犬が活躍する漫画10選！ やっぱり犬が好き！

見た目は完全に柴犬だけど、一応しっかりと人間なしばたさんは、脱サラしてパン屋を開業するも、妻に逃げられ、息子にはなじられ……。それでも日々明るく元気に奮闘していくしばたさんを描いた、ほのぼのギャグ漫画です。 幼いころからの夢だったパン屋を開業したしばたさんですが、見た目はどうみても犬という、シュールな設定で始まります。特に息子のツッコミは4歳とは思えないほど的確で鋭く、見た目とのギャップもあいまってくすりとさせてくれます。 基本的にはうっかりものでボケ担当のお父さんと、しっかりものでツッコミ担当の息子の掛け合いを楽しむ漫画で、肩の力を抜いて、ほのぼのと読むことのできる漫画です。

泣ける犬漫画の筆頭と言えば、この作品が思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。西田敏行さん主演で実写映画化もされている人気作です。 朽ち果てた車の中で、男性と一頭の犬の遺体が寄り添うようにして発見されました。死体の鑑定の結果、男性は死後１年。しかし犬は死後３ヶ月。なぜこんなにも時間差が出たのでしょうか。なぜ、男性と犬は車の中で死んでいたのでしょうか。 職を失い、妻から別れを切り出されたおとうさんが、愛犬とともに旅に出る様子と、その後日譚を描いています。どんな状況でも人を憎まず優しいおとうさんと、愛犬の愛情を感じる作品です。 人に優しくしよう、もっと愛犬と遊んであげよう。そんな優しい気持ちになれる名作です。

飼い主さんが早く犬になりますように、とお願いするくらいに飼い主のことが大好きな犬のムーコと、山奥でガラス工房を営む小松がおりなす、ほのぼのとしたギャグ漫画です。 表情豊かなムーコを中心に、飼い主である小松やその友人たちとの愉快な日常を描いています。 犬の可愛らしさ、マイペースっぷりを堪能しながら、難しいことは考えずに読むことができる漫画なので、犬が好きな方や実際に犬を飼っている方は特に楽しむことができるのではないでしょうか。 デフォルメされた可愛らしいキャラクターが描かれているので、小さな子どもでも読めるかもしれません。老若男女問わずおすすめできる、ほんわかした作品です。

セラピードッグをご存知でしょうか？ その名の通り、治療が必要な患者さんを精神的に癒すために寄り添う存在です。『犬がとなりにいるだけで』は、そんなセラピードッグを題材にした物語となっています。 老人ホームに逃げ込んできた、一匹の犬。ボタモチと名付けられたその犬は、施設の職員であるコオロギさんに育てられることになります。非常に憶病な犬だったボタモチですが、コオロギさんにセラピードッグとして育てられていくうちに、様々な奇跡を起こしていくことになるのです。 老人ホームというありふれた場所で起こる日常を切り取ったような作品ですが、そこに犬がいることで起こる様々な出来事を優しいタッチで描写しています。 温かい気持ちになれて、最後に涙が止まらなくなる、そんな名作犬漫画です。

著者である新めぐみ先生と、実家で飼っている犬のイズモとエドとの日常を描いた、エッセイ風味の漫画です。 自然豊かな地で暮らしている筆者の家族たちと、2匹の犬とが織り成すほのぼのとした日常には癒されること間違いなし。 また、イズモとエドはそれぞれ犬種が違うので、違う種類の犬を飼うとこうなのか、という部分を描写しています。その描写も必見です。 犬の行動や表情といった描写が非常に丁寧なので、実際に犬を飼っている方なら「あるある！」と頷きながら楽しむことができるでしょう。 たまにはゆっくりと、自然豊かな地でペットとともに過ごしてみたいと思える、そんな癒される漫画です。

いい加減な性格で、体育は得意だけれど勉強はからっきしと言うおバカで元気な小学生のすずと、捨て犬としてすずの叔母に拾われて以来7年近い間彼女と共に生きてきたメスのグレートピレニーズのベルが織り成す日常を描いたギャグ4コマ漫画です。 犬離れした動きを見せ、更には人間であるすずとの意思疎通も可能というスーパードッグであるベルと、やんちゃでおバカなすずが漫画中をこれでもかと暴れまくります。 それだけでも面白いギャグ漫画として成立しているのですが、その他の登場人物たちも非常に癖の強いキャラクターばかり。 ゆるい日常ものの皮を被りながらドタバタコメディを繰り広げる、くすりと笑えるシュールな漫画を探している方には是非おすすめしたい作品です。

イケメンではあるものの非常に冷たい雰囲気のある怖い印象の吉高くん。そんな吉高くんが犬の前ではメロメロになっている姿を見て、犬童美希は恋に落ちてしまいます。 しかし、告白をしたもののフラれてしまった美希。彼女はヤケ酒をして眠りに落ちるのですが、気が付いたらなんと自分が犬の姿になっていて、しかもそんな美希を拾ってくれたのは吉高くんで……？ かなり非現実的で奇抜な設定ではありますが、美希が犬に変身した後の表情がひたすらに可愛らしく、正直それだけでも読む価値があると断言できる漫画です。 また恋愛要素が強い作品ですが、ヒロインが犬になってしまっていますから、ギャグ漫画的に読むことができます。少女漫画は苦手、という方も一度読んでみてください。

スキーの事故で失明してしまった香織はある日、恋人に当たり散らしてしまった結果、別れを告げられてしまいます。失意の底にある香織に、親友の希は盲導犬を薦めます。 紆余曲折ありながらも、盲導犬・ハッピーと出会った香織が生きる希望を取り戻し、様々な人との交流の中で成長していく物語です。 結婚や出産といった困難を、香織は盲導犬のハッピーとともに乗り越えて成長していく姿を描いていて、その様子はまさに感動必至。 少女漫画らしく、登場人物たちの心情の機微が丁寧に描写されているので、読むうちに心を揺さぶられるような感覚に陥ります。 視力障碍者の主人公と聞くと、暗い物語を想像してしまうかもしれませんが、爽やかな読後感を味わえる、泣ける漫画となっています。

飼い主の若月郁子のことが大好きで、その彼氏の秋吉純一にライバル心を燃やす雑種のオス犬・マメタロウ。 この作品は、そんな飼い犬・マメタロウの視点から紡がれる、郁子と純一の恋愛模様を描いています。 純一は郁子を巡るライバルではあるものの、やっぱり郁子の悩みを解決するためにきっかけを作ってあげるマメタロウの飼い主への愛はひたすらにいじらしく、非常に可愛らしいキャラクターとなっています。 人間生活を犬の視点から切り取るという面白い試みの恋愛漫画で、読み切りで掲載したところ反響が大きかったために連載がスタートしたという経緯があったそうです。 飼い主と飼い犬の絆に心温まる素敵な恋愛漫画です、ぜひ読んでみてください。