺書を懐に隠したお客様まで…どんな状況であろうとお客様に気分よく帰っていただくのがバーテンダーの仕事。時にはお客様の体調や心境に合わせてレシピを柔軟に変えることも必要なのです。マスターの厳しい指導を受けながら洋はその才能と技で、お客様に最高のおもてなしを提供してゆきます。巻頭にはカラーの写真で色鮮やかなカクテルの数々とそのレシピが掲載されていて、読んでいるだけで今夜はバーに足を運びたくなってしまう作品ですね。
BARレモン・ハート : 1
少年・青年マンガ都内某所にある一軒の隠れ家的バー「レモン・ハート」。そこを舞台に、マスターがお客様のリクエストに応えつつ、お酒にまつわるうんちくを語るという物語。紹介されているお酒はウイスキーやブランデーなど一般的な洋酒のみにとどまらず、日本酒やワインなど多数にわたっています。それぞれの紹介もごく自然に行われており、読んでいるうちに自然に知識が身につく作品です。デフォルメされたかわいらしいイラストで、かつ毎回1話完結のストーリーなので気楽に読むことができますよ。30年以上にわたって長く愛されている作品であり、2015年にはドラマ化もされています。また、この「BARレモン・ハート」は実在しており、作者の古谷先生自身が経営をされているので、要チェックですね!
カクテル25時1
少年・青年マンガとある路地裏にオープンしたばかりのバー「カクテル25時」。そこを訪れる客は皆、がっしりとした体格と口ひげが特徴のマスターに、知らず知らずのうちに心の内を吐露してしまうのです。マスターのオリジナルカクテル「25時」は1日と1時間、つまり25時間だけ飲んだ人の性格を変えてしまうという不思議な力があるといいます。その効果に半信半疑ながらも、「25時」を口にした客は自らの運命を変えてゆく…という構成で物語が進んでゆきます。カクテルを提供するだけでなく、手品を披露したり、時にはライフルをもって客を助に行ったりする、常識を逸していて正体は謎に包まれたマスター。私達の街にもこんなお店がひっそりと存在するかもしれないと、ワクワクしてしまう作品です。
おやすみカラスまた来てね。 1
少年・青年マンガ主人公の十川善十(とがわぜんじゅう)。バーテンダーとして働いていた彼は、体を壊したことをきっかけに、現在24歳にしてヒモ生活を1年間ほど満喫していました。しかし、ある日突然恋人に愛想尽かされ、捨てられてしまうのです。こうして社会復帰せざるを得なくなった善十は、偶然立ち寄ったバーで、マスターから提供されたとびきり美味しいスコッチに感銘を受けます。思わず「ここで働かせてください」と言ってしまう善十でしたが、実はそのマスターはすでに亡くなっている幽霊だったのです!そんな出会いからこの店のマスターになることになった主人公。本作は、そんなバーテンダーと訳ありな女性たち4人のオトナな恋愛模様を描いたラブコメディーです。